動画がここにあったので引用する。
共産・藤野保史政策委員長が「自衛隊は違憲」の矛盾認める https://t.co/iVu5JR77f9
— goodsmore@偽民進て感じ悪いよね (@goodsmore) 2016年6月26日
自衛隊員に「あなた方がやっていることは憲法違反だ」といえるのか?
↓
だからこれは矛盾なんですよ(゚д゚) pic.twitter.com/rdPzet8XjQ
http://www.sankei.com/politics/news/160626/plt1606260024-n1.html
共産党の藤野保史政策委員長が26日のフジテレビ系「新報道2001」で、「自衛隊は憲法違反の組織だがすぐにはなくさない」との同党の主張を「矛盾」と認める場面があった。
藤野氏は各党の政策責任者が出演した番組で自衛隊について「違憲だが、解消するのは将来の課題だ」と強調。出演者から「個別的自衛権を行使するときに命をかける自衛隊員がいる。その方々に対して『あなた方がやっていることは憲法違反だ』といえるのか」と追及されると、「だからこれは矛盾なんですよ」と発言した。
ぼくに
ようやく
追いついてきたか…。
はい2015年10月15日にこういう記事がありました。
共産・志位氏「連合政府実現なら日米安保廃棄を凍結」:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/ASHBH5D20HBHUTFK00J.html
安全保障関連法を廃止するために提唱する「国民連合政府」が実現すれば、「日米安保条約の枠組みで対応する。急迫不正の時には自衛隊を活用する」と述べ、党綱領で掲げる日米安保条約の廃棄や自衛隊の解消などの政策を凍結する考えを示した。
(略)
党綱領で掲げた日米安保条約の「廃棄」を求める方針は維持するとしつつ、「国民連合政府の対応としては凍結する。現行の条約の枠内で対応し、政権として廃棄を目指す措置はとらない」と説明した。党綱領では、自衛隊についても「解消」としているが、日本への武力攻撃などを念頭に「(国民連合政府で)戦争法を廃止しても、自衛隊法は残る。急迫不正の主権侵害が起これば、自衛隊を活用するのは当然のことだ」と語った。
これへのブクマで、かいた。
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ASHBH5D20HBHUTFK00J.html
「政局的に、連合が最優先だから」と「国民世論が廃止を認めたうえで」という選択を取る政策もあるだろう。だが、それゆえに「違憲」の存在を存続させるなら、それは<立憲主義>とはかけ離れてるだろー(笑)
http://b.hatena.ne.jp/entry/268865785/comment/gryphon
そしたら、このコメントでブログを書いてくださった方がいた。多謝。
共産党の「日米安保廃棄を凍結」発言を「<立憲主義>とはかけ離れてる」とか解釈する連中のリテラシーの低さに唖然とした件 - 誰かの妄想・はてな版 (id:scopedog) http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20151017/1445091876
そいで、
そのまたブクマで、こう書いたんだよな。
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/scopedog/20151017/1445091876
文中の「時間をかけ」も含め、その期間の存続状態を「立憲主義とは言えぬが 」「戦略的提案(笑)」と認めればいいのでは。
/注釈URLでも国民的合意が条件だが、 合意ない場合ずっと存続 ?なら【国民的合意>憲法】
※「注釈URL」とはhttp://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-18/0518faq.html
「国民の合意での憲法第9条の完全実施(自衛隊の解消)に向かっての前進をはかる」
「国民の合意を得ながら3つの段階を経てすすめる」…云々など
ここでちょっと、マックにいた立憲主義(たつのり・おもよし)くんというキャラに語ってもらおう。※架空の存在です
英国のEU離脱をみなさい!
国民の合意も、ときには間違うんですよ!!(ドヤッ)
だから、過半数の国民の合意や多数意見であっても、変えられない法規を作ってハードルを上げているんです!(ドヤッ)
それが憲法なんです!! 国民の多数が支持していても、憲法に違反するものはダメなんですよ!!(どやっ)、
ラップ調で書こうかと思ったが、才たらずでそれはあきらめた。
「われら国民の意思」は憲法を超えるのだ、というのもなかなかロマンは豊かなのだが…
その時、ド・ゴールは憲法を跳び越えた〜「国民の声」で憲法に対峙したフランスの例(井上武史氏の論考を中心に) - Togetterまとめ http://togetter.com/li/898818
本当は怖い「憲法制定権力」の話〜憲法と、軍隊なき最高裁は「我ら人民の意思」や「実力」に対抗できるか - Togetterまとめ http://togetter.com/li/985293 @togetter_jpさんからそのあとで憲法学者にできるのは、「あのとき革命が起きた」と振り返って呼ぶことだけ。よなはさんはこの関係を正しく認識していたが、八月革命説自体が改正限界論自体の限界を物語っているというわけだ。
— Takehiro OHYA (@takehiroohya) 2013年5月3日
で、だ。このあと参院選や次期衆院選で共産党を含む野党側が勝利し、首尾よくその後もいろいろと事態が進んで、国民連合政府が生まれるとする、さらに事態がすすんで、日本ソヴィエト政府………いやいやいや、ここでネタはいろいろ考え付くのだがそっちに行くのはやめて(笑)、その国民連合政府は議会の過半数を長く保ち続け、長期政権を続けたとしましょう。その与党内の協議で、志位さんが主席…いやいや首相の印綬を帯びたと考えてもいい。
その国民連合政権の長期支配が10年、20年と保たれたとしましょう。
しかし、世論調査その他でしらべても、「違憲の存在である自衛隊廃止」に対しして過半数の賛同が得られることはなかった、としたら?
その時、自衛隊という存在も、国民連合政府で志位首相を最高指揮官と仰ぎながら、10年20年と存続すると。
その状況自体は、別に政局論、戦略論としてはありえる…とは思うのだが、(自衛隊の存在が違憲との立場に立った場合において)立憲主義的に正しいかい???…と。
何かに似てるかなーと思たが、あれか?
はたから見たら、どう見てもすでにカップルなのに、男は女に「好きだ」と言ったことがない。
「一生かけて言わせてみせるっちゃ」
「いまわの際に言ってやる!」
……てなことで、このふたりはそういう状態のまま、一生を添い遂げたのでありました。
80年代かよ。

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【追記】2016年7月8日深夜のTBS「session-22」で、荻上チキ氏がほぼ同趣旨の指摘を(共産党と共闘する)民進党の長妻昭氏に発していた。発言中「同じ内容のことを共産党の人にもお尋ねしたが…」としているので、この期間中の共産党出演回でも語ったのであろう。
参考メモ。
2016.7.9 土曜日01:00
【音声配信】参院選直前、各党に訊く!民進党、長妻昭・代表代行が出演▼7月8日(金)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」)
荻上チキ・Session-22
2500_1100_SS22Main Session
参院選直前、各党に訊く!
今夜は民進党・長妻昭代表代行が生出演【スタジオ】
ジャーナリストの神保哲生さん【電話出演】
三菱UFJリサーチ&コンサルティング上席主任研究員の片岡剛士さん
http://www.tbsradio.jp/52911
2017年10月追記 「紙屋研究所」での論考あり
2017年9月に衆院の解散総選挙があり、その流れでこの記事について触れていただいた文章がありました。の続編。当方はそれぞれブクマをつけています
gryphonのぼくへの批判を考える - 紙屋研究所 (id:kamiyakenkyujo / @kamiyakousetsu) http://d.hatena.ne.jp/kamiyakenkyujo/20171001/1506785672
僕ブクマ http://b.hatena.ne.jp/entry/345596400/comment/gryphon
これは
野党共闘は「見直せ」 - 紙屋研究所 (id:kamiyakenkyujo / @kamiyakousetsu) http://d.hatena.ne.jp/kamiyakenkyujo/20170921/1505947417