【決戦・朝倉海】INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「カンボジアの戦乱の時代(80〜90年代)、子供達には『ボトムズ』が大人気だった」(岡田斗志夫)は事実か、という話

これが出たのは1996年かーー。ちょうど今年は20年目なんだね。

オタク学入門

オタク学入門

一度岡田氏はこの本のテキストを全文公開していたことがあったね。
それはともかく、当該の部分を引用する

オタクの世界性 〜 世界のオタクを探せ!

●世界オタク事情
前略)……内乱がおさまらないカンボジアでも、アニメ『装甲騎兵ボトムズ』が放映され大人気だ。ボトムズ放映の時間になると家から子供たちが戦火を避けながら電気屋の店前まで走ってきて、食い入るように見ていくそうだ。終わると、その後続いて放映されている『東京ラブストーリー』には見向きをせずに帰っていく。何しろ、少しでも早く帰らないと命が危ないからだ。
 放映されているのが『装甲騎兵ボトムズ』というのも何とも言えない。
 ボトムズの設定はこうだ。超未来の話、500年も続いた宇宙戦争が終わったばかりで、まだあちこちで内乱が起きている時代である。戦争で戦っていたロボット乗りたちが職にあぶれ、街中で戦いを見せてその日の食い扶持を稼いでいる。
「彼らロボット乗りたちは最低の人間、『ボトムズ』と呼ばれていた」
 この台詞で始まるのがボトムズだ。
 ちょっとのけぞるほど殺伐として、暗い設定である。日本ではガンダム放映後、リアル派ロボットアニメブーム最高潮の時に放映された。さすがに殺伐としすぎていて大人気は出なかった。これを、内戦の続くカンボジアの子供たちが熱心に見ている。リアルなんだろうか?平和な日本で作られたとは知らないで見ているんだろうが、世界のおもしろさをかみしめてしまう話だ。


さて、きのう、こういうtogetterをつくりましてん。

ボルテスV」はフィリピン、「ジャスピオン」はブラジル〜意外な国で、意外な番組が人気な話(お互いに) - Togetterまとめ http://togetter.com/li/961988

海外で日本のこういうコンテンツが人気というのは、今更に特筆すべき話題でもないけど、それを各国個別ごとにみるとどうなんだろうね、というのがこのまとめの着目点です。


そんな中で、ブラジルのジャスピオンとかイランの一休さんとかを出す中で…

カンボジア装甲騎兵ボトムズが人気だったという・・クメン編限定だろうけど』

この話は、自分も上記の「オタク学入門」にあることは知っていた。何度もこのブログで「サブカルの世界連帯」を語る時に一例として出しているし。
ただ、どこの何章に、どう具体的に書いてあったかは失念したので、それを知るために検索した…のだが!!!
ここから各種ツイートを引用



ツイート的にわかるのは、こういう見方があるということで…肝心の検証サイト、うちからだと開けないんだけど、まだ先方のページは生きてるのかな?4年前のページだから残っていると思うけど、とにかく検証ページが見られないんだわ。
あれだけ堂々と、岡田氏の著書内で明確に書いてある「カンボジアボトムズ人気」論(そのあとに「東京ラブストーリー」が放送されてるなんて芸細かすぎるでしょ)なら、それはなんだろう?ということも含め、まず記録を。

追記
ここは開ける?
https://web.archive.org/web/20150728220437/http://082.digi2.jp/zatsubun/etc2/otakugaku.htm