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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

北朝鮮体制(金王朝)批判者が実際に感じた、体験した恐怖や圧力

萩原遼北朝鮮に消えた友と私の物語」より(大宅壮一ノンフィクション賞受賞作)

・・・わたしも怖い。生まれつき臆病な小心者である。総連のテロを思うと震える。これを書きながらも体が震えてくる。ここ一週間ほど食欲がないのはたぶんこの恐怖感のせいだろう。ピョンヤンで殺されかけたことはすでに書いた。その後二度総連の暴力分子にやられたことがある。(略)
ごく最近こんな話を聞いた。チュチェ思想研究会というのがある。北朝鮮と総連が金を出して飼育している日本人の金日成信奉者の組織である。ここを最近抜けた青年がわたしに語ってくれた。ある総連幹部の言葉である。
「萩原はわれわれの襲撃対象である。しかしへたにわれわれがやると国際問題になる。日本人のおまえらがやれ。その時期はわれわれが指示する」
これを聞いたときもしばらく食欲がなくなった。
しかし、いかに小心者とはいえ、ことと場合によっては命をかけねばならないときがある。
(文春文庫P414-416より抜粋)

北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」(代表が萩原遼氏)。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130112/crm13011208400000-n1.htm
(※このリンク記事自体はサーバーから消えています)
朝鮮学校無償化でも内偵、逮捕の北工作員が反対団体に
2013.1.12 08:38
 
 北朝鮮の指示で諜報活動をしていた工作員大阪府警が断定した兵庫県尼崎市の運送会社社長、吉田誠一容疑者(42)=著作権法違反容疑で再逮捕=が、朝鮮学校への高校授業料無償化適用や補助金支出に反対している民間団体の動向を探る調査活動をしていたことが11日、捜査関係者らへの取材で分かった。
(略)
 対象となっていたのは、大阪を拠点に北朝鮮の人権問題に取り組む団体「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」(守る会)。同会は朝鮮学校金日成(キムイルソン)主席、金正日(ジョンイル)総書記父子を礼賛したり、拉致問題を歪曲(わいきょく)したりする思想教育の児童・生徒への強要を問題視し、機関誌などを通じて無償化適用や補助金支出に反対する運動を続けている。
 関係者らによると、吉田容疑者は無償化や補助金問題が議論になり出した平成22年ごろから昨年6月に逮捕されるまで、守る会の中心人物の一人で作家の萩原遼さん(75)らの活動内容や写真を入手し、朝鮮総連関係者らに伝えていたという。
 吉田容疑者は北朝鮮工作機関の指示で北朝鮮情報を扱う別の民間団体に潜入するなどし、北朝鮮に批判的な団体や人物の情報を収集していたことが判明しており、守る会の動向調査も工作機関の指示で行っていた可能性がある。
 萩原さんは「メンバーが写真を撮られるなど、動向を探られている気配はあった。朝鮮学校問題が教育議論を超え、北朝鮮の政治的工作の対象になっていたと改めて感じた」と話した。

李英和朝鮮総連と収容所共和国」より

……生野区近くの焼肉レストランだった。薄笑いを浮かべながら、朝鮮総連の幹部(大阪府本部監査委員長)は、私にそう言い放った。4月15日の集会を中止するよう、私に強要…(略)私のグラスにビールを注ぎながら出てくる言葉は、まぎれもなく脅迫だった。
「4月15日には150人は動員して集会をツブす。なかには気の荒い者もいるからどんな事態が起きるか分からないぞ。5年や6年のムショ暮らしなど平気な若者がゴロゴロいるからな」
こんな脅迫を自慢気に語る朝鮮総連幹部を目の前にして、「憤り」よりも「哀れ」を感した。この一言が、金父子政権‐朝鮮総連の本質を端的に言いあらわしている。
「そんなことをすれば、警察の介入を招くし、朝鮮総連の評判も地に落ちることになる。暴力で歴史の流れは止められませんよ」
こう忠告する私に監察委員長は平然と答えて言う。
「少々のことがあっても、日本の新聞は取り上げないし、警察も動かない。そういうことになってるんだ」

故きむ・むい(「日本人は黙っていろ!」を許すな!!」雑誌『マルコ=ポーロ』)

「会の趣旨に納得できない!日本人はわが祖国のことに口を出すな!」
「そうだ!日本人にあれこれ言われる筋合いはない!」
「裏切り者は黙れ!」
「あの女はキチガイだ!キチガイの証言なんて嘘に決まっている!」

集会を進めようとしている人々に、会場内に陣取った一群から、次々に卑劣な野次が浴びせかけられる。”聞くにたえない”台詞とは、まさにこのことだ。主催者たちは、混乱を収拾しようとするので精一杯だ。せっかくの集会が、集会にならない。
(略)
午後1時半ころだったろうか、ぼくが会場に着いた時には、すでに場内は騒然としていた。代表である東大教授・小川晴久氏等が、マイクで懸命に呼びかけている。「集会を妨害するような人たちは退出して下さい!」妨害者は、退出するどころか、その一言にもいっせいに喰ってかかる。

(略)
金英達氏が立ち、話し始めようとした。ぼくは、客席から見て右側の端の方に位置を決め、しゃがんだ。
その途端、アチコチから飛びかかった野次は、まさに想像を絶するというか、それまでに聞いたものをさらに上回る内容だった。

「おい、帰化人、朝鮮人のフリをするな!」
「皆さん、アイツの嫁さんは日本人で、朝鮮人みたいにしているだけですよ!」
「日本人になったんだから、もう朝鮮人の真似はやめろ!」

血が一気に逆流する思いだった。ぼくも在日朝鮮人として生まれて、これまでに不愉快な経験はいくらもあった。しかし、この時ほど陰惨な、かつ激しい怒りを覚えたことは、卒直に言って記憶にない。
(略)

自分たちの身内ではない人間には誰彼構わず、

「お前は何人や、言うてみい」
「日本人か」
朝鮮人か」
「恥ずかしい朝鮮人か」
帰化人か」

一体、「恥ずかしい朝鮮人」とは、どのような人間のことなのかよく判らないが、ぼくに言わせれば、日本人や帰化した人を差別し、集会の妨害に精を出す輩の方がよほど「恥ずかしい」と思う。

ジンネット(高世仁)、長谷川煕 (高世仁の「諸悪莫作」日記)

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20090805
…長谷川(長谷川煕)さんは、北朝鮮系金融機関、「朝銀」(朝鮮信用組合)を取材したパイオニアである。結局「朝銀」は次々に破綻し、1兆数千億円にも上る公的資金が投入されることになるが、長谷川さんは、不正融資疑惑をはじめその深い闇を『アエラ』で追求し、大きな反響を巻き起こした。

私たちは01年12月、「サンデープロジェクト」で、テレビでははじめて「朝銀」を本格的に取上げたが、最初は長谷川さんの記事をよりどころに取材を進めたものだった。

朝銀」は総連の「金庫」とも「財布」とも言われ、北朝鮮への送金の資金源とされた機関である。放送のリアクションはすごかった。「ジン・ネット」に何組もの抗議団が押し寄せ電話が鳴り止まない。受信した抗議ファックスは200通を超えた。「朝銀とはそれだけ重要な組織なのだ」とあらためて認識させられ、そこに踏み込んだことに危険を覚えた。警察もうちの会社と担当ディレクターの自宅を重点パトロールすることになった。

当時、長谷川さんにお会いして話を聞く機会があったが、総連や朝銀の幹部の住所が分ると出かけていってはピンポンして取材を申し込んだという。まさに足でかせぐ取材である。彼はこの最後の北朝鮮タブーに、初めて、しかもたった一人で挑んだのだった。

怖くありませんか?と聞くと、「いや、だって正当な取材活動をしているだけなんだから」と飄々と答えたのを記憶している。

朝日新聞の友人によると、社内では長谷川さんは仕事一途の「変わり者」と見られていたそうで、出世をすることもなく、退職後はフリーとして主に『アエラ』に寄稿してきた。

石丸次郎 (高世仁の「諸悪莫作」日記)

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20131227/p3 (※孫引き、複数の記事から)
石丸次郎さんを取材するうち、いろんなところで、朝鮮総連がテレビ局に彼を出さないよう圧力をかけていると聞いた。
石丸さん以外にも、李英和(リヨンファ)、高英起(コウヨンギ)、朴斗鎮(パクトジン)の各氏が総連の「ブラックリスト」…「四人組」のうち、石丸さん以外に3人はいずれも元総連の幹部・活動家で、「裏切り者」とみなされるのだろう
(略)
テレビ局が石丸さんのパートナーの内部映像を使うと、すぐに総連の某幹部からテレビ局の担当幹部に「文句」が来るという。これがテレビ局内を萎縮させ、「効果」が出ているというのだ。
(略)
上司に「総連がやかましく言ってくるので、次からは考えてくれ」といわれたと、その担当者から私は直接に聞いた。この人以外にも在京のテレビ局の報道部門で仕事をする数人に聞き「圧力」を確認できた…

AERA(朝鮮新報 /※この記事は「抗議した側」の記事です(笑))

http://www1.korea-np.co.jp/%5Csinboj/sinboj1997/sinboj1997/sinboj97-12/sinboj971219/sinboj97121981.htm
総聯中央と朝信協代表が朝日新聞社に厳重抗議

アエラ」の反共和国記事に謝罪と訂正を要求

 朝日新聞社が発行している週刊誌「アエラ」(12月22日号)が、共和国と総聯、愛知朝銀信用組合を中傷する謀略記事を掲載したことと関連して、総聯中央の金泰煕国際局長をはじめ総聯中央と在日本朝鮮信用組合協会代表が17日午前、朝日新聞東京本社を訪れて厳重抗議し、謝罪と記事の訂正を求めた。

 代表らは、「アエラ」編集部の大森千明編集長と関戸衛編集長代理、朝日新聞社広報室の帆江勇副室長らと会い、今回の記事は何の根拠もなく、総聯と朝銀愛知信用組合、ひいては共和国の尊厳をも失墜させようとする重大な内容だと抗議。良い方向へと進んでいる朝・日関係の雰囲気に冷水を浴びせる行為だと非難した。

 また今回の記事は何よりも、個人的な問題を、あたかも朝銀愛知と関連があるようにわい曲し、朝銀愛知だけでなくすべての朝銀信用組合の信用を失わせようとしており、第2に、そういった事実がないにもかかわらず、総聯中央の特定の幹部の名をあげて関係があるようにねつ造し、第3に、「共和国への送金」をうんぬんしながら共和国の自主権を侵害し、尊厳を失墜させたとして、謝罪と訂正を強く求めた。

 とくに代表らは、「アエラ」編集部が何の根拠もない記事を掲載したことは、総聯と朝銀、共和国に対する朝日新聞社の挑戦行為と見なさざるを得ないと警告した。

 これに対して朝日新聞社側は何らの釈明もできず、経過を調査した後、近日中に回答すると約束した。

 

朝青中央など各団体代表も

 また同日、朝青中央の金成勲宣伝部長、許成徳国際部長ら代表も抗議のため同本社を訪れた。

 広報室の熊谷功二幹事に会った代表らは、かつて「パチンコ疑惑」などの時に朝鮮学校の生徒がチマチョゴリを裂かれ、暴行を受けた過去の事実を指摘。マスコミの影響が一番及ぶのは同胞青少年だとしながら、今回の根拠のない報道の責任を追及し、謝罪と訂正を強く求めた。

 総聯東京都本部、都商工会、青商会中央、学友書房、金剛保険、合営事業推進委員会代表らも同日、抗議のため同本社を訪ねた。