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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

碁でプロ棋士にAI勝ち越し…で「ヒカルの碁」最終盤を思い出す。ほったゆみさんのコメント聞きたい

囲碁:AI、人知迫る一石 トップ棋士に勝ち越し 「アルファ碁」3連勝 - 毎日新聞 http://mainichi.jp/articles/20160313/ddn/001/040/003000c

やっと4戦目にして、人間が待望の一勝

囲碁人工知能が疑問手連発、棋士に待望の1勝 : 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20160313-OYT1T50129.html

ただ、「史上最強の棋士「魔王」とも呼ばれた人間の、このセリフは本来なら、実は悲劇的なせりふでもある…

拍手で記者会見場に迎えられた李九段は、「1局勝ったのに、こんなに祝福を受けるのは初めて。何ものにも代えがたい1勝だ」


さて、そんな中で、自分は「ヒカルの碁」を思い返していたのだ。
実はここにも、ある中国棋士が、自身の研鑽とともにコンピューター囲碁の開発にも熱中していて、「神の一手はここから生まれるんだ」という…そんな予言をしていたのだった。

その一方で「100年かかるといわれているぞ…」「100年もいらない」がリアルなセリフとして言われていたんだから、まあ、発展するよね……
ヒカルの碁は、ジャンプの号数的には、1999年(平成11年)2・3合併号から2003年までの作品。20世紀から21世紀をまたいだ作品での、予測だった。


しかし、ヒカルの碁を今回の一戦で思い出したのは、時期の予測というような狭い話ではない。
自分は以前、ヒカルの碁の連載10年を機に、長文の書評を書いたことがある。

今年10周年の「ヒカルの碁」を再読- 見えない道場本舗 http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080822/p3

たいへんにご好評をいただいたのだがこのとき、終盤に「人類にとって碁とは何か」という壮大な話が語られる場面がある。
ついでに、そのときいいこと言うのは、ただの碁会所のシロートのおっさんなんだが(笑)

この「碁の神様」は相当な気まぐれで、あるいは戦略家?で…「おれの相手が務まるなら、別に相手は人間でもAIでも構わん。俺にとってはどっちも被造物だし」ぐらいの心境なのかもしれない。
しかし、ここまでリアリティのある言葉になるとは、思わなかったな(笑)。


しかし、ここと前後して、今回人類代表として決戦に臨んだ韓国棋士のような、同国の棋士とヒカルが対戦し、ヒカルが惜敗する場面がある。
そのとき、なぜヒカル(そして我々棋士、人間)は碁を打つのか―という問答がある。

上の長文書評を書いたとき、この画面は、やはりクライマックス中のクライマックスなので画像をそのまま出すのは控えていた。
しかし、タブーというか禁忌にも破りどころというものがある。
この歴史的瞬間に際し、躊躇しているのは逆に間違いだ、とぼくは判断した。

ということで、以下、「ヒカルの碁」の最大のクライマックス、意味的には最後のテーマといえるところを画像で紹介します。「ネタバレ」的なものへのご自身の判断の上で、見たくない人は回避してください。





(ここから)


これに対して、韓国の棋士の返答がまた味わい深い


そして、漫画界Sクラスの画力で知られる小畑健氏の筆で、この遠景が描かれる。



これは自分が個人的に追い続けている【記録する者たち】(準タグです。この言葉で検索すると関連記事が出てきます)のひとつでもある。


まあ、今回はこの、「ヒカルの碁」の(実質上の)ラスト、これを囲碁界の大事件と連想させて紹介しただけで、特にオチというものはありません。

ま、強いてオチゆうならほったゆみのコメントをどこかが取って来いよ!」です。(すでにどこかに載ってたらすいません)


あとまあ、時間やおひまのある人は当方の過去記事…これも2008年の文章なので、書評自体が一昔前だが… これを一読いただければ、れば。

今年10周年の「ヒカルの碁」を再読- 見えない道場本舗 http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080822/p3