INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

安倍晋三総理に、今こそ辞職を勧告す。「陛下のご叡慮に反した」と野に下るべし。(副題 新「帰りなん、いざ」)―

安倍晋三君へ。

本来は総理閣下と呼ぶべきかもしれないが、以下につづる拙文のもととなっているのが、1997年に故江藤淳が発表した「帰りなん、いざ 小沢一郎君に与う」という文章で、そこでは理由や関係性あって「君」となっているので、条件はまったく違えど、それを踏襲させてもらっている。


安倍君、
いま、もっか最大といっていい課題は、今上の御譲位に関する問題である。
目下、報道を聞く限りにおいては、今上は特別法により御譲位あそばされれる方向であられると聞く。もし近々、そうなるならば、吾人個人としても、一身にして三代の御代をおそらく生きることになり、かたじけなさに涙こぼるる。われ泣きぬれて蟹とたわむる。ますますもって帆立貝。

されど、一草莽たる吾人は愚考す。
昨年、恐れ多くもかしこくも、今上の「お気持ち」を拝する機会を吾人らは得たり。
その「お気持ち」から、さらに陛下の内心を察するのはあまりに恐れ多かりしけれど、それでも敢えて邪推するならば、陛下は皇室典範を改訂し、恒久的な制度としての御譲位の制を構築すべしというのがご叡慮であると吾人は確信す。


つまり、安倍君は
 今上の内心お求めになられる(であろう)ものと、違った制度を作らんとしているのである。


たかだか、マック憲法(日本国憲法ともいう)上に記載された、首班指名選挙によって選ばれた、行政の長たる首相であるというだけの分際で!!
たまたま、マック憲法で定められた衆院総選挙その他で過半数を占める第一党の党首であるというだけの分際で!


身の程をわきまえぬその増上慢のふるまい、咄!!!
・・・・・・・・と、頭から叱り飛ばしてやりたいところだが、
安倍君、君も、朝臣(あそん)の位を正式に頂いた毛利長州の国で生まれ育った男だ、
吾人も、諄々と理を説いて語るべきであろう。

マック憲法には、こうある。

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S21/S21KE000.html
第三条  天皇の国事に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負ふ。
第四条  天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。

わらうべし、マックはバターン半島から尻に帆かけて逃げ出した時にもまさる大慌てでこの憲法をつくったっゆえ、たとえば四条では御譲位あそばされた陛下の位置や国政に関する権能についてもかいていないし、重祚復辟についても定めていない。

http://tamutamu2011.kuronowish.com/kennpoukaiseinouta.htm
鳴呼(ああ)戦(たたか)いに打ち破れ 敵の軍隊進駐す
平和民主の名の下に 占領憲法強制し
祖国の解体計りたり 時は終戦6ヶ月


占領軍は命令す 若(も)しこの憲法用いずば
天皇の地位請け合わず 涙をのんで国民は
国の前途を憂(うれ)いつつ マック憲法迎えたり


憲法改正の歌」作詞:中曽根康弘

いや、歌はどうでもいい。
安倍君よ、
君たちの政党は私利私欲を図る山賊盗賊どもの寄り合い所帯とはいえ、何やらの理念を看板に掲げていたであろう。
そしてこの前、改憲案などを定めた。
一読、塵芥のごときもので、論評にも値せぬが、たとえば
天皇は、日本国の元首であり」などの一文が入っていることは知っている。


さて・・・・
ここからが重要ぢゃ。


特別法による御譲位は、今上が語られた「お気持ち」の意思とは異なるであろう、それは他の、皇室と政治家の距離や親疎を、意図をもって云々するゴシツプとは一にも二にも異なるものぢゃ。

ここに関しては、叡慮と安倍君の決断が、内閣としての政策判断が異なることは、おそらくは確かである。


そこでぢや……

特別法が成立した後でもよし、あるいは特別法を変えて本当に皇室典範改正に方針を変えるもよし。

その際に、
「私は、今上のご叡慮と異なる方針を取ってしまった(取ろうとしていた)。そのような人間は、憲法が何を定めていようとも、首相の座にあってはいけない」
と言明して、断然野に下るのである。

これにより、お上のお考え、求めるところは、マック憲法が定めた選挙によってあらわされた民意、国民の主権より上であることを・・・・、安倍君、自分の行動によって証明するのである。
どうかね、その栄光と巨大な効果の前に、戦慄しないかえ?そんな前例と慣例を残せることに比べれば、今の首相の椅子など、鴻毛の軽きに等しくないか。

いまこそ、それを行う好機なのぢゃよ。
たとえばリテラというサイトがあろう。
http://lite-ra.com/
この面々の中心にいるものは、元「噂の真相」で働いたものだと聞く。この雑誌が昭和の末から平成にかけて、天皇に関して書いた記事、載せた記事の数々を覚えていれば、今のリテラのありさまは、まさに、君徳、大御稜威の御業の証明であろう。
君の徳を慕えば、ああいう鼠賊も、いつかは皇恩の有り難きを知り、それに服す。盗賊交野八郎が後鳥羽院に仕えたようなものであるな(笑)

そのように、今は多くのリベラアルを称していた者たちが「陛下のご意思はかうだ!陛下のご意思に逆らう安倍は逆賊ぞ!」と叫んでいる。それが政局的な思惑か、尊王の誠を捧げているのかは今は問わぬ。
内田樹が、
森達也が、・・・・・・つぎつぎと天皇陛下の忠実な臣下たらんと帰順している。



安倍君、そういう声に対し、己が思うところもあろう。
しかし、そこは長州人の意地と機略を見せるべし。


その声があることを利用し、自分から
「確かに大御心こそが、憲法に、選挙の結果に超越するものです!」と認め、自ら恐懼して暇を乞う姿を世界に見せれば、天下万民、何も語らずとも、大君の至尊を知るであろう。


マック憲法を七面倒な手続きを経て変えるまでもない。慣習、慣例、自主的な行動として、陛下のご意思が、一挙一動(を、推し量る人々の意識や行動)が、今後は、国政への影響を持つことになる。
そういう声が、リベラアルを中心に胎動している今こそ、彼らの言論に乗る形で、その世界に舵を切るという栄光を、安倍君、君は行うべきなのである。



その結果生まれる社会がどうなるかは、まあわからないんだけど、なんとなくおもしろそうであるかと。



今や日本国は内憂外患ならび到らんとする有史未曽有の国難に臨めり。

国民の大多数が生活の不安に襲われて一にEU諸国破壊の跡を学ばんとし、

政権、軍権、財権を私せる者はただ竜袖に陰れて惶々その不義を維持せんとす。


日本の改造においては必ず国民の団集と元首との合体による権力発動たらざるべからず。



西暦2017年 皇紀2677年 自由自治134年 1月 之を記す


追記
上の文章は、吾人がこれまでに書いた、以下の文章などの発展形である。
読んで、思考の一助とすべし。
特に、太字が直接関係してくる。

「陛下のご親政」待望論がいま上昇中(はてブで) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140226/p3
  
ライトノベル「俺がお手紙をもらったので、もう一度親政をしなきゃならなくなった件」 http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20131126/p2
 
英国女王陛下、スコットランド独立投票で「慎重に」と発言。立憲君主の「ほのめかし」はどこまで可能? - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140919/p3
 
内容(左右)に関係なく「皇族の『お言葉』は政治的主張がある筈(あってほしい)」との風潮が高まってますね。ドキドキワクワク(笑)。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150224/p2
 
21世紀の今「天皇陛下は政治家Aがお嫌いの筈」「いや、嫌いなのはBだ」と推測し合うのが突然のブーム。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150309/p2
 
天皇陛下は、イスラエル…とくにネタニヤフ首相に、格別の親しみをお持ちになられているのではないか。(ただの推測) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150428/p2
 
知的で良心的な立憲君主がアホでマヌケで悪〜い首相一派をやりこめる…(政治介入にならない範囲で)というお話描いたら、ウケると思うのだが - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20151223/p1
 
天皇陛下の「お気持ち」表明には、安倍政権への深い信頼が見て取れた(※いかに言ったもん勝ちか、の実演) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20160809/p2