昨日紹介したこの話題
佐藤大輔「皇国の守護者」文庫の2巻が発売。田中芳樹「タイタニア」新作が出る。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130829/p5
- 作者: 田中芳樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/09/25
- メディア: 新書
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- 作者: 佐藤大輔
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2013/05/23
- メディア: 文庫
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- 作者: 佐藤大輔
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2013/08/23
- メディア: 文庫
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に関して、言い足りないことがあったので、両さんに語ってもらいました。
いや、上ではネタにしてしまいましたが、何度か再論する。
実際のところ、既刊が売れてそれだけで生活が十分安定している人が「いまは仕事したくねー」と言ってのんびりのびのび生活してたら、それを責めることは出来るだろうか。
日本人は仕事に追われて、心のゆとりをうしなっているのではないか。
メキシコの田舎町に訪れたアメリカ人旅行者が活きのいい魚を上げてる漁師に出会った。
旅行者は「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」と漁師に尋ねた。
漁師は「2時間ていどかな」。
旅行者が「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。仕事にあまった時間はいったい何をするの」
と聞くと、漁師は、
「日が高くなるまでゆっくり寝たり、子どもと遊んだり、女房とシエスタして。夜になったら友達と一杯やって、 ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。 いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。それであまった魚は売る。 お金が貯まったら大きな漁船を買う。その後、自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。 そしてロサンゼルス、ニューヨークへと進出し、君はマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」漁師は尋ねた。
「それからどうなるの」
「それから? 今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、日中は釣りをしたり、ギターを弾いて、歌をうたって……」
いつも心にマーク・ハント。