韓国の中堅世代に「金日成、金正日マンセー！」の”主思派”がいる現状（読売新聞）

これも読売新聞。
2013年9月29日「ワールドビュー」でソウル支局長・豊浦潤一氏が語る。

2013年9月29日「ワールドビュー」
「内なる敵」抱える韓国　　ソウル支局長・豊浦潤一

旧知の韓国紙記者（45）が「大学時代は主思派だった」と言うのを聞いて、「お前もか」と驚いた。
主思派とは、北朝鮮の金日成主席の主体思想を信奉するセクト。件の記者は「あのころは金主席の著作の研究会に入り、南北統一のための米軍撤退を真剣に議論していた」と自嘲気味に語った。
主思派は…1980年代〜90年代初頭・・・大学自治会を席巻した…最盛期には推定10万人…90年代半ば、一気に衰退・・・
91年５月、密航して金主席に面会した「主思派の元祖」金永ファン（換の手偏が火）もこの時期に転向…
理由を聞くと、至極真っ当な答えが返ってきた。
「大量の餓死者を出しながら、金主席の遺体の永久保存施設に9億ドルもつぎ込んだと聞き、幻滅した。全人民にトウモロコシを配給できる額。どうしても納得できなかった」

しかし、韓国の急進左派、統合進歩党の李石基議員が25火に内乱陰謀罪で起訴された事件は、主思派がしぶとく生き残り、国会に議席を得るほど勢力を回復していた現実を改めてつきつけている。

まあ、ン十年前は日本でも「造反有利！」とか「必勝不敗の毛思想！」とかあったわけで、それが20年だか30年遅れでやってきたこと自体…金日成崇拝なんてえのは、絶対値的にはうすらみっともないけど、相対的にはあってもおかしくなかった話ではありましょう

この写真画像は、かつての同志とか友人とかじゃなく、パラレルワールドで分裂した自分同士の対話だったりする（笑）。

パラレル同窓会: 藤子・F・不二雄[異色短編集] 4 (4) (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)

よーあーけはーちかいー。　

で、この起訴された李石基議員の談話とされるもの。

http://japanese.joins.com/article/624/175624.html
「私たちはすべての行為が反逆だ。支配勢力にはそういうものだ」
　
「支配勢力が約６０年間にわたり形成した現情勢をつぶさなければいけない」
　
「（彼らによる）あらゆる妨害・策動・工作が入ってくるだろうが、当然だろう。戦争なのに。戦争を真っ向から受けて立とう。始まった戦争は決着をつけよう。戦争を準備しよう。政治軍事的な準備をしなければいけない」

これじゃヘルシングの「大佐」だよ！！…というツッコミは、もう既にされてたりする。
http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20130903

ただ、何が幸いするかわからないもので、
要はすごくテキトーに意訳すると

・ここまでアレだと、ただの厨二発言→具体性やリアリティが無いので、内乱陰謀罪にはならない

・・・、というロジックで弁護が可能だという説も（笑）。「金日成のラストバタリオン」となれるか。