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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「『Ipadで育つ子は危険論』また出てきた。『程度の問題』と3回唱えろ」(坂村健)

ここに後日掲載されるかもしれないが
http://mainichi.jp/opinion/column/sakamura/
いまはここ。
これ、面白いので読んでみてください。

坂村健の目:多様性こそが「善」
毎日新聞 2013年06月20日 東京朝刊
http://mainichi.jp/feature/news/20130620ddm013070017000c.html
http://mainichi.jp/feature/news/20130620ddm013070017000c2.html
 iPad(アイパッド)が出始めた頃、まだ立つこともできないような赤ちゃんが指でタップしたり、スワイプ(画面に触れたまま指でなぞる操作)したり・・・(略)あっという間に珍しいことではなくなった。今では、逆にテレビの画面にタッチして反応しないことにいらだつ赤ちゃんもいる・・・(略)・・・双方向の反応性を、コンピューターの世界では「インタラクティブ」という。

・一昔前、テレビに子供のお守りをさせることの弊害として、情報を垂れ流すだけ…発達につながらないと言われた・・・インタラクティブ性を持たないから危険というわけだ。
・しかし、その後「ゲーム脳の恐怖」・・・今度は、やればやるほど、敵を倒せるとかステージが上がるとかいった達成感が手軽・・・だからハマって危ないという話になる。
・今度は、インタラクティブ性は危険というわけだ。

 そもそも、こういう「〇〇が危ない」の類いの流行論は大抵穴だらけ・・・どんな毒にも「しきい値」がある・・・…水でも飲み過ぎれば水中毒になる。どんな食品もそればかり食べていれば健康を害す。だから結局、一番いいのは「バランスの良い食事」。つまり、すべては「程度の問題」だ。
(略)
 ・・・幼児期に「テレビを見せたら発育遅れ」とか、「ゲームをさせたら犯罪者」といった定性的で断定的な話は、科学でも何でもない。子供を思う親心をダシにした、恐怖商法の類いと思っていい。
こういう話をしたのは・・・・またぞろ「スマホタブレットが子供に与える悪影響」というネタで商売する人たちが現れそうだからだ。感覚的に「これは怖い」と思わされるように書かれたネタを読んだら「程度の問題」と3回繰り返すこと。大抵は「程度の問題」を無視して、過剰摂取のときの問題を大げさに書いているだけ・・・(後略)