よく自分がここで使う名フレーズ(自分で言ってもしょうがない)
「骨法の堀辺正史、国際ジャーナリストの落合信彦、元傭兵の柘植久慶が活躍していたあのとき、世界は今よりチョッピリ面白かったのではないか」
と。うち一人は故人だ。
五島勉も同じジャンルと言えば同じジャンルなのだけど(笑)、世代的にはこれより少し前だよね。
だが、うちの地元界隈では「図書館」に彼の大予言シリーズが置かれ(笑)、そのせいで余波は何年か、あるいは10年単位で続いたのだ。
- 作者:五島 勉
- メディア: 新書
- 作者:水木 しげる
- 発売日: 2016/04/01
- メディア: コミック
そして、その影響は、あまりに大きかった。大きいがゆえに、笑って済ませられない部分もあった…というのが個人の感想です。
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実際に読書体験として、マジに怖かった。マジに小学校などで話題になった。これは事実。
そして、前にも書いたが、日本で90年代初頭に、あまりにストイックで武道的な人生を送っていた格闘家がいて、そのひとは第二回UFCに出場するまでの活躍をしたのだが、その人生を支えてきたのが、1999年に人類は滅亡する、という予言であり…
それを過ぎたときにその格闘家は、自分の挑戦を支援した作家に対してねじこんで、むりやり意味不明な謝罪広告を雑誌に出させる、という奇行にまで至ったりした、のだった。
m-dojo.hatenadiary.com
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大槻 (略)。あのね、格闘裏ビデオっていうのがけつこうあって。
岡田 はいはい、夢枕獏がよく京王プラザで上映会やってるやつですね(笑)。
大槻 獏さんも最近ね、ある空手家がいて、日本で初めてホイス・グレーシーと戦って、あまり何もできなくて、まけちやって、その後格闘界の表舞台から消えちゃった人なんですが、その人がちょっとテンパっちゃったのか--------これ、後にノストラダムスにつながっていくんで。
山本 なんで?
大槻 テンパっちやったらしくて。で、夢枕獏さんにすごい抗議して。
岡田 あー、ありましたね、なんかそういう事件。
大槻 で、こないだ夢枕さんが「格闘技通信」にお詫び文出したんですよ。それがへンな文章で、文法的にもどうも---どうもその空手家が「こうかけ」って言ったとおりに獏さんが書いたのかもしれない、わけわかんない文章なんだけれども。で、もう何年もたった事なんですよ。なぜ今ごろになってそんな事を言い出したのか?・なんで今ごろそんな話をしたのか?
怒ったのかっていうのに、そこにノストラダムスがかかわって…
まあ、その前に「トンデモ本」がブームになったりして、世間的にはだいぶ中和されたけれどもね
- 作者:山本 弘
- メディア: 単行本
数年前…予言の年から20年目の2019年だったかな、ある番組や雑誌に出演して「読者には申し訳なかった」と謝罪を行ったりした。
その時に、氏の一連の著作活動は「文化」として完結した。・・・・・・・そして、「ああいう著作」を、ものした人物としては、ある種誰も到達できない高みに達した、と言えないだろうか
安生洋二や秋山成勲は自らの言動により、東京ドームやさいたまスーパーアリーナすべてを敵に回すような大ブーイングのなか入場し、そして敗れて相手に大歓声を与えたが、ともに「冥利に尽きる」と言っていい体験だったように。
それ以上、何もいうことはないだろう。本当に安らかなれ。
そしてちびまる子ちゃんの「まる子、ノストラダムスの予言を気にする」が残った。
こういうとき、講談社や集英社が発展させた「一話だけ有料(ポイント)でオンライン公開」の制度があればいいと思うのだけど
「ちびまる子ちゃん」8巻、ノストラダムスの予言を気にするの巻。予言を信じて1999年まで遊んで暮らすと言ってドラえもんを読むまるちゃんと、何も起こらなかったらただのバカな大人として残りの人生を過ごすのよと教えてくれたおねえちゃん。 pic.twitter.com/G53ZbFnPPs
— bambi (@bambi_012) August 27, 2018
はまじはそのまま予言を信じて、どうせ1999年には死ぬんだからとテスト勉強しなかったのです。 pic.twitter.com/6HKUYvviwE
— bambi (@bambi_012) 2018年8月28日
- 作者:さくら ももこ
- 発売日: 1991/10/15
- メディア: コミック
なんだデジタル絵本って。
Amazonプライムではみられるんだね
金閣寺が焼けても、その結果三島由紀夫の「金閣寺」という文学が生まれたーーーというのは暴言に過ぎる極論だが、この「まる子ノストラダムスの予言を気にする」は、そういうものだと思うよ、いやマジ