ただの一発ネタ話。この前、必要があって重野なおき「信長の忍び」前半のコミックを再読していましたら、7巻(2013年初版)の巻末一言マンガで以下のような記述が。
ダヨネー。
2013年に、「明智光秀で大河ドラマを」なんつったらこんな反応ですヨ。まあ、それでも「見たい」といった作者の慧眼といえるかもしれません。
この作品の光秀は「マジメ」「中世的権威を重んじる」という、司馬遼太郎「国盗り物語」的な造形を踏襲している。その上で、「比叡山攻めでは先鋒を務め、積極的な役割を果たした」という史実も、ちゃんと踏まえてひねっていますな。
ところで、この件で最近重要な情報を発見
明智光秀の再評価は18世紀後半に浄瑠璃をとおして現れたとのこと(村上紀夫氏「流転する明智光秀の首塚」https://t.co/c0bOzXeeeL)。浄瑠璃では将軍に対して謀叛を企てる信長に謀叛を起こす光秀という設定。現代でも話題になっているようなストーリーはすでに江戸時代にあったことになるようです。
— 河内将芳 (@dhigasiyama) February 16, 2020
参考
togetter.com
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雑誌連載の原作では、「荒木村重謀反」のところまで来ていて、これもまた明智光秀がキーパーソンである。
単行本は16巻まで来た。4コマ大河の大長期連載である。
- 作者:重野なおき
- 発売日: 2019/09/27
- メディア: コミック