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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

高校の図書委員、男女2人が「日常の謎」を解く…『読書嫌いのための図書案内』

 読書家の登場人物が出てきたり、本にまつわる施設(書店・図書館・学校図書室など)が舞台となったりするような小説、たいていの読書好きの好みのどストライクだろう。本書は図書委員の高校生男子が主人公、同じクラスのもうひとりの委員は本の虫である女子、まさに舞台は整った状態。主人公が本が苦手、というのも何ら興を削ぐものではない。

 荒坂浩二は2年6組の図書委員。「部活動、または委員会活動のどちらかに参加しなければいけない」という校則にしたがって、消去法で図書委員を選んだ。…(略)…荒坂は、このとき初めて藤生と言葉を交わす(友だちのいない藤生は誰かと話をすること自体慣れていない様子だったが)。

(略)
 本書は本をめぐる物語であると同時に、青春ミステリーでもある。もうすぐ自分の国へ帰ってしまう留学生・アリシアへの八重樫の思いは正しく伝わったのか。緑川部長とどちらが美術展に出品されるかの候補に残った美術部員時代の荒坂の絵はどこへ行ったのか。樋崎先生が18年間にわたって隠し続けてきたものは何だったのか。荒坂がいわゆる日常の謎を解く探偵なら、藤生はさしずめ"読書探偵"と…(略)

「この世にある物語はすべて予言の書になり得るからです」とは、「荒坂くんはどうして人は本を読むんだと思いますか?」と藤生自身が発した問いへの答えだ…


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読書が嫌いな高校二年生の荒坂浩二は、ひょんなことから廃刊久しい図書新聞の再刊を任される。本好き女子の藤生蛍とともに紙面に載せる読書感想文の執筆を依頼し始めた浩二だったが、同級生の八重樫、美術部の緑川先輩、生物の樋崎先生から、執筆と引き換えに不可解な条件を提示されてしまう。その理由を探る浩二と蛍はやがて、三人の秘めた想いや昔学校で起きた自殺事件に直面し……本をめぐる高校生たちの青春と秘密の物語


本にまつわるあれこれを物語として語るのも、高校を舞台に、バディが「日常の謎」を解くのも、あっちで見たりこっちで読んだりですが、それをひとまとめにしたら、どうなるだろうね。

舞台設定としては面白いんだよ。そこからどう料理するのか。
実はまもなく、読むアテはあるのです。

まあ読んでから語ればいいのだけど、書評の記事があったので、本の紹介というよりはその記事の紹介。