サムゲタンが話題・・・だったんだよ、少し前。いまは終わってるか?
自分はひとつぐらい、はてブした記事があったな・・・
ああ、あった。
そこからたどると、元のニュースはこれ。
http://getnews.jp/archives/272431
原作の中で「シンプルなお粥」としか書かれていない料理が、韓国料理の「サムゲタン」(鶏の中にもち米などを入れて煮込んだ料理)として登場した場面にある。日本でいう「お粥」を連想していた原作ファンのみならず、アニメで初めてこの場面を見たというネットユーザたちからも戸惑いの声が挙がった。
ネット掲示板やツイッターでは、「これはひどいな」「最大の問題は改変する必要性が1ミリもない部分ということ」「普通におかゆだしてればよかったのにw」「こんなん宣伝にもならんし、目的が不明すぎてほんと不愉快」(略)…一方で「(略)暴れるほどのことかと」「『女子が喜ぶ豪華なお粥』ってただの記号だよ」と・・・
なるほど、原作と違う不自然な改変がされ、それはその関連商品を売りたいというビジネスがらみ、という論か。
結論としては、おおいにありえる。自分は実例を知っている。
たとえばこれ。
原作ではこうだった。
しかしアニメでは・・・
露骨なラーメン業界のステマ。(露骨なステマ、ってのもへんだが)
もうひとつ、比較用の動画が無いが
(本当はこのどこかにあるだろうが、探せなかった)
http://tvanimedouga.blog93.fc2.com/blog-entry-2054.html
原作では
となっているのが、アニメ化された際には「故障で扉が外からじゃないと閉まらない」と変更されていた。
自動ドア業界のステマ。
当時の子供心に「そもそも原作の設定、トキやケンシロウならガキを軽々と肩車できるんじゃねーの?それであいたスペースに入れるんじゃないの?」と思っていて、手に汗握る思いで放送画面を見ていた・・・・そのときは「脚本家グッジョブ!!」と思ったものだが、おとなになってステマであると気づいたのでした。
項目名 シェルターのおばさん
読み しぇるたーのおばさん
分類 北斗の拳
核戦争の際、まだまだ余裕がある癖に「どう詰めても二人まで」などといい加減なことをほざき、それを真に受けたトキを放射能漬けにした。
ケンシロウ曰く、このおばさんさえいなければ、トキは伝承者になっていたらしい。
流石に理不尽だったのかアニメでは扉の故障の所為にされた。
例え理不尽で外からしか閉まらない事にしても、
そんな使えないシェルターあるか!
http://www7.big.or.jp/~sosan/hokuto/dic/ziten.cgi?action=view&data=44
ことほどさようにステマばかり。
最近はエレベーター業界もこのステマに参入したとかしないとか。
http://ikesanfromfrneore.blog64.fc2.com/blog-entry-1056.html
サムゲタンを作れなかったの記
さて、上の話とかは余談である(余談長いよ!)。
最初の記事ブクマに自分が書いたのは
先日風邪の時にサムゲタン的なものを作るつもりでシチューが出来た(笑)。
最初の論争の中で、「サムゲタンは風邪のときは重すぎるのではないか」との論点もあったらしいが、自分はここ10年、おかゆでないとダメなどの「食欲減退を伴う風邪」はひいたことがなく「風邪なのでカレーを食べて寝よう」とか「風邪なので栄養をつけるためにステーキを焼く」などをやってきたので、「食欲減退を伴う普通の風邪」のときのことは何とも申し上げようが無い(笑)。
自分がなぜ「サムゲタン」を知っていたかというと黒田勝弘氏のコラムであった。うーん、これじゃないんだけどね。まあ同じ作者だからいいか。
http://www.geocities.jp/katagi72000/1090116815.html
【外信コラム】ヨボセヨ 参鶏湯の新事情( 8/ 7)
韓国では盛夏のことを「伏(ポク)」といって一番暑い日の「中伏」が今年は七月三十日だった。
暑気払いにと「伏の日」の昼食に「参鶏湯(サムゲタン)」屋に行ったところ行列ができていてあきらめた。参鶏湯は若鶏一羽のおなかにモチ米やニンニク、高麗ニンジン、ナツメ、松の実などを詰めて軟らかく煮込んだものだ。薬膳系で夏場の強壮料理にはもってこいだ。もちろん普段でも食べるが、日本のウナギと同じく夏バテ用として「伏の日」によくいただく。 昔はもっぱら犬肉の「補身湯(ポーシンタン)」だったが、近年は参鶏湯になって女性もよく食べる。韓国料理の中で外国人にも人気のある料理の一つだ。
参鶏湯を食べそこねて夜、行きつけのバーに出かけたところ不憫(ふびん)がられ「従業員の残ったのがあるから」といって出してくれた。この気配りには感謝感激だ。韓国人の季節感をあらためて評価したが、参鶏湯も飽食時代の近年、一羽では大き過ぎると近ごろは半分にして出すところがある。値段も安い。一羽の半分だから「パンゲタン(半鶏湯)」という。昼食にはそれでちょうどいい。その際、ぼくはいつも「その名前はおかしい。参(三)の半分だから一・五ゲタンじゃないの?」といってからかう。
九日は盛夏も終わりという「末伏」になっている。昼食は「パンゲタン」だな。(黒田勝弘)
自分が実際に読んだのは盧武鉉政権の話で、大統領官邸で(やや庶民的な)サムゲタンが出た、とかそんな話だった。
まあ、そういう感じで2000年代の前半に知って、韓国料理屋で注文をしたのだが、かつては上の「パンゲタン」もなく、「2人前、3人前じゃないと出せない」として食えなかったのですよ。今でも結局、そういう店が多いと思う。
で、食べてみたら、・・・「パイタン(白鶏)系のラーメンのスープ」と似た感じの味でした。それが上手いのだから、サムゲタンもうまかろう。
ではなぜ、サムゲタンっぽくならなかったのか。
若鶏一羽まるごとはお高いので、トリ胸肉にしたのがまず一つのつまづきだったような気がする。
これを煮込んだ。朝鮮人参やナツメが無かったので省略。もち米は入れた(詰める空洞が無いのでそのままなべに投入)。香りのある野菜が必要だと思って、玉ねぎとにんじんをみじんぎりにして鍋に入れた。塩を入れて煮込んだ・・・が、サムゲタンっぽくない。
そこで、これは「サムゲタンにはない」ことを承知で、ジャガイモをみじんぎりにして投入した。
これがシチュー化の決め手になった、というかシチュー以外の何者でもなかった。
で、最初につけたはてブに戻るのだが、後半、こう記した。
で、「サムゲタンの素」があればヒットすると思う
と、いうことで、そういう商品開発をおねがいしゃす。
追記 情報ふたつ
sandayuu 2012/11/29 16:50
>サムゲタンの素もうありますよ。
http://www.sbfoods.co.jp/products/catalog/products_detail.php?GDSCODE=12942
gryphon 2012/11/29 21:28
情報ありがとうございます
メールで教えてくれた人もいました。こちら
http://www.moranbong.co.jp/product/item_detail/3321/