http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-12-02/2013120202_02_1.html
安倍政権、自民党が強行へ暴走している「秘密保護法案」。その推進の陣容を見てみると、日本の侵略戦争で戦犯容疑者となった政治家や特高(特別高等警察)官僚の息子や孫、娘婿が目立ちます。安倍晋三首相の祖父は、太平洋戦争開戦時の東条英機内閣で商工大臣を務め、東京裁判でA級戦犯容疑者とされた岸信介氏。…町村信孝元官房長官の父親は、特高警察を指揮した内務省警保局長を務めた町村金五氏…中川雅治氏(自民)の義父は、鹿児島県特高課長を経て戦後、警視総監、参院議長となった原文兵衛氏。町村氏とも親戚関係にあります。中川氏は国会のルールを無視して理事会開会中に委員会の開会を強行するなど、強引な議事運営でひんしゅくを買っています。
(略)
こうした戦犯・特高人脈は、「秘密保護法案」の源流を象徴しています。
(略)…野望の果てを目指す者に 生贄を!
震えるほど心 燃え尽きるほど熱く
その手から放て鼓動 体漲る勇気で
迷い無き覚悟に「喝采」を!
その血の運命(さだめ)! シンゾー!
ま、之は実のところ、赤旗のごく簡単なポカ、だが重大なポカであったでしょう。
つまり、安倍晋三と岸信介については、血縁ではなく、その思想的継承があるどうかについて問うか、指摘するだけでいい。「(おそらく国家社会主義思想に基づく)国民皆保険の父」ともされる岸の歴史的評価はなかなか定めがたいところもあるが、その批判だったら何の文句もなかっただろう。
それは、在日朝鮮人をその「出自で批判」するのと、「金王朝(朝鮮労働党)を支持している、その支持団体に自主的に加わっているとして批判」するほどに違う。
で、実際に安倍首相の著書や発言からやまほどそういう「思想的継承」や「肯定的評価」は出てくるはずだ。
そのエクスキューズがひとつあるだけで悠々セーフ。だが無ければまずいわな、特に共産党的には。実際、列挙しないと説得力無いだろうし、その列挙した人にいちいちそのエクスキューズつけるのは結構むずかしかったかもしれない。
今回のは上の例でいえば「彼の出自は北朝鮮(朝鮮籍)だ」と非難したり、オバマを「過激な白人批判者の黒人牧師ジェレミア・ライトの思想的影響を受けている」ではなく、直接「黒人だ」と非難したようなもの。
単純なミスだが、重大なミスでしたなあ。
だが赤旗だから、白旗を挙げることはないだろう。
↑※これのどこがおもしろいかっつーと、降参を意味する「白旗」と、党新聞の紙名である「赤旗」をひっかけてるんです。