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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

柔道死亡事故、3年ゼロ達成(内田良)この成果を偶然の産物にしないために。

柔道事故 死亡ゼロが続いていた――マスコミが報じない柔道事故問題「改善」の事実(内田良) - Y!ニュース http://bylines.news.yahoo.co.jp/ryouchida/20141207-00041277/
 
柔道の死亡 なぜ減ったのか――「頭部外傷」への関心が重大事故防止のカナメ(内田良) - Y!ニュース http://bylines.news.yahoo.co.jp/ryouchida/20141208-00041296/

内田氏はいう。

その事後に何が起きたかについても、ほんの少しでよいから、世に広めてほしいと願うのである。
人びとの意識は、数年前の爆発的な「柔道事故」報道で、止まったままである。それは、柔道家にとっても、教師にとっても、子どもたちにとっても、不幸なことだろう。


柔道事故について論じていた人の一部は「安倍政権(第一次)が武道の必修化を導入したことに反対」だったので、そこで死亡事故が無くなったのは気にならないどころか都合が悪いのではないか…などと憎まれ口の推測をしたっていいのだが(笑)、そうではないだろう。だいたい、そもそも死亡事故ゼロは意図はともかく結果的にそこにフォーカスして盛り上げた人の功績が多い。「予言の自己成就」、ならぬ「予言の事故(自己)防止」だ。
うまいこというねぇ俺。
それにこれ、内田氏がいうように

他方で、こんなすぐにゼロ件にできたのであれば、もっと早くに死亡事故を減らせたのではないか

となる。この問題もあるだろう。
そしてなにより、偶然も左右する話なので、来年には事故が発生してもおかしくない。


あと結局柔道の「授業」は十数時間程度なので、学校が「事なかれ主義」によって受け身や寝技のレッスンをするだけで終わるということでもあるらしい。



ただ成果は成果。
それをどう共有して、固定したものにするか、だと思う。


ところでぼくは偉いので、ちゃんとその年度に、事故が無いかを話題にしているなりよ。みなさん褒めてよろしい(笑)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130131/p2
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140326/p3


無いことに着目するのも重要なのだ。シャーロック・ホームズ銀星号事件」参照(笑)



で、何度も言うが「ラグビー」が柔道以上にキケンな面も統計上は出ている。
ラグビーの安全対策向上はどうなのか?注目していきたい。
あと「授業」と「部活」の差にも注目。