【ルーカスフィルム・ストーリー・グループ】
— スター・ウォーズ 紹介bot (@SWbot327) January 12, 2020
2013年に設立された正史(カノン)についての決定権を持つグループ
映画、アニメ、小説、ゲーム等の正史の作品間で矛盾が生じないようにアドバイスをしている
2017年現在、構成メンバーは11人 pic.twitter.com/3onxmPfY7T
ちょっと、以前からこういう話は興味があるけど、何が興味の根幹かと言うと…ぶっちゃけスターウォーズって、おはなし、絵空事なんですよ。
だから、そこのお話に「正史」も何も突き詰めていけばないわけだし、矛盾があったって矛盾を放置してもいい。設定にないことは「考えてない」で済ませることもできる。
だけど、それでもその「絵空事のおはなし」に整合性を持たせたい、書かれていない場所や時間も含めて、緻密ですきのない設定にしたい……というなぞの欲望を、物語を愛する人の一部は持っている。
それはスターウォーズに先立つシャーロキアンならよくわかるはずだ。
しかし、すあーウォーズ=SWもシャーロック・ホームズ=SHも分かっているだろうけど、その精密に作り上げた設定は、創作者、産みの親たるコナン・ドイルやジョージ・ルーカスから王権を簒奪する行為でもある。あいつら、絶対そこまで緻密に考えてないんだもん。
さらにいえば、SWの「11人委員会」はちゃんと決定権を持っているそうだけど、しょせんディズニーの枠でしか動けんやろ?
しかし、そもそも「おはなしで絵空事」である以上、在野の「これが俺の考えたスターウォーズの隠された正史じゃい!設定じゃい!どや???」となって、もしそれがクオリティ的に見事だったら、11人委員会の「正史」なんて、何の正統性もない。著作権だのなんだのといった世俗の法で反撃する野暮しかできねぇだろ。
つまり、「物語はだれのもの」かという話で、やっぱり究極的には「万人の万人に対する闘争」よろしく「万の物語の、万の物語に対する闘争」…自由競争なのだ。著作権が、作者の意志がというなら、世俗の法でその権利が失効する作者の死後70年後に物語を簒奪できるし、そもそも「アイデア、世界観、設定、キャラクターには著作権がない(絵になっているときは別、とか固有名詞に商標権があるか、とかは別)」のである。スターウォーズでも銀英伝でも艦これでも、その方に従って、だれでも勝手に物語は作れるはずなんだ、本来なら。
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あとはその物語が受け入れられるか、って話でね。なんでも最近、ある種の作品では、一部ファンが勝手にいろいろな設定(キャラの性格)などを創造したところ、それが面白いってんで公式が採用し、それでその設定が嫌いだった別のファンが怒る…なんてこともあるようで。
そんな、「物語は、結局誰のものなのか」と言う話を、「スターウォーズの『正史』の決定権を持つ11人」の話は可視化してくれた。