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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

「ぷよぷよ」を(ある意味)堂々とコピーしたゲームが出現。「ルールに著作権はない」「我々は競技化を進める」

いい
話だ。

ぷよぷよのeスポーツ化」をうたったクローンゲームめぐり物議 「ぷよぷよ」トッププレイヤーが開発関与 セガは「許諾の事実ない」 - ねとらぼ http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1603/30/news151.html

ぷよぷよのeスポーツ化」をうたった、「Magical Stone」というゲームが3月27日にリリースされ、物議をかもしています。「Magical Stone」側はねとらぼの取材に対し「(セガから)開発の容認を得たという認識」と回答していましたが、セガホールディングス側に問い合わたところ、「公式に許諾した事実はございません」とのことでした。
(略)
ぷよぷよ」をeスポーツ化できないかと思案していたそう。しかしセガに企画を持ち込んだものの断られたたため、同じルールの別ゲームとして開発することを決意。セガ側にもその旨を伝え、「法のもとに許されている範囲でどうぞご自由にやられてみてください」と、事実上「容認」の言質をとったと説明していました。

ぷよぷよ」のクローン? パクリ? 物議かもした「Magical Stone」開発側の発表全文【全文書き起こし】 - ねとらぼ http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1603/30/news154.html

この「開発側の全文」がすっごくおもしろい。

有志の手によって日本ぷよ連盟が発足いたしました。その活動目的には次のようなものがありました。

1.ぷよぷよの競技性の確立
2.ぷよらーの社会的地位の向上
 当時これを目にし、心を打たれた私が、selvaと一緒にALFさんに提案をし、企画・実行したのが「第1回ぷよぷよ通A級リーグ」になります。

 リーグ戦自体は非常に充実したものとなりましたが、私の心には、本当にこれだけでぷよぷよの競技性が確立されるのだろうか、ぷよらーの社会的地位の向上を果たせるのだろうか…

海外ではゲームがゲームで終わらずに、プロスポーツ化しており、1年間の間に、もっとも多いタイトルで、22億円を超える賞金総額が出ておりました。……ダウンロードコンテンツなどの販売を収益源とすることで継続的な収益を出し続けることができる仕組みとなっておりました。そしてその収益の一部を毎年の賞金付き大会の原資に充てたり、コミュニティの支援などに充てていました。

しかし、この競技的ぷよぷよ開発はセガから断られる。
では、そういうものを独自に我々でつくっていいですか?と提案者がいうと…

「まあそれは法のもとに許されている範囲でどうぞご自由にやられてみてください。知っているとは思いますが、ゲームの対戦ルールに著作権はありません。ストーリーやキャラクター、商標などを侵さない範囲でどうぞやられてください。ただし御社のその『ぷよぷよ』は成功しないと思いますよ。なぜならば、我々セガはキャラクターを通じて『ぷよぷよ』シリーズをブランド化しているからであり、競技性にばかり注目しているあなたたちにはそれはできないでしょう」と。
 
 ではもし万が一に、もし万が一にですよ、私たちのPC版が大成功し、ゲームのプロスポーツ化が実現できたとしても、そのときは御社のキャラクターブランド、これを覆すだけの競技性という部分での我々の経営努力があったことをお認めいただいたうえで、民事裁判も刑事裁判も一切起こされないということでよろしいでしょうか。
 
 「まあそれはそのときは仕方ないでしょう。ただ、もしそんなことが実現できたのであれば、それはさぞかしすばらしいぷよぷよなのでしょうから、その時は逆に、私たちのほうからキャラクターの統合であったりといった、業務提携をご提案させていただくかもしれません」。


いい話じゃあありませんか。
そして、「ゲームのルールに著作権はない」というところを、やはりちゃんと我々は抑えないといけまへんな。

そりゃ当たり前で、ドロケーの各地のルールは、各地に著作権があるのか?大富豪(大貧民)のルールは? 「革命」ルールはだれが考えた??
人狼」の開発者は?と考えていけば、ゲームのルールに著作権がないのは当然だろう。


しかし、まあ、ゲームになにかの道具が必要なら、その道具のデザインに権利があるんだろうな。
「UNO」や「オセロゲーム」はそういう形で開発者に権利のお金が入ったときく。
じゃあ逆に、オセロの色を赤と白、コマを丸ではなく四角にすれば別物として権利は免除されるや? それはわからない。

wikipedia:オセロ (遊戯)
いや、わかる人はわかるねんで。オセロも発表当時から「意匠権と商標権」での権利だったらしいし、「元をたどれば、それ以前にイギリスに似たゲーム『リバーシ』があった」という理論武装もやろうと思えば可能だったらしい。


だけれども、「法律は別にして、元祖をリスペクト」する風潮はある。いいことでもあり不自由でもあり。

「でも法律論はともかく、やっぱり元祖があるのにパクるのはなあ…」という風潮があるのは、事実だ。そしてそれは素晴らしいことでもあろう。そういう敬意やプライドが、文化を守り、保護する効果もある。
しかし、それが逆に桎梏、鎖となることもある…わけですよね。


そのへんのことを、本日付けの記事ではあれこれいろんなテーマで書いていきたい、と思うのです。


重要過去記事。アイデアは借りても違法性はないから、堂々と「アイデアは借りた!」と宣言すればどうか、と…

漫画「ゾンビ取りガール」の”アイデア”部分を使い「オリジナル」ドラマを製作?するのかどうか。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140812/p3