これ、バンバン拡散してください。使ってください。 pic.twitter.com/c8mCZi46uR
— mipoko (@mipoko611) 2017年10月15日
では使わせていただこう
選挙事務所の向こうに甲子園が見える
小田嶋 隆
>>バックナンバー2014年12月19日(金)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20141218/275321/選挙前に「大義なき解散」という言い方で安倍さんの決断を批判していた人たちも、与党圧勝の結果をつきつけられると、意気地なく黙ってしまっている。
どうして黙っているのだろうか。
実際には、戦後最低の投票率に終わった今回の選挙戦の低調さは、彼らの言う「大義なき解散」という主張を裏付ける結果だったわけで、そう思えば、選挙後にもう一度、選挙前の話を蒸し返して、解散の是非を問う声をあげても良かったはずだ。
〜(中略)
今回の衆院選が戦後最低の投票率に終わったことは、解散の決断をした安倍さんの失点として数えられるべきだということだ。得票率や議席の数とは別に、投票率の低さそれ自体も選挙の結果の一指標として真摯に受けとめなければならないはずで、このたびの低投票率は、安倍さんが、解散権という「伝家の宝刀」を私的に利用したことに対する有権者の反応である、というふうに読み取ることもできる。
そう思えば、圧勝と言って喜んでばかりいられる結果ではない……(後略)
「声なき声」に謙虚たれ 安倍政権継続へ:社説:中日新聞(CHUNICHI Web) http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2014121502000207.html
その足元は、強固とは言い難い。
投票率は史上最低の52%台にとどまる見通しだ。与党の得票率が40%程度だとしても、全有権者数に占める得票数の割合「絶対的得票率」は30%にも満たない。
それが選挙制度だと言ってしまえば、それまでだが、安倍政権の側はまず、全有権者の三割に満たない支持しか得られていないことを自覚しなければならない。
(略)
安倍首相の祖父である岸信介首相は一九五八(昭和三十三)年、国会でこう述べている。「最後の審判は選挙で決まりますが、世論の動向、国民の意向には絶えず十分に耳を傾け、『声なき声』にまで耳を傾けて誤りなきを期することは、政権を担当しているわれわれが、かねがね考えていることであり、考えていかなければならぬと思います」
選挙結果に傲(おご)ることなく、野党はもちろん、選挙結果に表れない国民の声にも耳を傾けねばならない。「一強」であればなおさら、胸に刻むべき政治の要諦である。
まだまだ例はあったが、ふたつでよかんべい。
で、表題の通りだよ(笑)。
「選挙結果はXXXXXXXXXXXXXXXXだったけど、投票率は…%にすぎなかったじゃないか。だから選挙後の政権は、自重するように」という主張ができるだけでも一定の意味があるし……そして万が一、こういうものが実際に政局に何らかの影響を与え、たとえば多少の慎重さが生まれたとしたらばだ、
それは棄権した皆さんのお力だ。棄権者の勝利だ。
……という話に、なるんじゃないかいな?リクツをたどっていけば。
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