INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

デモと権利と規制と基準…「大音量」だろうと「ヘイト」だろうと。

うん、タイトルがいい感じになった。なんか題で言い尽くした気もするのでもういいかな、と思ったが、よく見ると言い尽くしちゃいないな。
まず経緯をちゃーっとリンクしよう

http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-18a0.html
 今も議員会館の外では「特定機密保護法絶対阻止!」を叫ぶ大音量が鳴り響いています。いかなる勢力なのか知る由もありませんが、左右どのような主張であっても、ただひたすら己の主張を絶叫し、多くの人々の静穏を妨げるような行為は決して世論の共感を呼ぶことはないでしょう。
 主義主張を実現したければ、民主主義に従って理解者を一人でも増やし、支持の輪を広げるべきなのであって、単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらないように思われます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131201/k10013486071000.html
(略)石破氏は1日、富山県南砺市で講演し、「国会の周りに大音量が響き渡っているが、周りにいる人たちが恐怖を感じるような大きな音で『絶対に許さない』と訴えることが、本当に民主主義にとって正しいのか。民主主義とは少し路線が異なるのではないかという思いがするが、もし表現が足りなかったところがあればおわびしなければならない」と述べました。
そして、石破氏は講演のあと、記者団に対し、「『テロだ』と言ったわけではないが、テロと同じだという風に受け取られる部分があったとすれば、そこは撤回する」と述べ、「テロ」という言葉を使った部分を撤回する考えを示しました。

http://digital.asahi.com/articles/TKY201311300366.html
 「デモとは何か」の著書がある五野井郁夫・高千穂大准教授(国際政治学)は「人々が声をあげるのは、法案を承服していないから。(デモを)石破氏は『絶叫戦術』と言うが、やむにやまれず声を出しているのであり、テロ行為と変わらないというのは民主主義を愚弄(ぐろう)している」(略)「民主主義とは異なる意見をいかにして取り入れていくかということ。議会の外にも民主主義はあり、議員会館にいて静穏を妨げるも何もない。石破さんを応援するものだったらよく、意に沿わないものだったら否定するのだろう(略)」

 ジャーナリストの大谷昭宏さんは、「法案を成立させたい『本音』を暴露したような発言だ。自分たちがつくった法律に対して、声を上げる人、何かしらのアピールをする人の存在を真摯(しんし)に受け止めず、『異端分子』としか受け止めていない証しだと思う」と話す。


さて、実は自分も「テロ」とは言わないが「大音響は一種の暴力、凶器」という趣旨のことは過去に書いたんだよなあ。
ただし、右翼の街宣車に対してだ(笑)。
具体的に言えば、2008年、「ドキュメンタリー映画靖国』の上映」に対して「やむにやまれず声を出し」たり「声を上げ」「何かしらのアピール」をしたことに対してだ。

靖国」上映中止問題、実務的に解決しよう・・・車載拡声器を全面禁止したら?
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080404#p3


…映画館が上映を中止するか。おそらくまっとうな批判や抗議に目からうろこがおち、反省改心いたしましたということではなく、街宣車に代表される、論理や説得力でなく単純に「うるさい」「迷惑」という力に対抗しにくいから、ということが挙げられるだろう。
 
なぜ右翼は街宣車を使うのか。
(1)それは相手が「煩い」とか「やかましい」とか「怖い」と感じてるだけだとしても、外形的には「私たちは彼らへの『適切な批判』を、言論という形で皆さんや相手に訴えているのだ」「普通のデモみたいなもんです」「要求を受け入れた(例えば上映中止した)のは、私たちの訴えに納得してくれたのだろう」と主張できるからだ。
 
(2)あと物理的に、騒音という武器は銃刀法やら凶器準備集合罪やらにひっかからない、そして建物に立てこもった相手にも遠く届く、日本ではめずらしい使い勝手のいい武器だからだ。

今回の特定秘密法案に関してもさまざまなメディアで語っていた鈴木邦男氏も、かつてこう語っている。

http://kunyon.com/shucho/index.html (2008)
・・・街宣車を〈武器〉として使うことには反対だ。
 (略)
街宣車は〈武器〉としては強力だし、効果が大きいのだ。〈思想〉を訴えても、なかなか伝わらないが、大音量で押しかけたら、皆、震え上がる。恐がる。〈武器〉としては強力だ。だから、皆、使いたがる。


今回、こんなやり取りもオダジマンとtwitterでしたっけ。

https://twitter.com/tako_ashi/status/406921125440933888
小田嶋隆 ‏@tako_ashi 19時間
実際のところ、「テロ」という言葉自体、既に一部では「気にくわないヤツ」ぐらいな意味で使われ始めているわけで、そのことを思えば、特定秘密保護法が、特定秘密を指定する条件のひとつに「テロ対策」を挙げていることの意味は軽視できねえずらよ。
 
山本剛志(らをた)ラーマガ始めました ‏@rawota 19時間
夜中にラーメン画像をあげる「夜食テロ」も規制対象かw QT @tako_ashi 「テロ」という言葉自体、既に一部では「気にくわないヤツ」ぐらいな意味で使われ始めているわけで、特定秘密保護法が、特定秘密を指定する条件のひとつに「テロ対策」を挙げていることの意味は軽視できねえずらよ
 
小田嶋隆 ‏@tako_ashi 18時間
.@rawota 被害ないしは影響力の及ぶ範囲が無差別なものは、なんであれ「テロ」と呼ばれる流れが定着しつつありますね。
 
gryphonjapan ‏@gryphonjapan 18時間
ただその流れは「ヘイトスピーチは言論に非ず、法規制しろ」という話とやや重なる部分があるかもです。 切り分ける方法は無い訳じゃないが、例えば石破茂氏は
→ http://cinema-magazine.com/news/2102  
を「利用」し主張していると思う  @tako_ashi @rawota


http://cinema-magazine.com/news/2102
を再読してみよう。

今年アカデミー賞の最優秀ドキュメンタリー映画賞に輝いた『ザ・コーヴ』の上映中止が相次いで起きている。映画館に抗議文が送られ、抗議デモの予告がされたことで、6月3日(木)、メイン館のシアターN渋谷が近隣店舗と取引先に迷惑をかける可能性が高いとして上映中止を決定。その翌日4日(金)にシネマート六本木とシネマート心斎橋(大阪)も上映中止に追い込まれた。この結果、『ザ・コーヴ』の東京での上映館はすべてなくなった。

6月5日(土)には、抗議団体が渋谷ハチ公前で『ザ・コーヴ』の上映中止を求めて抗議デモを実行。週刊シネママガジンはその一部始終を取材した。抗議団体は30人以上集まり、デモは40分間続いた。途中、通行人と揉み合いになる場面が2度あり、渋谷駅は一時騒然となった。

以下に抗議団体のスピーチを引用する。

「皆さん、暑い中御苦労さまです。渋谷駅ハチ公口をご通行の皆様。大変大きなマイクの音でお騒がせをいたしております。皆さん、すでにニュースでご存知かと思いますが、この映画『ザ・コーヴ』。我が国のイルカ漁を欧米白人たちが勝手に盗撮して、日本人は残虐で野蛮な民族だということを描きだしたこの反日映画。(中略)この映画、我々が上映中止に追い込んでやったんです。これがね、今マスコミから「とんでもないことだ。言論の自由の弾圧だ!」、そんな馬鹿なことを言われてるんだよ。……(後略)」

当時のブクマ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/cinema-magazine.com/news/2102



実は今回のそーどーを最初に聞いたとき、すぐに脳内では関連の話として「ミンボーの女」(この映画は公開当時「権力におもねる映画だ!」的批判が「噂の真相」などで出てきて、伊丹十三が実際にテロにあったのを「自業自得」とにおわせるような意見すら聞かれたっけ……)的な街宣車のマイク街宣や、「ザ・コーヴ」や安田浩一「ネットと愛国」などを思い出したのだが。ほかではそっちも論じる人いないので、、私が独占で論じよう。


さて、こういう話を書いた上で、そしてだが今回、石破氏が言うところの「静謐を妨げる」「響き渡る大音量」「周りにいる人たちが恐怖を感じるような大きな音」と、右翼街宣……これは違う、と区分する方法自体はありそうだ、というところに話を進めるのである。


それは上のリンクでも書いたように、車にスピーカーを乗せた「街宣車」を禁止するだけで、お手軽に5、6人程度の自称「政治団体」が会社を取り巻いて騒音で攻撃する、というのはできないだろう。
そしてまた、今回の話でいえば、同じ「大音量」でも、1万人が集まって一斉にシュプレヒコールをした結果大音量になるのと、文明の利器たるマイクとスピーカーに頼って大音量を人工的に「政治団体」が作ること……
これはたぶん、外から見て別に、外形的に区分することができるはずだ。
 
あと、「フランスのデモでは車に火をつけるぐらいは当たり前だ」という意見も呼んだが、それはまねしないがよろしい。日本だと、けっこう車はおたかい。 
 
そういえば学問の自由のとりでである京都大で、在野の意見表明(?)をボーガイしようとしていたけしからんアカデミシャンがいました。

■京大の保守派政治学者・高坂正堯は「うるさい!」と右翼の街宣車を怒鳴り「アカか?」と言われた。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100819/p4

京都大学というと、もちろん左翼系の学生も多い。天皇制に異論を唱える教授陣だっている。するとそんな動きに対して、右翼がやってくる。百万遍(※地名?)のあたりに街宣車を止めて、大音声でガナりたてる。ゼミにも講義にもならないのに学生や教授たちは知らん顔をしている。だが、(高坂正堯)先生は我慢がならない。
「ボク、飛び出して行って街宣車の下で、やかましゅてん講義にならん、出て行け言うて怒鳴ったったんや。そうしたら車の上で仁王立ちしていた男が降りてきて言うんや・・・(略)で、その男なんて言うたと思う?」と言ってあたりを見回す。
「いきなりボクに『お前、アカか』って言うんや。生まれてこの方、ボク、アカって言われたんは初めてやなあ、クフフフ」

大谷昭宏氏の文章から)
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gryphon/20100819/20100819023749_original.jpg

 
ただし、「大音量は凶器である」という、右翼街宣車規制の根本発想に基づけば、「原発反対!」も「秘密保護法反対!」も「ザ・コーヴは上映を中止せよ!」も「金儲けのうまい竹下登さんを総理大臣にしましょう」でも、一律に「拡声器の音量(数字)」で規制する、というのもひとつの方法であることは間違いない。
  
「拡声機の使用による暴騒音の規制に関する条例」で検索したら最初に出てきたのが宮崎県なのでそこのを見てみる。

拡声機の使用による暴騒音の規制に関する条例
http://www3.e-reikinet.jp/miyazaki-ken/d1w_reiki/407901010017000000MH/407901010017000000MH/407901010017000000MH.html
第4条 何人も、拡声機を使用して、別表左欄に掲げる拡声機の使用区分に応じ、それぞれ同表中欄に掲げる測定地点において、同表右欄に掲げる測定方法により測定したものとした場合における音量が85デシベルを超えることとなる音(以下「暴騒音」という。)を生じさせてはならない。
一部改正〔平成13年条例46号〕(違反行為をした者に対する措置)
第5条 警察官は、前条の規定に違反する行為(以下「違反行為」という。)が行われているときは、当該違反行為を行っている者に対し、当該違反行為の停止を命ずることができる。
(後略)

 
ちなみにこの条例は

 第2条 この条例の適用に当たっては、集会、結社及び表現の自由、勤労者の団体行動をする権利等日本国憲法に保障された基本的人権を尊重し、国民の権利を不当に侵害しないように留意しなければならない。

とうたわれている。
また、こういう指定とかもできるらしい。

平成22年10月20日 水曜日 官報 第5420号
http://kanpou.npb.go.jp/20101020/20101020h05420/20101020h054200007f.html

総務省告示第三百八十二号
国会議事堂等周辺地域及び外国公館等周辺地域の静穏の保持に関する法律(昭和六十三年法律第九十号)第三条第一項の規定により、衆議院議長の要請があったので、同項の規定に基づき、次の地域を政党事務所周辺地域として指定する。
平成二十二年十月二十日
総務大臣 片山善博

名称 民主党本部周辺地域
期間 平成二十二年十月二十三日から平成二十三年十月二十二日まで


そうそう、忘れてたが、自由の立場から「右だろうと左だろうと、街宣車だろうと自然発生だろうと、こういう音量の規制をすることに反対だ」という立場もある。

小鳥遊(たかなし)
‏@koinobori_@gryphonjapan 一定のデジベルを越えてはならない、という拡声器条例は各地にあるんですけどね。沖縄はないみたいですね。右翼がたくさん集まるところでマイクでもってデジベルを測る警官を見ることがあります。条例制定に反対するのは、左の人という印象があります。
 
gryphonjapan ‏@gryphonjapan 11月30日
まあ1万人が一斉にシュプレヒコールを挙げての大音量と、1台の車からのスピーカーは一緒にできない、とか、いくつか合理的な区分自体はできると思うのですわ。制限は表現の自由抑圧につながり、右・左無関係に音声規制はNO、という立場も筋が通る理屈だとは思います。@koinobori_


そんなことを言う人はいないだろうが「秘密法案反対運動は正義だから認められるべきだが、ザ・コーヴ上映反対運動は悪だから違う」とか「ザ・コーヴ反対は愛国だが、秘密保護法反対は売国だ」みたいな議論はもちろん語るに落ちる。どちらも「外形」部分で同じく(一定の)規制がされ、同じく権利が認められねばならない。ねばならないというか、そうせざるを得ないでしょう。


【付記】いやその、まさにそういう論法じゃまずいと私が思う論法のツイートがあった。

https://twitter.com/260yamaguchi/status/407393144783634432

山口二郎 ‏@260yamaguchi
他人を畏怖させる示威行動は民主主義に反すると石破は釈明した。それなら、定住外国人を標的とする在特会のデモこそ、反民主主義である。秘密保護法案反対のデモが上げる叫びの宛先は、あくまで政府権力である。この叫びを聞いて畏怖するのは、権力者だけ。石破はこの程度の抗議で畏怖する腰抜けなのか

それで最後に「ヘイトスピーチ規制」の話になるのだが、この前、被告側が「デモだ」「表現の自由に基づく批判だ」と主張したものの、判決でそれが否定されたことがあったわけです

http://www.huffingtonpost.jp/2013/10/07/zaitokukai-hate-speech_n_4055915.html
(孫引き)
原告側は、在特会らの行動はいわゆる「ヘイトスピーチ」(憎悪表現)にあたり、民族教育のための平穏な環境を奪うもので違法性は明らかなどと主張。一方、在特会側は公園の無許可占用への反対活動で「表現の自由」と反論していた。

「デモ」と「ヘイトデモ」、あるいは根本的に「批判」と「ヘイト」をどう分けるか。
今回の判決でそのへんがはっきりしてるかというと、ちょっと個別性や裁判官の全体的な判断に依拠しているので、特に今後、いわゆる「ヘイトスピーチ規制法」を作れという意見の参考になるかというと難しいかもしれない。

仮にそういう規制が今後行われるとするなら、せいぜい
今でも「批判」と「名誉毀損」は分けられるので、その基準をそのまま、今の名誉毀損では個人を名指ししたものに限定しているのを、集団(それも生来的な、自分では変更しがたいもの?)に拡大する、ぐらいしかないかと思う。

これも外形なわけで
「この○○人!!」や「この○○民族!!」という、変更不可能な集団への罵倒や蔑称はアウトである、という議論だろう。「ファック・ユー!」や「死んじまえ!」「自殺しろ」とかはどうか。……どうなんかね?
少なくとも週刊新潮は、その方面も含めてヘイトスピーチだと言ってた。

とにかく、米軍関係者に対する威嚇は見るに堪えないものがある。

「MARINE OUT」「YANKEE GO HOME」と大声で罵るのは当たり前。車に男性が乗っていれば「FUCK YOU!」、女性が乗っていれば「BITCH!」と、スラングまで飛び交う。野嵩ゲートの道は小学生の通学路なので、近くに住む親御さんたちは困っていますよ」

それも口汚い言葉を子供に聞かせたくないというだけでなく、「近くを歩く子供を捕まえて、『みんなもオスプレイ反対と言いましょう』と無理やり、唱和させたりしています。その子の両親は基地で働いているかもしれないのに、そんなことはお構いなしです」(同)
「正直言って、俺もオスプレイの配備には反対だけど、ゲート前で運動している人はまったく常識がないね。朝っぱらからメガホンを使って米軍を罵倒するんだから、とても寝られたもんじゃない。『違う方法でやってくれ』と文句を言っても、聞く耳を持たず謝りもしない。まったく迷惑千万な話だね」(10代男性)

「反対派の運動をしている人には何度も『静かにしてもらえませんか』とお願いしました。しかし、『うるさいんだったら耳栓つけて寝ろ』と言われ、何度も口論になりました…(後略)」
 
週刊新潮」 2013年10/24号

「音」と「罵声」について、当該しそうな部分を太字にした。「MARINE OUT」を太字にしていないのは、これは生来的なものへの差別や、性的罵倒表現ではないからだ。…自分はそういう区分をしているんだが、どうだろうか?


実は一度紹介したこともあるけど、ネットにおけるヘイトスピーチ問題の理論的指導者(といっていいかな?)が、留保をつけた上で「ヤンキー・ゴーホームはヘイトスピーチだ」と言っている。まあ「ヤンキー」は生来的なもんだからな。論理的にはそうなる(もちろん、大阪方面のほうのヤンキーは後天的だぞ(笑))。

noiehoie ‏@noiehoie
ヤンキー・ゴー・ホームは、厳密に言えば、ヘイトスピーチですよ。ただし、「ヤンキー」がそう叫ばれる社会の中でどの立ち位置にいるかが、差別かどうかを分けるポイントになりますよね。 RT @gryphonjapan: 「ヤンキー・ゴーホーム」は駄目ですかね
2013年6月1日 - 1:57
https://twitter.com/noiehoie/status/340512353533702145

そんな感じで徒然草的に、思いつくものをまとめてみたが、最後に要約。

・デモは権利であり、自由は認められる
・しかし外形的に、「大音響」によって「静謐が妨げられる」ことに対しては実際に(一部)規制もされている(さらにいうと、規制されなくてもその行為への批判もされる)
・あくまでも「外形」であり、内容や活動する団体が何かは関係ない(というか関係させたらやばい)
・その外形は例えば騒音なら「拡声器を車に積んでいるか」とか「音量が85デシベル以上か」だろうし、仮にヘイトデモを規制するなら「本人に選択しようも無い、生来的なものへの中傷が、明確に言葉や文字、絵で表現されること」とかしか限定できないだろう。

と、思います。

追記 ここではデモと右翼街宣車が、並んで話題になった。

自民党に電話で抗議した人と、それに対応した人のやりとり。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/114799
イノマタ氏「特定して書け?神原さん、あなたね、右翼団体がガンガンガンガンやってるのは一度も耳にされたことはないんですか?え?あるでしょう?」

神原氏「ありますけど、あれがテロだなんて思ったことは一度もありません」

イノマタ氏「ああそうですか、じゃああなたの自由じゃないですか。…あなたがそう思っているだけで、私の知ってる人はあれはなんとかならないのかなんて言ってますよ」

神原氏「じゃああなたの認識はテロなんですね?」

イノマタ氏「テロの定義にもよりますよね。テロだなんてね、あなた日本人ですか?」

神原氏「あなたが言い出したんですよ!」

イノマタ氏「あなたが言い出した?売り言葉に買い言葉ってんですよ」

神原氏「右翼の街宣車がテロだと思うかどうかってあなたが言い出したことですよ」

イノマタ氏「あなた飛躍したものの言い方、あなた失礼だよ!…弁護士やりながらね、人の言ってることをまともなあれもしないで!何言ってるんだ!」