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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

カネを払って放送するか、もらって放送するか?「放送」の持つ微妙な関係/ひとまずさらば、サムライTV。

昨日、NHBニュースリンク用 日付部分をクリックしてくださいがかわるけっこうギリギリだったんで間に合ったかなあ?
とりあえず、サムライTVを解約したなりよ。
http://www.samurai-tv.com/
 
理由は、したの通り。

http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20131116/1384573719
★12月のSAMURAIは新規格闘技中継なし 12:48 [はてなブックマークで表示]
オフィシャルの番組表より(PDF)。
http://www.samurai-tv.com/pdf/schedule1312_ch600.pdf

12月は8日パンクラスディファ有明大会、15日修斗・新宿フェイス大会、22日DEEP・ディファ有明大会が行われるが、いずれも中継予定なし(過去の再放送はあり)。

それをしたら世界最強タッグとか力道山没50年とか惜しい番組が目に付くのがアレだが(笑)、まあひとまず。
もちろん来年1月以降、格闘技中継があればそれはすぐに契約したい。
要は、局との契約だってPPVとおなじだと考えればいいのだ。1回の格闘技PPVが2000〜3000円なのだから、実際に額も同じっちゃ同じだ。


厄介なのは、「公武堂TV」でこの話題が出たとき、「これは単なる偶然でしょう」とか「また元に戻りますよ」じゃなくて「ああ、今後はそれを前提にしなきゃならない」と。


サムライTVを責めるのも酷だろう。日本にインディを含め十数団体あるプロレスに、総合格闘技も加えて中継・録画のスタッフを送る。放映権料を(それなりに)払う。
その費用と人件費を、同放送局に入るほどのかなりのマニアから月2000円!!だけもらって、それをおそらくはスカパー本体と分け合って、その収入でまかなう……

なんかこう列挙するだけで、かなり無理ゲーという気がしてきたぞ(笑)。
「201X年、サムライTVがついに…」みたいな未来予想図も、かなりリアリティを持って迫ってくる。別にサムライTVは公共放送でもなんでもないわけで、採算が取れなければ撤退するだけだろう。


といっても、サムライTVの経営の内情なんてぜんぜんわかんないので、ゴン格か別冊宝島格闘秘宝館にでも取材してもらって、建前でもいいから「現状」がどうなっているのか教えてほしいと思うのです。
「記録」という点では、ノーテレビ団体にはクエストが試合を録画して、ビデオにすれば売れた時代はとうに30年前、20年前の話。
いま、インディ、小団体がサムライTVとおそらくギブ・アンド・テイクで、最終的に映像素材が残るのは、プロレス・格闘技の歴史に対しては偉大な貢献だと思う。それが続くのか。実際、2013年12月に行われる格闘技大会はそれぞれ、どこがどのように映像収録をするのか。パンクラスは自前の撮影スタッフがあるけど。


テレビとプロレス史。50年代のアメリカでは「団体が金を払って放送してもらう」ものだった

以下は柳澤健の週刊大衆連載「1964年のジャイアント馬場」から学んだこと。


・戦後まもなく、テレビの普及期において、プロレスはテレビ番組の王者だった。
 
・なぜなら、そもそも黎明期のテレビでアメフトや野球を迫力ある形で放送するのは難しい。6メートル四方のリングにカメラを向けていれば成立するプロレスは、非常にその技術の限界にマッチしていた。
 
・しかし、中継技術や機材が進化すると、テレビ局の上層部は「”八百長”で”程度の低い”プロレスより、野球やアメフトを放送しようよ!」となってきた。

・そこでプロレス側は…なんと発想を転換し、「お金を払って放送してもらう」ことにした。
 
・ただし「TVマッチ」は、大一番でなく、地元のヒーローや悪役、あるいは他地区から来た王者や挑戦者が、かっこよく一方的に二流レスラーに勝ってしまう「予告編」。
「この血に飢えた大悪党が、われらのヒーロー,ジョンに挑戦するビッグマッチがいよいよ今週末!!指定席は10ドルから!」と宣伝し、団体はライブを満員にすることで儲けて採算を取ったと。



まあ、格闘技ではそもそも選手の試合数が違うし、TVマッチのように勝敗をコントロールできるわけもない。サムライだって、たとえプロレスであろうと「予告編」の試合だけ流して、ビッグマッチを放送できないなんて形になるわけがない。



ただ、テレビは「放送してあげてる」のか「放送させてもらってる」のか…不思議なほど簡単に攻守が入れ替わる、不思議なビジネスだなあ、ということ。


もともと、井沢元彦が指摘して何度か紹介したけど、
民法テレビ(ラジオ)が、番組にスポンサーをつけて無料で放送。スポンサーは出した制作費を、CMで商品がたくさん売れることでカバーする」
という形式になったのは必然とかではなく、黎明期のアメリカに名も知らぬ無名の天才がいて、この形式を考え出したのだという。
たしかに天才の所業……。
このへんにその話を。

■テレビと、地上波と、CSと、スポンサーと、あれこれと・・・Comments
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130322/p4

だから、何かが変われば、大きく変わっていくこともあるのだろう。ネット普及後に
テレビは「ドラマが視聴率20%なら大ヒット」時代になったり、「アニメは視聴率より、その後のDVDがいくら売れたかが次回シリーズの鍵だ」となったり。


まあ、どうなっていくのかね。