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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

日曜民俗学「フロントチョーク考」…”技のミッシングリンク”をつなぐ研究

昨日に続いて2日連続togetter。

三角絞め・フロントチョークなど、今ではポピュラーな技が「広まった」時期について - Togetterまとめ http://togetter.com/li/696700


これは自分の非公式タグの一つ【日曜民俗学】でもあります。
あたくしが、いつか書こうと思って暖めていたテーマだったが、似た話として「三角絞め、という柔道柔術の技がどのようにプロレスや総合格闘技を経て、人の目に触れ、一般に知られるようになっていったのか」という話をふるきち氏がtwitterで(再論し)始めたので、それに合わせて書いてみた。
満を持してとはいかなかったが、まあ逆にそういう発想を温めていたから、緊急に対応して論を張ることができた、といえる。


三角絞めは先方に任せるとして、フロントチョークは…
ヴァーリ・トゥード総合格闘技)が登場する前、見せ技や裏技としてでもプロレスで使われていたか?
・上の記録や映像は残っているか?
・同じ形でも首を極める”フロント・ネックロック”と”フロント・チョーク”は区別されていたか?
・ほかの武道、メジャー・アマ格闘スポーツ(柔道、サンボ)では、反則だとしても逆に反則技と知られたりしていたか?
・日本のVTやPRIDE、修斗でフロントチョークでの決まり手(しかも「落ちる」形の決まり方)があったときの、当時のメディアの書き方、反響
・フロントチョークは最初「極まらない技」だと思われてなかったか?



……などなど、数々の疑問点が世間で語られていた…りはしなかったな(笑)。こんなことを疑問に思っているたのは、たぶん俺とかだけです(爆笑)。
だが、そんなことでも疑問点として提示し、対話していけば、何事かがあきらかになる。
それが【日曜民俗学】の醍醐味であるのです。
そこのところはよくできたtogetterまとめになったと自負せり。


調べる過程で一番ウケた、というか一面で感動したのはこれ。

ウィキペディアの「フロントチョーク」
カール・ゴッチによれば「最も速やかに人を殺す事が出来る技」とされ、実戦的な極技の一つとしてフロントチョークを伝授された弟子も多い。孫弟子にあたるハルク・ホーガンはプロレスを小馬鹿にした米テレビ司会者をこの手法で絞め落とし後頭部を床で打たせ流血させたこともある。

gryphonjapan @gryphonjapan 2014-07-23 07:18:47
ハルク・ホーガンカール・ゴッチの孫弟子」……いや、言われてみれば、たしかにその記述は正しいのだが!!!
 
カナダの不良市長が、ハルク・ホーガンに腕相撲で勝った件について。 -http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20131119/p2

そして充実のコメント欄

Poet 2014/07/23 13:26
フロントネックロックは、首を横に向けて頭の前後への自由度を奪った上で、お腹で頭を前に押す+手首の内側くるぶしで頬骨の痛点を押さえる技なので、同じ形じゃないでしょう。藤原のゴッチ教室直筆メモにあったのを見て自分も練習しました。
第一次UWFの頃には、フロントチョークにも入れるけど反則だからネックロックというのは理解されていたと思います。
スーパータイガーになる前にザ・タイガーだった頃の佐山が、「新格闘技のすべて」という技術解説ビデオを出していて(1984年)、修斗ができる前、彼の頭の中にあった「新格闘技」はチョークOKだったため、リア・ネイキッド・チョークのかけ方が解説されています。フロント・チョークはどうだったか記憶してないのですが。今でもビデオ持ってるけど。
元NWA王者ハリー・レイスが、多分、1970年代のインタビューで、アマレス経験のある観客が挑戦してきた時にタックルをがぶってフロントチョークで極めた、これが必勝パターンみたいなことを言ってました。
三角締めに関しては、自分が初めて見たのは「1・2の三四郎」柔道編での岩清水健太郎
その後、藤波×剛竜馬(1978年か79年)で藤波がフィニッシュに横三角を使いました。決まり手としても、三角締めと表記されていたと記憶しています。


 
▲〆 2014/07/23 18:27
柏崎センセとコムロック共著の本にフロントチョークの形が「裸絞め」の一つとして紹介されてましたよ。参考までに。


とし 2014/07/23 20:15
自分がフロントチョークを意識したのは、
アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ修斗でタイトル防衛を重ねてた頃の記事ですね。
「よほど実力差があるか、奇襲的に狙うのでもない限りそうそう決まらない。
しかも抜けられると自動的に不利なポジションになるので、そもそも狙う選手も少ない。
しかしペケーニョはそれを必殺技に昇華させた」
という評を聞いた覚えがあります。



fullkichi1964 2014/07/23 20:42
>Poetさん

おっしゃっておられる「藤波の三角締めフイニッシュ」は対剛竜馬戦でなく、80年の阿修羅原戦ではないですかね? 藤波・三角締めというとどうしてもこっちが思い浮かぶのですが。
http://murasakilg.blog64.fc2.com/blog-entry-766.html
もし対剛戦でも三角締めフイニッシュがあったらゴメンナサイ(^^;)。
ちなみに対剛戦ならむしろアキレス腱固めの攻防が印象に残っています。
http://murasakilg.blog64.fc2.com/blog-entry-345.html

吉原功氏の指導でサンボ特訓をしてた元・国際勢相手だからこういった技を繰り出したのかもしれません。
しかしこういう藤波の引き出しの多さを見ると、新日本Uターン時に前田が
無人島に仲間がいた」
と言ったのも分かるような気がしますね(^^)。
fullkichi1964fullkichi1964 2014/07/23 20:44
>としさん

>よほど実力差があるか、奇襲的に狙うのでもない限りそうそう決まらない
これはゴルドー戦直後の中井祐樹氏も同じ意味のこと言ってましたね(^^)。
▲〆▲〆 2014/07/23 21:20
記録を見るとUFCの第二回大会で既に決まり手として登場してますな。
fullkichi1964fullkichi1964 2014/07/23 21:38
>▲〆さん

フロントチョークが、ですね。94年3月。
その2年3カ月前、リングス有明大会でゴルドーが長井をあの形で絞め落として(KOして?)ますね。この試合はどうやらリアルファイト。
ただ、今となってはフロントチョークだったのか、ネックロックだったのかちと不明(苦笑)。感じからするとネックロックなんですが。失神するまで締め上げるゴルドーの恐ろしさ(^^;;;)。



そらみち 2014/07/24 04:06
Poetさんの言われるザタイガー新格闘技のすべて、復刻版のDVDがあって、たまたま最近見たところ、後ろに寝るタイプのフロントチョークがばっちり解説されていて、先進性に驚いた覚えがあります。ただその後の佐山技術本では出なくなったので、スパーとかで、効かない、ということになったのかもしれません。