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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

「シリア政府はあと数ヶ月で軍資金枯渇」「反政府指導者『宗教戦争化』を宣言」

やや古いが、読売新聞の2013年1月3日記事を引用させてもらう。

「アサド政権の資金はあと3-4か月で底をつく」。ヨルダン政府内で12月、極秘情報が飛び交った。軍事作戦にかかる費用が月10億ドル、国庫には30億〜40億ドル。反体制派を圧倒してきた軍事力は資金面から瓦解にむかっているとの見方もある。これまで物資補給などで政権を支援していたロシアの態度にも最近、ブレが目立つようになった。

首都ダマスカスが陥落すれば、政権はアラウィ派の本拠に近い北西部の港湾都市タルトゥースに逃れ「アラウィ派国家」を樹立し抵抗を続けるともささやかれている。…編としまえ煮離反した元大佐(44)は「政権中枢に近い軍幹部が12年夏にタルトゥースに(本拠移転の準備で)派遣された」と証言する…

一般に、メディアに載る中東の「噂」というのはけっこう荒唐無稽なものがあるというが…湾岸産油国の資金援助が公然の秘密になっている反政府軍に比べて、シリアが内戦後資金をどれだけ回せるか、また大きな軍事力はそのぶん資金消費量も大きいことは容易に想像がつく。

さて、同じ記事だが・・・
貴社はヨルダン人宗教指導者で信者に「アサド政権に立ち向かえ」と号令したアブ・ムハンマド・タハウィ師にインタビューしている。
師の言葉
シリアにイスラム国家を打ち立てるまで、我々は戦い続ける
これはスンニ派シーア派の戦いだ(※アラウィ派は土着性も高いが、シーア派の一派と解釈できる程には似ている)」
記者の解説
聖地巡礼を行わず、キリスト教やシリアの土着宗教の教えも取り入れるアラウィ派は、師にはイスラムを逸脱した集団と映る。


アラウィ派もそういう雰囲気を知っているから「アサド政権は首都を失っても、アラウィ派が多数派の地域を拠点にすれば存続できる」という説が有力なのだろう。

ヤン・ウェンリージェシカも脱帽? 反アサド指導者「息子も自爆した」

このタハウィ師の写真が新聞には載っていたが、キャプションがすさまじい…


『「アラウィ派を必ず放逐する」と話すタハウィ師。横にいる孫2人の父親は自爆死した』

ジェシカの「あなたはどこにいます?」やヤンの「イゼルローンへいらっしゃい」が実践されとる…。まあ、「死すら恐れない狂信(「狂信」という言い方もPC的にはまずいかな?)」をエンターテインメントの中で一番うまく描いた(当時の)田中芳樹氏をひきあいにだすのも良くないだろう。
にしても「身内をかばうか、かばわないか」も何もないよな。ホンキで「自爆のジハードで天国に行ける」と思ってれば…

これは佐藤優情報で、佐藤氏も伝聞らしいから割り引いて聞いてほしいが「イランはあれだけ必死に核開発しているが、核戦争で戦ったら勝ち目が無いのになぜ開発をやめないの?」と尋ねると、佐藤氏の相手は「どうも情報を分析すると、イランの大統領はじめ指導者は、『核戦争勃発時には天使が現れてイラン国民を安全な天に連れて行く』とホンキで信じているみたいだ…」と。

同じような話はレーガン政権でも言われていて、こういう話は敵対者による「あいつらは対話ができない狂信者なんですよ」というレッテル貼りの意味が強いのかもしれないけど…?