朝鮮学校では、朝鮮戦争がこう教えられている（萩原遼氏ら訳の教科書より）

１日日付が遅れたが、昨日6月25日は朝鮮戦争が勃発した日でした。今年7月27日は、停戦50周年となります。
この機会に、朝鮮高級学校の教科書で描写されている朝鮮戦争のようすを。

朝鮮戦争の開始と拡大

米帝のそそのかしのもと、李承晩は1950年6月23日から38度線の共和国地域に集中的な砲射撃を加え、6月25日には全面戦争へと拡大した。
共和国政府はただちに李承晩「政府」へ戦争行為を中止することを要求し、もし進攻をやめないときには決定的な対策をとることを警告した。しかし敵は戦争の炎を引きつづき拡大した。
6月25日共和国に作り出された厳重な自体と関連して朝鮮労働党中央委員会政治委員会が招集され、ついで共和国内非常会議が開かれた。
敬愛する金日成主席様におかれては、会議で朝鮮人をみくびり刃向かう米国のやつらに朝鮮人の根性をみせてやらなければならないとおっしゃりながら、共和国警備隊と人民軍部隊に敵の武力侵攻を阻止し即時反攻撃にうつるよう命令をお下しになった。
さらに6月26日には『すべての力を戦争勝利のために』という放送演説をつうじて武力侵犯者を掃討するたたかいへと全人民と人民軍将兵をふるいたたせた。反撃にうつった人民軍部隊は米帝が大兵力をさらに引き入れるまえに敵の基本集団を短期間に消滅させるための戦争第一団塊の戦略的方針にしたがって攻撃速度を高め、6月28日ソウル解放戦闘をくりひろげた。（略）人民軍部隊がいっせいに攻撃を開始し、11時30分にはソウルを完全に解放した。

ぜひ異文化を知るために、
この「現代朝鮮歴史・朝鮮高級学校教科書（日本語訳）」１〜３を購入するか、地元の図書館に購入リクエストをしてみてはいかがでしょう。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~mike/hagiwarakyoka.htm
連絡先　星へのあゆみ出版（下に連絡先あり）
http://hrnk.trycomp.net/book.php?eid=00010

入門書

朝鮮学校「歴史教科書」を読む（祥伝社新書２５７）

この本の図書館リクエストもぜひ。