突然ですが
社会における軍人や、軍事関係に携わる評価や扱いが差別的であることや、「軍人(軍事関係者)とはこうあるべき」となどの偏ったイメージ形成がいろいろありますよね。そりゃもう、どっち方向とも問わず…
加川良 「教訓 I」 Kagawa Ryo "Kyokun I" (Lesson One)たとえば軍人や戦場に行く人は、人を殺したくて仕方ないとか、銃を撃つのが大好きだとか戦争が楽しくて楽しくてこまっちゃうとか、
クーデーターの来る日を熱望してるとかとか。
悪意すらもなく、「軍事」に基づく偏見が、偏見と意識されずに各種のエンタメの中で垂れ流されている。だからどこかでこの流れを断ち切らないといけないなあ、どうすればできるのかな、と。
描き手が従来通りの価値観を踏襲して、特に疑いもなくミリタリーステレオタイプをそこかしこに散りばめた作品を産み出す。それが読者の意識に刷り込まれて、読み手の中から新たに描き手になった人が、またステレオタイプな作品を作る。負の再生産ですよね。その負の循環そろそろ断ち切ってもいい頃じゃないですか?と。幼い読者、視聴者らに「軍事」「軍人」に対する偏見を無意識のうちに植え付ける役目を果たしてしまってはいけないと思います
だから
ミリタリーバイアスにも何らかのルールを作ればいいと思うんですよ。軍人や軍事へのバイアスのかかった表現については「なぜこれを描かなくてはいけないのか」と作家に説明を求めて、(編集部が)納得させられたら載せるし、納得できないものは載せない。そういうガイドラインを、他の差別的な表現に対してと同様にミリタリーに関しても作ればいい。
とまぁ、戯文、パロディを
「ジェンダーバイアスのかかった漫画は滅びればいい」。漫画家・楠本まきはなぜ登場人物にこう語らせたのか | ハフポスト
をもとにしてかいてみたが、対象を「軍事」にしたのは、本丸部分ではない。そのテーマについての規制をいうと、「んっ?」と引っかかる人が多そうなテーマなら「政治」でも「皇室」でも「日本の伝統文化」でも「家族像」でもなんでもよかった。
本丸は「それがメディアの編集部が内部に持つ『ガイドライン』にとどまるものであり、その運用が『「なぜこれを描かなくてはいけないのか」と作家に説明を求めて、(編集部が)納得させられたら載せるし、納得できないものは載せない』というものに留まるのなら、それで許容し得る」か、どうかですかね。そんな一例として、「軍事・軍人」を持ち出してみた。