【告知】ゆうきまさみ氏(漫画家)、宮下英樹氏(漫画家)、黒田基樹氏(駿河台大学教授)、諏訪間順氏(小田原城天守閣館長)の出演者が漫画家と歴史家それぞれの視点から小田原北条氏と小田原を語っていただきます。
— センゴク (@sengoku_YM) August 25, 2019
9月1日(日)小田原市民会館大ホール
費用1,000円https://t.co/0eDSwA4xC8
【センゴク権兵衛原画展ー「センゴク権兵衛」に描かれた小田原ー】
— センゴク (@sengoku_YM) August 10, 2019
漫画好き必見!戦国No.1歴史コミック「センゴク権兵衛」の原画展が、なんと“小田原城天守閣”で開催中!!
ここだけのスペシャルな展示に、この夏ぜひお越しください!
↓原画展紹介記事はこちら↓https://t.co/jnnSj5REl8
9月1日の「伊勢宗瑞〜漫画家と歴史家が語る北条早雲〜」のレジュメと「新九郎、疾る!」と「センゴク権兵衛」のコラボクリアファイルが納品された!
— 諏訪間順 (@junsuwama) August 30, 2019
参加者にはもれなく全員にプレゼントします!
— 諏訪間順 (@junsuwama) August 30, 2019
恥ずかしながら登壇いたします。お世話になっている研究や、先人への敬意を表するつもり(緊張して忘れるかもしれんけど)。 https://t.co/ZbWdmH78h2
— ゆうき まさみ (@masyuuki) July 23, 2019

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小田原城と言えば、以前は何度も書いた様に「ぞうのウメコさん」に会いに行くのが楽しみだったが、ウメコさんは天寿をまっとうされた。
とはいえ、それ以外でも軍神・上杉不識庵謙信をも退けた難攻不落の要塞であり、それを空前の大包囲の末に破った豊臣秀吉の小田原攻めは、征服王メフメトのコンスタンチノープル攻略をも上回る大規模な近世の要塞攻略戦でありました。
と、同時に…なんか最近いくつかのところで目にするのだが(というか今回作者さんも登場する「センゴク権兵衛」か)、
・北条の関東支配は、非常に『善政』であった
・徳川家康が北條滅亡後、関東に入ったときも、一揆をおこされたらたまらんから、基本的に税率なども北條家を踏襲した。
・徳川が天下の主になったあとも、それが、武家の領国支配の「スタンダード」になった。だから江戸初期の農民は押しなべて戦国より、ちょっと一息付けた。
・つまり北条家の「善政」はめぐりめぐって日本全体を幸せにした‥‥…
みたいな話を聞いた、読んだのです。
これとかか
company.century.yokohama
北条早雲をはじめとする後北条氏は、きわめて領民の支持が厚い君主であった。
その支持される秘訣は租税が安かったことと、社会保障の充実をしていったことである。租税も早雲の代で安くなったことが領民から喜ばれた。
飢饉や不作の年の税の減免制度まで整っただけでなく、氏康の代には国の蓄えを支給して民を救うという、社会保障施策までやっていたということである。
立法に当たっては徳川吉宗に先駆けて目安箱を設けるなど、領民の声を聴くということに注力を注いでいた。
(略)
徳川家康が後に関東を支配することになった時、後北条氏の治めていた地域はかつての君主を慕う領民が多く、やり辛かったのだそうだ。
家康としても自国内で暴動が起きても困るので、領民統治に当たっては部分的に踏襲していかなければならないことになる。
(略)
後からやってきた家康にとって、後北条氏の善政は完全に自分の常識外であったであろう。
そもそも自分が思っている制度より先取りした税制をやっていたわけである。戦国時代で毎日闘争に明け暮れていた時代にも関わらず、封建制のこの時代に社会保障の概念が生まれ始めていたことは特筆すべき事態と言えよう。
「センゴク」でも、『秀吉は大包囲のあとは、街を包囲軍のためにつくるような勢いで長期戦の構えを取り、北條氏の自滅を誘った。余裕の大勝利』‥‥というわけではない、個々の戦闘・城攻めの激しさを描いてイメージを一変させている。
そんなこともふくめて、小田原城包囲戦はちょっといま、見直してみたいものです。
このトークショーも行ければよかったのだが。
基本は要事前申し込みで、抽選もしたけど、あした、直に行っても多少は可能性あるみたいだよ
※そこは電話で確認してくれ。