柔道つながりで。
そういえば、もともと必修化の決定は第1次安倍晋三内閣のときか。スタート時よりある意味重大な「その結果が、初めて1年間の数字としてまとまる時」に居るのが第2次安倍内閣、とは思わなんだ。
で、結果的に必修化初年度の武道授業における重大事故は・・・あくまでも予想だけど、とくに目立った事故は増えなかったんじゃないかな。
これは、「注目度が高いトピックだから現在、そういう事故はどこで発生しても全国的なニュースになるだろうが、ここ1年それをあまり見なかった」
http://judojiko.net/
という部分と、
「そもそも必修化が定められた授業時間では、物理的に最初の型や受身を学ぶだけで終わる」
という構造的な問題です。
というか、最初問題が取り上げられた柔道事故の大半は「部活動」です。あるいは授業の柔道が以前から取り入れられ、今回定められた必修よりずっと長く、最後は本格的に試合や乱捕りをするような授業・・・
ただ、今現在はただ慎重に慎重なやり方をしているゆえかもしれない。もし必修化の学校が受身や型にとどまって、結果的に事故がないとしたら、それはあの時危険性の指摘を多くの人が、大きな声で言ったからこそそこまで慎重になった、といえるかもしれません。
ともあれ、数字が何より雄弁です。
数がまとまるのは5月、6月の話になるかもしれないけど、「そうか、今年は必修化1年めで、事故増減の統計数字によって結果が検証される年なんだな」ということを覚えて持ち帰ってください。