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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

シェイクスピアの「リチャード三世」を原案にした少女マンガがある。菅野文「薔薇王の葬列」

2014年3月19日の朝日新聞に載った漫画の広告特集「コミック・ブレーク」より。
あ、書き写すのめんどーだなーと思ったら、ネットにもあった!まあ広告だ、ひと目に触れたほうがいいものな。

http://book.asahi.com/book/comicbreak/2014031800008.html

薔薇王の葬列 [掲載]2014年03月19日
著者:菅野文  出版社:秋田書店 価格:¥ 450

薔薇王の葬列 1 (プリンセスコミックス)

薔薇王の葬列 1 (プリンセスコミックス)

■原案は『リチャード三世』。菅野文が挑む新境地!

 岡田将生主演でテレビドラマ化もされた大ヒットコメディー『オトメン(乙男)』で知られる菅野文。待望の新作はガラリと趣向を変えてファンを驚かせた。なんとシェークスピアの史劇『リチャード三世』を原案とした、重厚なダークファンタジーだ!
 
 舞台は15世紀のイングランド、ヨーク家とランカスター家が王位をめぐって争った薔薇戦争の時代。大きな秘密をもって生まれてきたヨーク家の三男リチャードは、そのせいで実の母に「悪魔の子」と呼ばれ、冷遇される。一方、父のヨーク公はそんな彼に無償の愛を注ぎ、自分と同じ名をつける。誰とも共有できない悩みを抱え、深い孤独の中で生きるリチャードにとって、父の存在こそ闇を照らす光だった。
 リチャード三世は実在した人物・・・・(略)

ああ、オトメンのひとか。
オトメンはかっこいい二枚目男子だけど、料理や裁縫、手芸とかが好きで、しかもそれを隠しているという設定で、まあジェンダーとポリティカルコレクト的には「何が悪いの?恥じることは何もない」というところに本来着地すべきもんだった。だからワンアイデアの作品なのかなあ、と思っていたが、シェイクスピアの翻案で重厚な物語を書けるのなら、それはそれで楽しそうだ。英国史はけっこう面白いしね。