これはまもなく「年度」が終わるので、その話題です。
今回が2年目でしたかね、全国で中学校に武道・ダンスが必修になってから。
もちろん、柔道の事故は「部活動」が中心であり、さらには「町道場」でも事故は発生する。
それにしても、国家が国家意思として「例外なく小国民(オイ)は、すべからく武道・またはダンスを学ぶべし」とした以上、安全性の確保にはもちろん責任がある。
では、どうなったのだろう?
読売新聞は、昨年は2月末に、独自統計(アンケート)で結果をまとめていた。それも、授業での大きな負傷は公的な見舞金が出るという制度に着目し、「その制度への申請数なら客観的に分かる」という画期的なやり方で取材していた。
(現在はリンク切れ)
2012年度から全国の中学1、2年で始まった武道必修化を巡り、柔道を選択した北海道内の公立中学校計438校のうち、少なくとも10校の男女12人が授業中に骨折していたことが25日、読売新聞の調べで分かった。
ことしはやるのだろうか?まあニュース性は初年度より低いから、やらないのかもしれない。
それとは別に、公的な統計結果は…いつなのだろうか。
ダンスは?
ヒップホップとかも含めてダンスは必修で授業をしているわな。
これで怪我が増えたりした?国家意思の強制といったら、こっちも同じだしな。
まあ競技が競技だから、そんなに多くないだろうけど。
ヒップホップで目覚めて、ギャングスタ同士の抗争でけが、とかは統計に入らないし(笑)
YO YO YO
学校でダンスが 必修
即効でおいらは 一蹴
続行の政策かが ISSUE
わるそなやつらは 大抵ともだち・・・
(「わるそなやつらは 大抵ともだち」は、HIPHOPにおける「それにつけても金のほしさよ」みたいなもんだと解釈しているのだが、それでいいんだろうか。)
この問題の草分け・内田良氏。「ラグビーは、安全性強化への取り組みがはなはだ不十分」
29年間で118名の中高生が学校柔道で死亡。
- 作者: 内田良
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2013/06/21
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なぜこの暴力的文化が放置されてきたのか。
事故データの検証、被害者家族・全柔連らへの取材を通じ、
「リスク回避」への道を探る。柔道での死亡事故は他の部活動と比べて明らかに突出した数値を示しており、
死亡率で見ると、柔道に次いで死亡率の高いバスケットボールの6.2倍(中学校の部活動/2001年〜2010年)。なぜ、柔道界という『男たちのムラ社会』はこの事態を放置してきたのか。
そして、中学校の武道必修化は何をもたらすのか----。
そしてラグビー事故に関して…
https://twitter.com/RyoUchida_RIRIS
おっと、数ツイートでまとめられると思ったら、だいぶ増えていた。
togetter作成に出動や。
しばし待たれよ。
はい作った。
柔道並みに死亡事故が多い? ラグビー部活動の安全対策は向上したのか? - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/647075
参考資料 「学校リスク研究所」公式サイトより
http://www.dadala.net/
http://www.dadala.net/statistics/rugby.html
こんなのも最近出来たという
https://twitter.com/RyoUchida_RIRIS/status/448563054310326272
学校リスク研究所 内田良
@RyoUchida_RIRIS
■Deaths in Rugby Football■
Analysis of Fatal Cases in JAPAN
ラグビーの事故は主に熱中症(魔法のヤカンの伝統はどうした…)と、さらにいえば「脳震盪」に問題があるらしい。
で、脳震盪はけっこうまだ未知の部分があるらしく、そこが科学的に検証されると、プロのアメフット、ボクシング、そしてもちろんプロレスや総合格闘技も何がしかの影響を受けるかもと言われる。
さまざまに選ばれた男たちの「プロ」の活動が、どの程度まで安全性の規制をすべきかはまた別問題であろうが、逆にいえばプロがそういうリスクを受け入れるのと、ガキの部活動や授業はまた別物。
ともかく、ラグビーの安全性向上には、積極的な取り組みであれ「全然リアクションがない」という消極的な現状であれ、光を当ててほしい。
ちょと挑発的に。
「アベシンゾー第1次政権が打ち出した『武道必修化』への批判になったから柔道事故は騒いだり批判したけど、ラグビー事故は安倍批判にならんから関心無いけんね」・・・、というような人は、どこにもいないと信じる。