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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

イスラム国の人質脅迫事件に際して思ったこと

時間が取れないので箇条書き

・まずもって、無事の解放をお祈り申し上げるし、ISはそうするべき義務がある。ご家族の胸中はお察しすべくもないが、本当にこのあと、いい方向に向かいますように



・この事件が発生して、少なくともはてなユーザーの間で一番参照され、ブックマークが付いて注目を集めたたのが池内恵ブログの論考

イスラーム国」による日本人人質殺害予告について:メディアの皆様へ http://chutoislam.blog.fc2.com/blog-entry-258.html

だったのは、いろいろと幸いであった。
この池内ブログが始まってから、自分では「彼のブログが始まったよー」という宣伝も含め、記事のUPごとにブクマをつけたりしつつ、「どうもすぐれた質た更新頻度に比較して広がり(アンテナ登録とか)少ないなー」と思っていたのだが、いつのまにか知名度も信頼性も上がっていたようだ。

イスラーム国の衝撃 (文春新書)

イスラーム国の衝撃 (文春新書)

がまさに昨日、公式発売日だったのだが、この本やフェイスブックでの発信と合わせて、今後も参照されたい。



・そういう人がいる中で、自分の雑感も余計だが「あ、イスラーム国たいしたことないな」と思った点。ISは日本の「中東諸国への人道支援」を攻撃し、それと同額の身代金を要求するなどしたのだが、これが仮に「日本がイスラエルとの軍事協力などを推進した」ことを攻撃材料にし、その撤回などを要求していたら…日本の輿論の分裂、動揺は100倍していただろうし、日本が従うべきだ、という意見がすごく増えていただろう。

まあ、ISが日本政治で政権や与党に一番ダメージを与える選択をする義理は無い。この問題(中東諸国への支援)のほうが、ISにとっては重要問題であり、原理的に対立するものであったのだろう。
しかし、そういう内的な原理を優先させ、一番効果的であろう戦略をとる力もないし、日本の状況の分析もできていない-------それがイスラム国の実力なのだろう。

そんなふうに日本の事情に通じないことは、交渉においてはまずいことにもなるかもだが。



時間につき、ここで終わる。


あらためて、人質の解放を!!!