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ずっと絶好調が続いているなら、それは好調とか不調とかじゃなく単純に傑作なのでは?となるが、まぁそうだ。
で、最近の回。以下順番に、週刊モーニング2019年31〜33号。
詐欺のやり方にも個性
この話は、別にメーンのストーリー部分じゃないんだけど、たとえば『粗悪品の品物を1本10万円で売る詐欺より、1本1万円でうるさぎのほうが、警察に被害届がでるリスクは小さい。だからこそ犯罪の根は深い』という話はまあ実際そうなわけで、そういうリアルな社会問題とギャグがこのように融合している点にも注目。
水難者救助の時、拳銃や無線などの装備は?
答えの部分は敢えて伏せた(笑)けど、これは「官僚制」とか「コンプライアンス」を極めて端的に描いた傑作シーン。Aを選べばBの問題が、Bを選べばAの問題が必然的に出てくる…そんなときどうすればいいんですか、という現場からの問いに、上は、だいたいこうやって答える……その結果……「大砲とスタンプ」でも時々こういう話が描かれる。
これは自分の定義でいうところの「取りつくろいもの」でもある。
※定義や他の例は以下のリンクを参照
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このあとの展開をざっと説明すると、ホントはダメなのだろうが、あまりに主人公らのポンコツぶりに不安だった署の上層部は、容疑者たちの容疑内容と、それが発見される経緯を仕込んでおいたのだが…容疑者役の人が身内のけがで急遽交代。どんなふうに逮捕すればいいのか、どう逮捕されればいいのか分からない同士で、誤解と忖度とあてずっぽうが積み重なっていく、という展開。
以上、最近の「ハコヅメ」っからでした。ちなみに講談社のネットサイト「コミックDAYS」からなら、店頭に無いこれらの過去の号も今ならまだまとめて読める。
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