あなたも日本SF大賞に参加しませんか?
このたび、日本SF作家クラブは、新たな試みとして、日本SF大賞の選考に際し、広く一般から候補作のエントリーを受け付けることといたしました。 これは日本SF大賞設立当時、『「日本SF大賞」を設定するにあたって(昭和55年6月・小松左京/筒井康隆)』の中で表明された「候補作品は、SFに関心 の深い編集者、ジャーナリスト、ファン、読者の意見も参考にしつつ、」というビジョンをより的確に反映しようとするものです。
みなさんから日本SF大賞にふさわしい作品として推薦(エントリー)していただいたものが、日本SF作家クラブ会員による投票を経て5作品程度に 絞り込まれ、選考委員会における選考対象となります。
日本SF大賞にふさわしい作品とは、SFとしてすぐれた作品であり、「このあとからは、これがなかった以前の世界が想像できないような作品」や「SFの歴史に新たな側面を付け加えた作品」です。 この基準は、エントリーする方の「絶対評価」をもとにするもので、この期間のすべての作品やできごとを網羅した「相対評価」というものではありません。 毎年9月1日から翌年8月31日までに発表された作品(出版物や映像作品に限定せず、現実に起きた出来事や製品も含む。例:「はやぶ さ帰還」などの出来事。「ボーカロイド「ASIMO」などの製品)が対象です。 『完結』していなくてもかまいません。
どうぞ、ふるってエントリーください。第34回 日本SF大賞 エントリー募集要項
<対象作品>
2012年9月1日から2013年8月31日までに発表された作品。
<エントリー規定>
対象を特定できる形で明記し(小説ならば、正確なタイトルと著者名を表示する)、推薦理由のコメント(100文字以上400文字以内)を必ずつけ てください。
複数のエントリーも可能ですが、1エントリー1作品とします。つまり、1作品ごとに推薦理由のコメントが必須となります。
エントリーの際は、お名前をお書きください(ペンネーム可)。
お名前を公開しない方は「匿名希望」とお書きください。
何も記載のない場合、アカウント名をお名前として掲載します。
<締切>
2014年1月6日午前0時
<エントリー方法>
クラブ専用のTwitterアカウント(@SFawardentry)へのリプライ、あるいはメール(SFaward@sfwj.jp ただし、@は半角にしてください)にて送付ください
あれっ?なんか今年はSF大賞を聞かないと思ってたら、選考の日程もスタイルも変わった。一般から推薦可能!!
こんな手軽な形で推薦できる賞はほかにない。
自分も応募した。
gryphonjapan @gryphonjapan
@SFawardentry 浅羽通明「時間ループ物語論」。
映画、小説、漫画アニメなどで広く題材になっている「時間ループ」作品の意味や起源を探る中で、モラトリアムの意味や「日常」とは何か、といったテーマまで考察する評論本(洋泉社)。
- 作者: 浅羽通明
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このブログ的には、3回ほど関連記事を書いた。
「繰り返される時間」は悪夢か、ユートピアか?・・・浅羽通明「時間ループ物語論」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20121205/p6
「『日常系漫画』というが、反対語は『非日常系漫画』?いや、それは『生活系』だ」(浅羽通明「時間ループ物語論」)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20121206/p1
浅羽通明「時間ループ物語論」から、孫引きで「秋の牢獄」(恒川光太郎)を紹介
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20121121/p3