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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

「激レアさんを連れてきた」板垣恵介回が面白かった人は、彼の自伝を読んでみるといい(「格闘士烈伝」)

togetter.com


おもしろかったかと聞かれれば、間違いなく面白かったんだけども、尺の問題があって「え、そこカットしちゃうのっっッツ?」と思うような端折り方が残念だった。

自衛隊に入った経緯」
自衛隊でボクシングの才能が開花」の部分だけでも、もっと語られるべき話があるんだよ。 バイトで腕立て伏せを休み時間にしていたら…とか、最初にボクシング出場した時はKO負けして才能が無いと思ってた。だけど…とか。


で、そういうのを補うものとして

板垣恵介の格闘士烈伝(グラップラー)

板垣恵介の格闘士烈伝(グラップラー)

を、ぜひ今回の「激レアさんを連れてきた」が面白かったひとにはお勧めしたい。タイトルでは自伝と書いたが、正確には半分自伝、半分は「俺が見てきた格闘家に関する話」だ。

実はこの本が出た時は、この本に辛辣な前田日明評、高田延彦評が掲載されたとして、大層にセンセーショナルに引用され、論じられたのだ、例えばカト・クン・リー鷹掲示でな(笑)…懐かしい名称だろ、君達??

いまや、この当時のログなど見つけようがない…のだけど、ほんの僅かローカル保存してあったッツ。

https://m-dojo.hatenadiary.com/entry/20140717/p1 で既に紹介したことあるけど、再度…


この「前田vs木村浩一郎のエキシビジョンはただごとではない」という話、実はあの人が語っていた。
いやッ、語っていたッツ。

つまりこの人だッツ。この本だッツ。

板垣恵介の格闘士烈伝(グラップラー)

板垣恵介の格闘士烈伝(グラップラー)

人として生まれ、男として生まれたからには、誰だって一度は地上最強を志す! コミック「グラップラー刃牙」「餓狼伝」の作者が語る、熱い格闘魂。


んーーとね…内容を詳しく覚えてはいるんだが、手元にないんだ。
だから「ネットでだれか、該当部分を引用してないかなー」と検索してみたら、凄い名前の人が、すごい場所で引用してたよ…なにもかも、懐かしいな。

カトー・クン・リー・鷹
 04:「板垣恵介の格闘士列伝」より抜粋。

『興行として長い歴史を持つプロレスは、勝ち負けのみを目的としていない。凄味を見せることもその大きな目的になっている。勝つことだけを考えるなら、相手の技など受けなかればいいのだ。相手の能力など何ら引き出す必要はないのだ。その凄味を見せつけたところに、プロレスの魅力があり、崇高さがあると俺は思っている。だから当然いただけないプロレスラーがいる。とくに格闘技路線を名乗り、従来の興行としてのプロレスを否定しながら、その実、古式豊かなプロレスを行っている人間だ。俺にとってUWFは擬似格闘技だった。』

『前田はこんな主旨のことを言っていた。「俺はみんなを食わせていかなきゃいけない。そのためにはひと月に一度の興行がいる。そういうスケジュールで選手が壊れないようなルールを採らなきゃやっていけないじゃないか。」言っていることはまったく正しいよ。でも仮にも、最強を名乗る格闘技を確立しようとして団体を旗揚げした人間が、このような言葉を口にする事に俺は疑問を感じる。格闘技を名乗るなら、最強を名乗るなら、勝利を得ることを第一に考えてくれよ。はじめに興行ありき、じゃなくて勝負ありき、にしてくれよ。』

『前田の格闘家としての実力は92年3月に正道会館が主催した「第一回格闘技オリンピック」のときに、木村浩一郎とやったエキシビジョン、あれが全てと、俺は思っている。アレが前田日明のモノホンの力。正式な試合じゃなかったけど、お客さんの前で本当に勝とうとしているのは、アレしか知らないね。格闘王に関してはね。あのとき、前田は鬼の首を取ったように、「木村は緊張してガチガチになって、何もできなかった」なんて高揚していたらしいけど、お前、まだ相手は学生だろって。』 100/01/03 17:45:14

UWFが出た時「すべて勝ちに行く。技を受けない。モロに蹴りが顔面に入る」と聞きこれは凄いぞってなったよ俺も。で生観戦すると打撃を顔面に受ける前に首に異常に力が入ってる。来る事が分かって受けに入ってる。蹴りも掌底も返しがない。ダウンする時にに受け身を取っているのを見てもうお口アングリだ。
すぐに模擬だと気が付いた。俺だってボクシングや少林寺拳法をやってたから打撃は気が付く。レスリングをやってる友人は組技ですぐ気が付いたとの事。要するにそう言うものだった。
じゃあ彼らが蹴りが顔面に来るのが分かっていて避けない行動は素晴らしいプロレスラー魂かと言えばそれは違う。
彼らは競技っぽい事をして凄味を伝えようとしたから断じて違う。
言うなれば模擬格闘技は模擬プロレスでもあった訳でまったく俺の感動したプロレスとは違う。


まあ、なんといっても、衝撃的なフレーズは、高田延彦評だった。

高田延彦、格好悪いんだよ、あなたは。つつがなく人生を送った普通人以下!

漫画でも、これだけ強烈なフレーズは出てこないぞ……

あと、この本だったか、そのあとに出た

板垣恵介の激闘達人烈伝

板垣恵介の激闘達人烈伝

だったか忘れちゃったけど、板垣先生はその後武術雑誌のライターをやって、某流派で体験取材的なことをして…
1)若手の弟子にはそれなりに通用しちゃったんで、師範クラスのひとが本気を出して、それで本当にぼっこぼこにされた、という
2)それで顔を腫らした状態で、別の道場(合気道だったかな?)にいくと、その好々爺的な老師範が、「おっ、板垣さん、どこかでやったな?」「どういう顛末だい?」と武勇伝のように聞いてきたので、恥ずかしさ半分誇り半分で、経緯を語る。老師範はおだやかにそれを聞く。
3)それでは、と板垣氏がその道場を出ると、道場の弟子がおっかけてくる。新弟子が「師範からの伝言です…こういうことを、私が言うのは、非常に恐縮なのですが…」と口ごもりつつ、伝言を述べる
4)その伝言は「命が惜しかったら、二度とそんなことはするな。君はその時、死んでもまったくおかしくなかったのだぞ」…と。

あとで、原文探してみますね。


ま、そういうことで、上記の本を探すべし、読むべし。

その他、あまりに面白い板垣恵介伝説

natalie.mu
m-dojo.hatenadiary.com

GONG(ゴング)格闘技2008年10月号

GONG(ゴング)格闘技2008年10月号

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ん?今読み返してみると、要は松原先生、「1Rは俺が勝っていた。板垣は無理に延長ラウンドを要請してきたんで、それはノーカンだ」と言外に匂わせてるなァ(笑)