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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

御厨貴「立憲民主の枝野代表は『野党第一党』に満足してるのでは」「安倍が麻生をかばうのは自民の中では効いてる」

御厨貴松原隆一郎の対談が週刊朝日8月2日号に掲載された。
週刊朝日も、最近は滅多に読まなくなったんだけれども、 たまたま読んで、面白かったのでコピーしておいた。参院選直後の話だったから、話が古くなっている…かと思いきや、日本の政治はあれ以降夏休み状態であまり動きがないので、今読んでもそれなりに面白い。
以下、紹介。 

松原 ポスト安倍首相候補は?今岸田文雄政調会長菅義偉官房長官石破茂さんの名前があがっています。

御厨 岸田さんはどうだろう。言うことが優等生でいい人だけど、リーダーの器としては疑問。 だから次の総理は岸田さんにやらせて、案の定うまくいかなければ「安倍さんを待ってました」となると考えているかもしれません。
松原 自分より年上で七十歳の菅さんの方が、阿部さんがもう一度首相の座に返り咲きやすい気はしますけどね。
御厨 石破さんも総裁候補だと言われ続けていますが立ち枯れしないでよく来たものだ。

松原 石川さんもあれだけ冷や飯食わされて養殖から外されたら周りから人がどんどんいなくなっちゃいます。
御厨 言えば言うほど唇寒しになっちゃう。 石破さんは器量はあるんだけれどもったいない。

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(略)

御厨  その横で一番役に立っているのが麻生太郎さん。麻生さんはヒール役に徹しているから。何を言おうと何があろうと絶対にクビにならないだから湿原は全部彼が言うことになっているんじゃないですか。最近は新聞も大きく取り上げないんだよ…安倍さんが守ろうと思ったら守れるということを皆に示したんですよそうすることによって自民党員はやっぱり安倍晋三さんでなけりゃと思うわけだとにかく盟友は守るというのは「自民党の中では」効くんですよ。

松原 立憲民主党の枝野さんの国会論戦を聞いても、主張したいことが特にあるわけでもない。ただ野党第一党の座には、こだわっているように見えます。枝野さんが一番、排除の論理が働いている。国民民主党をいかに叩くか、そういう時だけギーギー言う内ゲバ体質のように見えます。彼が一番恐れているのは立憲が野党第一党の座を滑り落ちること。国会のしきたりから言うと一応よ党の総裁と野党第一党の代表というのは対等に扱われるから、気分が悪くないはずです。
松原 与党になろうと思わず野党第一党が居心地がいいんですね。
御厨 阿部さんがしょっちゅう海外へ行って、国賓としてプロトコルで優遇されてるでしょう。そういう対応が好きだというのと似たようなもんだね。野党第一党のポジションというのは枝野さんにとっては絶対譲れない。

松原 立憲民主党の国会通信簿はE判定ですね。

(略)
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松原 共産党は?
御厨 わが国会通信簿では共産党という党名ではだめだ、党名を変えようと長年言っている。私は本当の意味の開かれた生徒にすべきだということを言って、共産党志位和夫委員長から「それだけは絶対にやらない」と言われた。

松原 ははは。

御厨 当院が年を取ってきているし、若い人がほとんど入らない。青年部と名乗って出てきたら40代だったり。赤旗を配っているのがもう70代のおじさんだったりするわけです。


立憲民主党・枝野代表の第一の目標は野党第一党の座を守ることにあるという指摘は、御厨貴は鼎談本「平成の政治」という書でも長く語っていた。
というか、むしろこっちの本のほうが面白かったな(ボリュームあるから当然か)
あとで紹介したい

平成の政治

平成の政治