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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

保育園と騒音問題は結局「祖国(公)への忠誠」と「自己犠牲」の問題かもしれぬ

<私立保育園>「子供の声うるさい」開園断念 千葉・市川(毎日新聞) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160411-00000094-mai-soci
「子どもの声が聞こえない街はよくない」住民反対で保育園建設断念、市川市が経緯語る|弁護士ドットコムニュース https://www.bengo4.com/internet/n_4530/
保育園か幼稚園の隣に住んでみろよ http://anond.hatelabo.jp/20160412083136
住民の反対で開園を断念した保育園の立地から垣間見える市川市特有の道路事情 - 市況かぶ全力2階建 http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65859345.html

まずはじめに
自分としては
「つくれ」という方針を支持します。


ただ…
思うのは「うるさい」というのは物理的な話であるので、保育園に社会的な意義があろうとなかろうと(あるに決まっているけど)音は音、なんだよね。


元記事は消えているけど、ブクマが残っている

隣に保育所、迷惑ですか 騒音・送迎車…各地で建設難航:朝日新聞デジタル 2014/06/03 07:16 s
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/DA3S11169628.html

の記事がある。
ここにぼくはこうブクマしていた。

物理的に音が大きいなら、「うるさい」は自然な話なのよ。その話と「保育園には意義がある」という話は別物で、その得失をトレードオフして周辺に耐えてもらうのは、また別の取引が必要。軍事基地の騒音と同様に。


もうひとつ、面白い話があるのは、世田谷区長保坂展人氏が過去に紹介したドイツの事例

http://www.asahi.com/and_w/life/SDI2014092258691.html

ドイツでは2011年5月に、「子どもの声」をめぐって連邦法が改正されました。子ども施設(乳幼児・児童保育施設及び児童遊戯施設)から発生する音を、環境騒音から除外するというものです。背景には、ドイツ社会でも「子どもの声」を「環境騒音」として訴えた住民による訴訟が相次いだことがありました。
(略)
「市環境局は『子どもが原因の音は今後、法的にも社会的にも容認すべきものと判断されることになる』としている。関係するベルリン州環境侵害防止法の改正(中略)により、幼稚園、休暇施設など子どもの使用が想定される施設は、近隣住民の声があがったとしても、その存在が保証される」(独誌「シュテルン」電子版 2010年1月16日)

 このような法的措置は、ドイツ全体で行なわれるべきだという議論の広がりが、「子どもの声」を「環境騒音」が除外する法改正につながり、子ども施設周辺の静穏権を求める住民訴訟の道を封じたのです。


あー、にてるなあと思ったのは

https://c-1012.bengo4.com/1110/n_533/
公職選挙法上、選挙カーの「音量」の規制はない

「選挙期間前の政治活動であれ、選挙期間に入ってからの選挙運動ないし政治活動であれ、自動車上の連呼や演説のための拡声器の使用については、公職選挙法上、具体的な音量の規制などはありません」

――どれだけうるさくしても良い?

「あえて言えば、公職選挙法140条の2第2項に、選挙運動のための連呼行為をする場合は、学校、病院等の周辺では静穏を保つように努めるという趣旨の規定はあります。ただ、これはあくまで努力義務です。具体的に『○○デシベル以下』といった数値目標があるわけではありません」

――騒音防止条例など、自治体のルールは?

「各地方公共団体の定める拡声機による暴騒音の規制に関する条例では、公職選挙法の定める選挙運動や選挙における政治活動は適用除外とされています。

それ以外の政治活動による拡声機の使用も、暴力的な騒音を用いるようなものでなければ、規制の対象とはされないと解されます」

――「静かに!」とは言えない?

「選挙運動や政治活動の自由は、憲法上保障された重要な権利です。規制の範囲内で合法に行っている以上は、それに対して法的な要求として『静かにしろ』と言うのはなかなか難しいかもしれませんね。

たとえば『音量があまりに大きすぎるので小さくしてほしい』といった『要望』を出すことはもちろん可能です。ただその場合にも、怒りにまかせて選挙活動を妨害したりすると、選挙の自由妨害罪(公職選挙法225条)などにあたる可能性がありますので、気をつけましょう」

保育園は重要。だから音を出しても「騒音」とは定義しない。
選挙運動は重要。だから同上。



なるほど、理路はもっともだが…ただ、そこで空気が振動して生まれる「音」の「物理的な存在」には、1ミリの変化もないわけだがのう(笑)。
こういうのはどこまでできるのか。養豚場や牧場って、おいしいぶたさんやうしさんを育てる社会的意義があるじゃないですか。ごみ処理も重要じゃないですか。だからそこからの糞やごみのにおいは、「悪臭」と定義しない……ってやったら、それで「はい、問題解決」となるのかってなあ。定義を変えれば物理的事実も変わるとしたら、それは陰陽師並みのコトダマだよ。言葉は「呪」だよ。


じゃあ、どうするかといえば、周りが我慢するっていう話になる。
そこで表題なわけだが、待機児童問題はすでに国家的問題である。ゆえに保育園周辺住民には、祖国(公共)のための崇高なる自己犠牲が求められる、ということ……というか、方向性としてはそういう話じゃないですか。四文字でいえば「滅私奉公」ですよ。
もうすでにブクマの方向性はそっちが多数派だし。
http://b.hatena.ne.jp/entry/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160411-00000094-mai-soci


しかし、そうである以上、犠牲を耐えた人に国家的な称賛がなされなければならない。
盛大な集会でも開こうではないか。


お集まりの父親諸君、母親諸君。
今日我々がこの場にはせ参じた目的は何か。
保育園周辺にて騒音に耐えている2000人の住民を慰めるためである。
彼らは尊い静謐の環境を、同胞の育児とキャリアを守らんがために捧げたのだ。


彼らは静謐な生活をおくる権利があった。
だが、その権利を捨てて騒音に堪えたのだ。
市民諸君。
私はあえて問う。2000人の周辺住民はなぜ騒音に耐えたのか。


その解答はただ一つ。
彼らは祖国と社会を守るために自分の静かな生活をなげうったのだ。
これほど崇高な犠牲があるだろうか。


諸君。我々はここに明記せねばならない。
育児こそ周辺の生活を代償にしてでも守るに値するものだと。
この偉大なる祖国、自由なる祖国。
友よ、騒音を恐れるな。


我々は戦おう。
自由なる祖国のために。戦わんいざ祖国のために。

元ネタの某小説をご存じのかたは「はたちすぎて またこの作品を喩えに出すってどうよ」と言いたくなるところだろうが、要はこの保育園と騒音は「大いなる公共の利益と、個の犠牲」という問題にどうしてもぶちあたるからね。それも、自発的に自分の権利を差し出すという話ではなく「公の大義の前に、個は犠牲を払うべし」というのを、公の権力、制度によって強制する形の。


そして、それに対して既に「ジェシカ論法」が出てきたわけだ

保育園か幼稚園の隣に住んでみろよ http://anond.hatelabo.jp/20160412083136


「子どもを大切にする精神」だけを求められるのであれば、是非とも保育園の近隣に率先して住んでくれ。
とか言ったら「会社がー」「通勤がー」とか言いやがるだろ?その程度の関心しかないんだわ、そういう人たちって。
リアルに子どもが嫌いになるレベルに達するほど騒がしいぞ。


だから、「どんな公の大義名分があっても、俺や家族個人の犠牲の、埋め合わせにはならないよ」という、反戦でも言われる論法はそのまま使えてしまう。

 自宅はひとつ 人生は1回
 だから 静かさ捨てないようにネ
 あわてると つい フラフラと
 保育のためなのと 言われるとネ
 青くなって しりごみなさい
 にげなさい かくれなさい
 
 騒音は俺達 苦しんだとて
 ずっと後まで 残りますヨネ
 失礼しましたで 終るだけ
 静かの スペアは ありませんヨ
 青くなって しりごみなさい
 にげなさい かくれなさい・・・・・・・・・・・

ちなみに、私個人はかつて5年近く、保育園じゃなくて幼稚園の近くに住んでいました。だが、実は今までそれを忘れてるぐらいだった(笑)ので、騒音は実際問題としてなかった。たぶん人数が少なかったから、という身もふたもない話。


だが、それを活用して「俺は戦場帰りだぞ。お前ら戦争知ってんのか?」とドヤ顔で優位に立って語ろうと思います。


保育、教育という公のために、周辺住民は崇高なる自己犠牲を払え、と。
 
羊として百年生きるより、獅子として一日を生きよ。
祖国か、死か!
永遠の勝利まで。
ありったけの革命的情熱をこめてきみを抱擁する。



なんか
いろんなものが
まじってしまったが
この記事に文句があるやつは、実際に近所に住んでからそう言えや。実際に住んだことのない連中の意見など、1ミリとも聞く価値がないっっ。(←そんなはずないだろ)