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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

赤穂浪士の討ち入り歌う、三波春夫「俵星玄蕃」

季節と言えば毎年12月14日にはこれを紹介していたが、今年は忘れてしまった。遅ればせながらだが、ついでに紹介

http://www.h3.dion.ne.jp/~fukuneko/page2.html

「時に元禄十五年十二月十四日、
江戸の夜風をふるわせて、響くは山鹿流儀の陣太鼓、
しかも一打ち二打ち三流れ、
思わずハッと立ち上がり、耳を澄ませて太鼓を数え
「おう、正しく赤穂浪士の討ち入りじゃ」
助太刀するは此の時ぞ、もしやその中にひるま別れたあのそば屋が居りあわせぬか、名前はなんと今一度、逢うて別れが告げたいものと、けいこ襦袢に身を固めて、段小倉の袴、股立ち高く取り上げし、白綾たたんで後ろ鉢巻眼のつる如く、なげしにかかるは先祖伝来俵弾正鍛えたる九尺の手槍を右の手に、切戸を開けて一足表に出せば、天は幽暗地は凱々たる白雪を蹴立てて行手は松阪町…」


「吉良の屋敷に来てみれば、今、討ち入りは真最中、総大将の内蔵之助。見つけて駆け寄る俵星が、天下無双のこの槍で、お助太刀をば致そうぞ、云われた時に大石は深き御恩はこの通り、厚く御礼を申します。されども此処は此のままに、槍を納めて御引上げ下さるならば有り難し、かかる折りも一人の浪士が雪をけたてて」


サク、サク、
サク、サク、サク、サクー、
『先生』『おうッ、そば屋か』