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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

柔道、組体操、部活動…内田良氏が、満を持して新書で「教育リスク」を問う。

NHBニュース( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ )とダブルポストです

「学校のリスク」論じる新書が発売、柔道についても言及(内田良氏) < gryphon
https://twitter.com/RyoUchida_RIRIS/status/605517988129734656
学校リスク研究所 内田良 @RyoUchida_RIRIS 15時間15時間前
【新刊を発表します。予約受付中】

組体操はまさに「教育の病」。
2分の1成人式,体罰等,教育という大義名分が,子どもや先生のリスクを増大させている

▼内田良『教育という病―子どもと先生を苦しめる「教育リスク」』光文社新書

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4334038638/
◎内容紹介

私たちが「善きもの」と信じている「教育」は本当に安心・安全なのだろうか?
学校教育の問題は、「善さ」を追い求めることによって、その裏側に潜むリスクが
忘れられてしまうこと、そのリスクを乗り越えたことを必要以上に 「すばらしい」ことと捉えてしまうことによって起きている!
巨大化する組体操、家族幻想を抱いたままの2分の1成人式、教員の過重
な負担……今まで見て見ぬふりをされてきた「教育リスク」をエビデンス
を用いて指摘し、子どもや先生が脅かされた教育の実態を明らかにする。

◎目 次

【はじめに】
【序 章】 リスクと向き合うために ―― エビデンス・ベースド・アプローチ
【第1章】 巨大化する組体操 ―― 感動や一体感が見えなくさせるもの
【第2章】 「2分の1成人式」と家族幻想 ―― 家庭に踏む込む学校教育
【第3章】 運動部活動における「体罰」と「事故」 ―― スポーツ指導のあり方を問う
【第4章】 部活動顧問の過重負担 ―― 教員のQOLを考える
【第5章】 柔道界が動いた ―― 死亡事故ゼロへの道のり
【終 章】 市民社会における教育リスク


小生の、内田良氏の紹介の歴史は、結構長い、といか節目節目で記事を書いてきたようだ。

過去記事、togetter、外部リンクなど


「学校の柔道事故」で被害者の会結成。その意見への賛否を越え、向き合うべき問題。 - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100329/p3
  
■ジ・アウトサイダーやアマ修斗組技…そして俺の必殺技が実は危険すぎた件について(マジ)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080702#p2
 
■「そもそも教育では、リスクとの兼ね合いで何を教えるべきか」について
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20101219/p2
 
■武道必修化の議論の続き。そも「体育」は必要か。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110607/p2
 
増田俊也氏が、武道必修化と安全性について語る
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20101223/p3

2月6日の「クローズアップ現代」で全柔連の中の人「先生が素人で自分も驚いた」「授業で試合までは無理」 - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120208/p3
  
”活字の巌流島”ここにあり!ゴン格で遂に…柳澤健vs増田俊也対談(その1)/柔道界に提言も - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120304/p1
 
”活字の巌流島”柳澤健vs増田俊也より(その2)〜柔道界の問題指摘・提言編 - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120305/p1
  
新年度、高校部活も始まる…「柔道以上に危険なラグビー」、対策は万全か?そして水泳 - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120403/p3
 
「柔道の危険性」以前の問題…「柔道部の死亡率、熱中症の時点でトップですた」(2012年柔道事故データブック) - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130301/p2
 
読売新聞「必修の柔道でのけがは3割減った」と報道(独自調査) - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130402/p2
  
武道必修化初年度、…高校含め部活・授業の死亡事故ゼロか(内田良氏) - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130613/p2
 
柔道並みに死亡事故が多い? ラグビー部活動の安全対策は向上したのか? - Togetterまとめ http://togetter.com/li/647075 @togetter_jpさんから
 
2013年度、中学校体育授業の武道・ダンス負傷数は?/ラグビー部活動は安全面強化をしてるのか? - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140326/p3
 
「学校授業の「組体操」は危険すぎるのではないか?」http://togetter.com/li/667896
 
「組体操の危険性」問題その後〜各種メディアが次々報道
http://togetter.com/li/723828

「柔道事故」問題から発展して…学校の「組み体操」の危険性を専門家が語る - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140516/p1
 
柔道事故などを追及した内田良氏が「組体操」問題を再度論じる - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140916/p4
 
柔道死亡事故、3年ゼロ達成(内田良)この成果を偶然の産物にしないために。 - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20141209/p1
 
「災害共済給付金」の対象となった部活、やっぱり?柔道が最多…。 - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150225/p1
 

柔道事故 死亡ゼロが続いていた――マスコミが報じない柔道事故問題「改善」の事実(内田良) - Y!ニュース http://bylines.news.yahoo.co.jp/ryouchida/20141207-00041277/
 
柔道の死亡 なぜ減ったのか――「頭部外傷」への関心が重大事故防止のカナメ(内田良) - Y!ニュース http://bylines.news.yahoo.co.jp/ryouchida/20141208-00041296/
 
◇被害者の会
http://judojiko.net/
 
◇togetter-来年度から始まる中学の武道必修化の危険性について
http://togetter.com/li/79702

自分でも思う
多いよ!!!!!
(※増田俊也氏や柳澤健氏の「柔道と安全」話も含めています)


こんなにリンクを並べたって、誰も全部は読まないんだよ。分かってる(笑)。

だからこそ、今回新書で、自らも「ベスト版」という新書を出すことは意味があるだろう。

https://twitter.com/RyoUchida_RIRIS/status/605750211848241152
学校リスク研究所 内田良 @RyoUchida_RIRIS 53 分53 分前
@gryphonjapan いままでおとなしくしていた分,訴えたいことが諸々たまっていたので,ベスト盤みたいな仕上がりになっております。

ちょっと残念なのは、自分も「コレで新書を出せばいい」という発想は無かったんだよな。いや、私が出版企画を持ち込めるアテはないんだけどさ(笑)、
「…というテーマで本が出ればいいのに⇒出たー!!」
というのと
「あっ、まったく予期してないテーマの本が出た!!」だと、後者はなんとなく悔しいんだよ(笑)


これが面白い、とも、世間的にも興味を引くだろう、という予測はあったが、「その新書を出せばいい」という発想は無かったのだな。


今後、自分は架空の本(とくに新書)編集の企画者となって、架空の企画をバーチャルに提案するようにしてみよう。


新書というのは意外なところに反響が広がりやすい。書評も出るし。

以前書きました。

ユートピアを見たいなら、目を閉じろ」…「江戸しぐさの正体」原田実著 - 見えない http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20141229/p2

まず最初に本が出ると聞いた時、自分の率直な感想は「えー、togetterでもう十分論証済みやがな。鶏を割くにいずくんぞ牛刀…だよ」でした。
江戸しぐさに関連する45件のまとめ
http://togetter.com/t/%E6%B1%9F%E6%88%B8%E3%81%97%E3%81%90%E3%81%95
 
ところが、やっぱり一冊の本になってみると読みやすいのね。そこは自分も、最後の?「紙本世代」だということもあるだろう。そして出版されてからの反響も、やっぱり本が出版社から出るのは、twitterやtogetterとは違いがあるんだわな。書評はあるがtogetter評は無いわけで。(一回、朝日の論壇時評が『今月の論文ベスト3』的なものにtogetterを紹介して「型破りだ!」と反響があったっけ)
 
考えて見れば当たり前だが、あらためて、「ネットでは常識やないか」的なことが一般書籍で問われることの意義や、影響力をリアルタイムかつ身近なテーマで見て実感したなあ、というのが「江戸しぐさの正体」が出たときでは面白かった 。