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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

漫画家さんって引退時、退職金代わりにキャラや設定の権利を売却とかできないのだろうか?



まことに申し訳ないが、世代にずれがあったのか、「こういう漫画があることは知ってる」ってぐらいで、それ以上のことは作者も作品もあまり存じ上げない。男女のどっちがかぼちゃで、どっちがワインかもわからない。
ここで引き合いに出したのは、以前から書いた、下のような話であります。

ルーカス・フィルム、ディズニーに売却・・・で思うこと http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20121104/p3
スターウォーズ」ディズニー売却と、故ヤマグチノボル氏の話から「創作世界継承」を考える…本日SW新作公開、第1作TV放送 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20151218/p1
佐藤大輔氏、52歳の若さで逝去。ご遺族に「追悼ファンレター」を/個人的思い出/「作品世界の継承」についてあらためて考える。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20170327/p1


そしてともかく、何はともあれスターウォーズの作品世界はつづく。ルーカスがその世界を好きか嫌いかに関係なく(笑)


ラサール石井ジョージ・ルーカス、一応台本を書いたんだけど、却下されちゃったんですよ。

町山智浩)そう(笑)。

赤江珠緒)えっ?ジョージ・ルーカスのが?

ラサール石井)のが。で、これからはディズニーだから。もっと子供も楽しめるようなものになっていくんじゃないか?と。

町山智浩)言われてるんですよ。で、今回はジョージ・ルーカスは完全に、知らない他の人が作った知らない作品として楽しんだそうですよ。

山里亮太)あ、もうそんな軽い感じなんだ。

〜(略)

ラサール石井)そうなんだな。要するに『スターウォーズ』はもう一人歩きを始めて。手を離れて。これからまた、どんどんと発展して行くわけですね。これね、ディズニーのことだからこの『スターウォーズ』ね、死ぬほどやりますよ。これから。

売り払ったからこそ、ルーカスの実年齢を離れて、SWの作品世界は受け継がれていく。



‥‥‥そこで、日本のこちらでもそれぞれの「漫画家引退」は感慨深いだろうが、その時、彼が彼女が生んだ作品世界もそこで終わりになるのだろうか。
そうしたい人もいれば、そうしたくない人もいるはずだ……‥。
そんなとき、ジョージ・ルーカススターウォーズの一切の権利を売却し、相応の報酬を得て、その代わりにディズニーはスターウォーズの世界を自由に使い、続編もグッズも出せる・・・・・・・


そんな取引が、漫画大国日本ではもっとあってもいいんじゃないかな?と。
本格的な漫画の歴史が、戦後と高度成長、そして週刊誌創刊・・・・・・・・・・と続く中、あの有名漫画家もこの大家も、年齢的な限界はどうしてもでてくる。
なにしろ、ゆうきまさみ氏の世代が間もなく還暦なんだぜ!!!!!!!!えーーーーーーっ。


前も書いたけど、具体名を出してシミュレーションすればこんな感じ。
不快に感じたら申し訳ないけど、ようは、こういう在り方って、アリと思いますか???と。
シミュレーション

【おしらせ】
作家・田中芳樹と『らいとすたっふ』社は20XX年X月、カドカワホールディングスに「銀河英雄伝説」「アルスラーン戦記」「創竜伝」に関する一切の権利を売却することで、同社と合意したことをお知らせいたします。
カドカワは今後、銀河英雄伝説の続編「銀河英雄伝説後伝」の制作に乗り出すことも、合わせてお知らせします…

【おしらせ】
小学館は20XX年、藤田和日郎氏から「うしおととら」「からくりサーカス」に関するすべての権利を購入いたしました。
ビッグコミックシルバー」に、期待の新人ぽこ山ぺけ太郎先生描く「うしおととら復活編」が始まります!!


あ、思い出した。本当に、漫画のキャラクターというか権利を、最初の創作者から別の作者に譲り渡した例があるよ。
田河水泡氏が「のらくろ」を、「これからは彼らに描いてほしい」と弟子に引き継いだのだった。ただ、その時はその弟子(山根赤鬼、青鬼だったかな)もいい加減高齢で、目立った「引き継ぎ」の活動は結果的になかったと記憶している(笑)。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AE%E3%82%89%E3%81%8F%E3%82%8D
弟子による作品[編集]
田河水泡の弟子である山根赤鬼山根青鬼兄弟は、1989年に田河水泡公認で『のらくろ』の漫画執筆権を譲り受け、田河の没後も下記作品を執筆した。
ドクターのらくろ奮戦記(1992年、経済調査会、金田武彦監修) 【山根赤鬼のみ執筆】
のらくろの川柳まんが(1998年、あゆみ出版)【山根赤鬼のみ執筆】
のらくろちゃん(2001年-2003年、漫画新聞、日本漫画学院)【山根赤鬼山根青鬼で交代執筆】)
2011年現在は、ウェブサイトコミックターミナル(日本漫画学院)内のコンテンツ『コミタ漫画館』において4コマ版『のらくろちゃん』が不定期連載されている。【山根青鬼のみ執筆】
漫画作品の関連事項[編集]

でも、そもそも漫画の一切の権利とか、執筆権利ってどうやって譲渡するのかよくわからん。弁護士ドットコムとかでかいといてくれ。