いよいよ、2014年もきょうとあしたにて。皆様1年お疲れ様でした。
んで、誕生日で切り替わるのか元日で切り替わるのか微妙にまだ判然としないのだけど、まあ元日でいいんだよな。
結局、この問題は1年経過してもわからなかった。
「先生ッ、なんたるムチャを!」…力道山急逝から50年。ところで「試合映像の著作権」って、誰のもの?(著作権失効=没50年を前に) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20131211/p1
まあ俺の中の有力説が、『映画の権利期間が70年に最近なった)だから、プロレス映像も70年だろう。そして個人に由来するところが大きいのだから、その人たち(最低2人)の死去から70年は権利が続くのではないか』なので、戦後のプロレスもたぶんそうだろうと。じゃあ日本は当分、著作権フリーのプロレス映像は無いだろうと思っている。
(「落語家」の録音はどうなんだろう??)
ただ、力道山の「著書」である
- 作者: 力道山光浩
- 出版社/メーカー: 日本図書センター
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- メディア: 単行本
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いずれはこれの電子化、フリー化を視野に入れたい……
さて「1964年の 亡くなった創作者」はだ…ウィキペディア経由だと
2月19日 - 尾崎士郎、小説家(* 1898年)
2月24日 - 高碕達之助、政治家・実業家(* 1885年)
2月28日 - 辰野隆、フランス文学者(* 1888年)
4月5日 - ダグラス・マッカーサー、米軍の将軍・GHQ総司令官(* 1880年)
4月5日 - 三好達治、詩人(* 1900年)
4月14日 - レイチェル・カーソン、『沈黙の春』の著者として有名な生物学者(* 1907年)
4月16日 - 小杉放庵、洋画家(* 1881年)
4月18日 - 朝倉文夫、彫刻家(* 1883年)
12月29日 - 広沢虎造 (2代目)、浪曲師(* 1899年)
正直、それほどな人はいない。浪曲師の口演の著作権も消えるのなら、広沢虎造の著作権フリー化は大ニュースなんだろうけどな…(いやあ、実際に当方はまったく不案内)
2016年(再来年)、音楽と小説の2大魔王の、「著作権の封印」が解かれる…
そして、気の早い話だが、来年1年が過ぎた時に人類共有財産になるのは…。
山田耕作の作曲作品つったらアンタ。
野薔薇(作詞:三木露風)
唄(作詞:三木露風)
歌曲集「AIYANの歌」(作詞:北原白秋) - 「NOSKAI」「かきつばた」「AIYANの歌」「曼珠沙華」「気まぐれ」の全5曲からなる。
からたちの花(作詞:北原白秋)
蟹味噌(作詞:北原白秋)
この道(作詞:北原白秋)
かやの木山の(作詞:北原白秋)
六騎(作詞:北原白秋)
鐘が鳴ります(作詞:北原白秋)
松島音頭(作詞:北原白秋)
中国地方の子守謡(編曲)
ロシア人形の歌(全5曲、作詞:北原白秋)
愛する人に(An die Geliebte、作詞:エドゥアルト・メーリケ)
漁師の娘(Das Fischermädchen、作詞:テオドール・フォンターネ)
紫(作詞:深尾須磨子)
もちろん作詞のほうの権利は別もんだが、インスツルメンタルなら問題ないんだな。
たまたま29日の琉球新報に、彼にまつわるコラムが掲載された。
<金口木舌>戦前回帰を許すな
2014年12月29日http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-236586-storytopic-12.html
童謡「赤とんぼ」や歌謡曲「からたちの花」。これらの名曲を作曲した音楽家、山田耕筰が49年前のきょう12月29日に亡くなった
▼山田は沖縄出身の音楽家、宮良長包とも親交が深かったことでも知られる。日本人で初めて交響曲を作曲したのも山田だが、戦時中は100余曲もの軍歌や軍国歌謡も作った
▼戦時体制が色濃くなった1941年、思想統制の役目を担った情報局管理の「日本音楽文化協会」副会長に就任。軍服姿で行動し、音楽家らの慰問を先導した。戦時中は文学、映画など芸術も制約を課せられ、戦意高揚に役立つ創作を要求された
彼作の軍歌は
杭州小唄 英霊讃歌 燃ゆる大空 のぼる朝日に照る月に 翼の凱歌 壮烈特別攻撃隊
陸軍落下傘部隊の歌 米英撃滅の歌 アッツ島決戦勇士顕彰国民歌 サイパン殉国の歌
曙に立つ 小国民決意の歌 連合艦隊行進曲 なんだ空襲
あれ?「ベスト50」に入るような曲ないや…
そしてだ…またまた気の早い話だが、来年1年がすぎて、2016年に、あの男が黄金の雨を降らせる…
1965年7月28日没 - 江戸川乱歩、作家(* 1894年)
もう水面下では、コンテンツ業界はたぶん準備してるよ(笑)。
だが。
TPPが妥結して、いきなりすべての著作権保護期間が、日本でも「死後70年」に延長されない限りは、でございます。
来年1年間は、もう少し揉めめててほしいな……