百年前、英・仏・露によって結ばれた秘密協定。それは本当に諸悪の根源なのか。いまや中東の地は、ヨーロッパへ世界へと難民、テロを拡散する「蓋のないパンドラの箱」と化している。列強によって無理やり引かれた国境線こそが、その混乱を運命づけたとする説が今日では主流だ。しかし、中東の歴史と現実、複雑な国家間の関係を深く知らなければ、決して正解には至れない。危機の本質を捉える緊急出版!【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛 (新潮選書)
- 作者: 池内恵
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2016/05/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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新潮選書『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』(5月27日刊行予定)の特注帯ができてきました。ギリシアへ流入する難民をあしらったものを編集部が選定したようです。
選書はシリーズを通してデザインが同じですから(だから低コストで工期を短縮して本を出せるのですが)、表紙で変化を出しにくい。そこで、大きめの帯を付けて、写真などをあしらう……
そんな手があったのか。
最近、TVや雑誌(エコノミスト)で、サイクス=ピコ協定の話が多いと思ったら、こんな準備を「イスラーム世界の論じ方」審判と合わせて進めていたとは…