『台湾の声』 http://www.emaga.com/info/3407.html
【読者の皆様へ】ご支援をありがとうございました。
民進党の大勝、国民党の大敗に万歳!!
祝杯をあげすぎて二日酔いに苦しまれている今の私ですが、これも産みの苦しみの一つとして甘受しています。
今夜もまた飲みます。明日も明後日も
「台湾の声」編集長 林 建良(りん けんりょう)
アジア初の「夫や父親に関係なく国家指導者になった女性」…かな?
自分の選挙当日のツイートなのだが
gryphonjapan @gryphonjapan
台湾の蔡さんが総統選挙に勝利したら、近代アジアで初の「有力権力者の妻でも娘でもないのに国家の最高指導者になった女性」になると思うのだが、記憶サーチだけなので違うかな?どうだろう
自分の記憶だけでいうと、近代アジアの女性国家指導者は
アキノ(フィリピン)
ブット(パキスタン)
メガワティ(インドネシア)
朴槿恵(韓国)
※実質的指導者 アウンサンスーチー(ミャンマー)
で…アキノは夫が「大統領有力候補」な段階で暗殺された人。ほかは父親が国家指導者、と。
ほかにいるかな?ソ連から独立した小国までは正直知識も及ばない。どこかのメディアを探せば、そういう視点でのアジア初、というソースも見つかるかもしれない。
「軍部の介入」や「選挙結果が無視される」心配を誰もしてない。旧与党も敗北宣言
もうひとつツイート
gryphonjapan@gryphonjapan
しかし台湾も韓国もだが、すでに選挙に負けた旧政権が、武力で居座るとか選挙を無効にするとかは完全に想像の外になっているっぽいね。台湾は90年代、韓国は80年代後半からの自由選挙の歴史だというのに、偉大なる話だ。
ミャンマーも中南米の政権も、最近はそういうことがあまりなく、それほどにポスト冷戦における民主主義の正統性は高まっているのだろうけど…タイやエジプトみたいな例もあるわけで、韓国で盧泰愚から数えて6人、台湾で李登輝から数えて4人の最高指導者選挙が、物理的な力によってひっくり返されることがなかった両国の例はやはり偉大であると言わざるを得ない。
朱立倫は「すいません、私が間違っていました」「蔡主席おめでとう、民進党おめでとう。台湾の人々の選択です」と言い、蔡英文の側も現場で「朱立倫さん、宋楚瑜さんに感謝します。民主主義の枠組みのなかで正々堂々と戦ってくださいました」(うろ覚え)と言い。こういう点はほんと健全だよ台湾
— 安田峰俊|『境界の民』Kindle版発売 (@YSD0118) 2016, 1月 16
ちとどころかすごくかわいそう。負けるのをわかっていて艦長として突っ込み、敗戦責任をひっ被る役目を引き受けるというのは、朱立倫はすごく立派な人だと思う。仮に自分の上司だったなら、正直言って蔡さんよりも朱さんのほうがいい。 https://t.co/XYRgMWYIoF
— 安田峰俊|『境界の民』Kindle版発売 (@YSD0118) 2016, 1月 16
アメリカ大統領選敗北の弁、マケインの名演説を思い出す。今回の朱の敗北宣言演説、全文翻訳があればいいのだが、無いだろうな…原文でもいいから、だれか見つかるかね?これが民主主義の成熟を示すものだ。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140210/p2
【募集】2016年台湾総統選における、朱立倫の「敗戦の弁」のあるところを教えてください。日本語訳なら最高だが、原文でもこの際かまわない。
台湾は「同性婚」を認めるか?
台湾の新しい総統に当選した蔡英文氏は、「我支持平權婚」つまり#同性婚 に賛成すると表明しています。台湾はアジアで初めて同性婚を認める国になる可能性があります。https://t.co/biCghKYIb1 pic.twitter.com/K03n4U5aeK
— EMA日本 (@emajapan2013) 2016, 1月 17
あれ?ベトナムで認められてたんじゃなかったかな…? まあどちらにしても、実現すればアジア史に残る一歩となる。
外務省「台湾は”基本的な価値観を共有”するパートナー」 あれ?このフレーズどこかで…
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/page3_001538.html
1 本16日,台湾の総統選挙において蔡英文(さい・えいぶん)氏が選出されました。同氏の当選に祝意を表するとともに,本件選挙が円滑に実施されたことは,台湾において民主主義が深く根付いていることを示すものとして評価します。2 台湾は我が国にとって,基本的な価値観を共有し,緊密な経済関係と人的往来を有する重要なパートナーであり,大切な友人です。政府としては,台湾との関係を非政府間の実務関係として維持していくとの立場を踏まえ,日台間の協力と交流の更なる深化を図っていく考えです。
3 台湾をめぐる問題については,当事者間の直接の対話により平和的に解決されること,また地域の平和と安定に寄与することを期待します。
太字にしたところ、どっかで話題になったフレーズだなおい!!
日本政府(外務省)も上手な皮肉を効かすようになったものだ。台湾総統選挙への外務大臣メッセージの中に「(台湾は)価値観を共有する…」という、かつて韓国に対して使っていて、産経の支局長の一件が起きた後に敢えてweb siteからも削った文言に近いものを入れている。
— 有本 香 (@arimoto_kaori) 2016, 1月 16
今後の中台関係
遠藤誉が、中国高官にインタビュー
http://bylines.news.yahoo.co.jp/endohomare/20160117-00053504/
Q2:「九二コンセンサス」に関しては?
A2:蔡英文は「九二コンセンサス」を受け容れてないので、両岸交流はスムーズに進むはずがない。「九二コンセンサス」を認めなければ、蔡英文は必ず窮地に追い込まれる。台湾経済は破綻し、すぐに下野せざるを得なくなる。なぜなら台湾経済は大陸への投資と市場によって成り立っており、これなしに台湾経済は存続しえないからだ。中国はこの日のために、早くから中国大陸における台商(台湾商人)に便宜を図り、「九二コンセンサス」を認めれば優遇し、認めなければひどい目に遭うことを(思い)知らせてある。
Q3:「九二コンセンサス」を認めない場合は、中国は具体的にはどういう行動に出るのか?
A3:数え上げればキリがない…(後略)
思うのは…以前書いたこともあるけど「国家が国家である」というのは、それだけで防衛力の一つなのだろうなあ、ということ。
台湾ぐらいの防衛力を持っていれば、完全な「主権独立国家」としての承認を受けていれば十分安全は保障されていたろう。しかし、そうではないから、安全保障を担保するのがむずかしい……ユダヤ人が内にも外にも多くの犠牲を出しながら「イスラエル」という枠組みをむしりとったのもその表れだろうな。