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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

増田俊也関連情報。「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」文庫化。KIMURAは2巻発売

https://twitter.com/ROCK_MrYAMAMOTO/status/423797687129886721

ろっく@Mr.YAMAMOTO ‏@ROCK_MrYAMAMOTO
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」の文庫化&漫画版2巻の発売という嬉しい情報が!そして「秘伝」で連載中の「七帝柔道記」の続編、今月連載分はあの「中井祐樹」さんの入部のエピーソドです。格闘技ファンの方にもお勧めです!


まず最初の「文庫化」情報を確認。

増田俊也 ‏@MasudaToshinari 1月16日
https://twitter.com/MasudaToshinari
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(新潮社)が文庫化されます。発売日は、2月の終わりか3月のはじめです。上下巻の2分冊になります。ハードカバーは2730円でしたが、文庫は1冊800円くらいと聞いていますので、上下で1600円くらいだと思います。表紙がかっこいいです。

漫画2巻はアマゾンにて。

言わずもがなであるが、「0巻」があるので3冊目の単行本ね。 


月刊秘伝
http://www.bab.co.jp/hiden/
増田俊也「続・七帝柔道記」


名シーンは何度語られてもいいものだし、そこをいろいろな視点で書くのが作家の腕の見せ所だが、中井祐樹の入部にまつわる経緯はこの文章でも描かれている。

■VTJ前夜の中井祐樹
(『ゴング格闘技』2009年6月号掲載)
http://hujudo.sakura.ne.jp/vtj.html

「はい。こいつは俺の北高の同期で、レスリング部のキャプテンだったんです」

 見学の一年目がきびきびとした動作で立ち上がって「中井祐樹といいます」と頭を下げた。

 私が「四年目の増田です」と右手を差し出すと、中井がしっかり握り返してきた。目をそらさない。気が強い男だ、こいつは絶対欲しいと思った。

「うちは見てのとおり普通の柔道じゃないんだ。寝技ばっかりだろ。レスリング出身者は伸びるぞ。俺が一年目のときの五年目の先輩にもレスリング出身で白帯から始めた人がいたんだけど、最後は一番強くなった。もう入ることは決めたのかい?」

「いえ、それは……」

 中井はそう言って頭をかいた。

 後から知ったことだが、中井は北大近くにある極真空手北海道支部道場へ入るつもりだったのだ。

 柔道部が寝技ばかりの特殊なものだと聞いてちらりと覗きにきただけだったという。高校で組み技をやったので大学では打撃を身に着けたいと思っていたそうだ。彼の頭のなかにはすでに「総合格闘技」の構想が芽吹いていたのである。

「そうか。まあ練習を見ていってくれよ」

 私はそう言って、竜澤が「私に求めていること」を始めることにした。
(後略)

「続・七帝柔道記」では、どんな描き方をされているのだろうか。