今後の大規模イベントと、その中止については、どれにしてもメリットとデメリットの差し引き計算であろうとは思う。
ただ、純粋に、感染予防、ウイルス拡散予防でいうなら「どんなイベントでも会合でも、中止すればするほど、よりいい」というものであるのも間違いないようだ。
なら、単純な話で、イベントに関しては中止すればするほどいい。あるいは無観客の大会にすればするほどいい。そういう加算方式で考えることもできる。
そし
たら。
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イベントや集会 原則中止や延期 時差出勤を実施 大阪府
2020年2月19日 11時18分新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため大阪府は当面の間、府が主催するイベントや集会を原則、中止や延期とするほか、職員の時差出勤を実施することを決めました。
新型コロナウイルスの感染が各地で広がる中、大阪府は18日、対策本部会議を開き、当面の対応を決めました。
この中では、感染拡大を防ぐための対策として、来月15日に大阪 吹田市の万博記念公園で開催予定だった、昭和45年の大阪万博から50年を記念する式典など、来月下旬にかけて、大阪府が主催するイベントや集会を原則、中止や延期……今後1か月間、職員の出勤時間を、午前9時から10時までとする時差出勤を実施…、府内の市町村や経済団体に、こうした府の方針を伝えるとともに、同じような対策を講じるよう要請…。
吉村知事は「急激な感染拡大をいかに防ぐかが重要だ。大阪は、まだ陽性は一例だが、いつ爆発的に増えるかわからないし、それを想像した対策が必要だ。できるだけ多くの人が交わることは抑制していく」と述べました。
これを受けて大阪市も、不特定多数の人が参加するイベントや集会を原則、中止や延期とし、職員の時差出勤を実施することを決めました。
ぐう
正論。
時差出勤とか、そのへんも大したものだという話ではあるが、やはり…何でも、別の記事だと、計約250のイベントを中止するのだという。
これは県が、営利団体でないがゆえにできることでもあるが…興行で木戸銭によってメシを食う人達にとっては、1回イベントを中止したらそれだけで台所が焦げ付く、ということだって全然あるのだろうから。
とはいえ、それでも…というかだからこそ、大阪府や大阪市はあっぱれ、という話になってしまう。
なってしまう、というのは、正直、「維新軍」のトップたちにうさんくささを感じるからなんだけどな(笑)。また新日に出戻りするぞ、いや違う。
でも、これはどうも橋下徹の”成功体験”・・・・・・・・・・強引に一斉休校を行ったことで大阪での新型インフルエンザを抑えたと専門家からも評価された、という話があって、過剰であってもどんどんそういうのをやるべきだ、という話が伝わっていると思しい。
しかし、実際のところ、イベント中止を「どの程度まで」やれば感染対策として効果があるのか、という話は、だれもわからない。分からない以上、逆に50よりは51がすごく、95は96に及ばない……と数学的にとらえるしかない。
だから、今のところ、日本の自治体でもっとも新型肺炎防止で優れたことを行っているのは大阪の維新コンビ、そういう結論でいいです…かね?
そして「感染防止には、人が集まるイベントの中止が効果的なのに、なぜ中止しないのか」という『正論』が、すべてのイベント主催者に投げかけられる…かもしれない。