9月23日、復活リングスの第二弾。
http://www.rings.co.jp/archives/7230
残席情報は、たとえばローソンはこんな感じ。
あらためて観ると日本人選手はPRIDE、DREAM、戦極などに上がった選手をそろえてはいるけど、その相手となる選手は皆「未知なる強豪」で、その実力がどうなのか・・・と、みなリトアニアBUSHIDOのトーナメントは制しているから、ある意味リトアニアFCが世界的なMMAブーム、UFC一極支配の中でどのレベルに達しているかを計れる試合という意味では興味深い。
でも、小比類巻太信選手は「とにかく経験が必要。経験を積めば無敵になる」という評価だったのに、せっかくその「経験」を積める機会にカードが組まれていないな。そうめったに開かれないのに。怪我か?
さて、大会の景気づけに。
KAMINOGEの最新号で、このリングスのメインを張る宮田和幸と、前田日明の対談がある。
それで、このKAMINOGEの前身、パイロット版のような雑誌であった「GO FIGHT」 に掲載され、大大反響を呼んだ・・・宮田和幸の証言「実は前田さんは、今現在寝技スパーリングをしても、自分(宮田)がかなわないほど強い!」という証言.
詳しくはこちらを参照、
http://d.hatena.ne.jp/manji_ex001/20110424/1303640996
それを受けて自分は
■なんと!?あの宮田和幸が「前田日明さんは本当に強い。スパーでもやられる」
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110425/p1
を書いた。
この話に対して、ディティールが語られているのです。
ここは乗りかかった船なので紹介しまっす!!
宮田 ボクも失礼ながら、最初は「スパーってどうすればいいのかな・・・?」っていう感じもあったんですよ。で、やって。、パスガードされたときに「あれ・・・?」って思って(笑)。当時、ボクはたとえば青木選手みたいなトップの選手ともバチバチやってたので自信があったんですけど、普通にパスガードされて、「プロレスラーってパスガードいらないよな?」とか思ったんですけど、されて、やられましたよね。
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前田 オーソドックスな腕がらみとかで、十字とかそこまで必要なかったんで。
――でも前田さん、久々に身体を動かして、宮田さんからパスガードして気持ちよかったでしょうね(笑)
前田 俺にしてみたら、良くも悪くもビックリしたんですよね。(略)宮田が90キロぐらいの後輩の子をたまに練習に連れてきてたんですよ。
宮田 はいはい。
前田 その彼のスパーリングやらせると、90キロと65キロなのに宮田が極めちゃうんですよ。それを見て「たいしたもんやな!やっぱりオリンピック選手やな!」と思って。だから内心、「俺もスパーリングやろうって言ったものの、かっこつかなかったらどうしようかな・・・?」って(笑)、で、やったら正直に言って最初は「あれ?」って感じだったんだよね
GO FIGHTのときも「宮田と前田の関係じゃ、遠慮してものを言うにきまってるじゃん」という声があって、目の前に本人がいての対談じゃなおさらだ、という意見もあろう(笑)。だが、裁判でいうところの「証言の迫真性」というやつである。とりあえず、「パスガードからアームロックで極めた」というスパーの内容はわかったが、いかがであろうか。
前田は今でも、逆立ちして首だけで体を支えられる!?
これは同誌101P。
宮田 (略)そういえば、前田さんがやってる「三点倒立」があるんですけど、あれ、じつは三点じゃなく一点ですよね?
前田 ホントはね?
―ー三点倒立って両腕と頭の三点で支えますよね。一点っていうのは?
宮田 壁に足をつけながら、三点から両腕を離して、首だけで支えてやるんですよ。それで首のストレッチを最初の10分ぐらいやるんですけど、ヤバいですよ。ボク、レスリング出身ですけど意外とできないんですよ、ホントに(笑)。・・・(略)前田さんはその柔軟がすごいんです。首をちょっと曲げるんじゃなくて、こうマットに耳をつけるぐらいやるんで、。ボク、レスリングをやってきたので、首はけっこう自信あるほうなんですけどできないんで。あれはたぶん、ほとんどのひとができないと思いますね。
これはぜひ「可視化」を!!映像つよく求む。
これは以前スパー情報が出たときに書いたが、やはり歴史的記録として今、まだ前田の体が動くときにスパーや倒立の映像、写真を収めて頂きたい。おまけDVDつきでもけっこう話題になるっしょ??
現実としてスパーは相手次第、その日の運次第なところもあるし、昔気質の前田は映像として残すことに慎重になったりするかもしれない。
だが、レスリング五輪選手の宮田ですら「自分もできないしほとんどの人ができない」という、前田の一点倒立&首柔軟は、これは写真で見せてもらってもみな驚愕するはずだ。
この時代だから、KAMINOGE公式サイトなり、リングス公式サイトで公開しても、話題を呼ぶのではないでしょうか。
1959年1月生まれで、現役時代より大幅に体重が増えている中で、それをやれるとしたら、それはフィジカルとして掛け値なしにすごい話で、ダニー・ホッジの「70歳リンゴつぶし」に匹敵する。
やはりこれは「百聞は一見にしかず」であります。
KAMINOGEはほぼレギュラー登場。話をもちかけて、ぜひ次号でも次次号でもいいので、使う写真に「一点倒立を軽々こなす前田日明」の写真をば見せてくだされ。
「プロレス復興支援」問題再論〜編集者「その席に私もいて、聞いている」前田「そんな奴いなかった!」
まとめて、KAMINOGE第3号から。24p
前田 この前、宝島かなんかのムック本で、その編集者が言い訳してるっていうんで見たけどさ、「自分も取材の席に同席しました」って言ってるけど、来てないわ!(略)それでね、「前田から直接『これ載せていいよ』って言われました」って言っているけど、来てないヤツにどうやって「載せてもいいよ」って言える?
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【ここに至るまでの流れ】
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20111001/p1プロレス復興支援―プロレス不況は人災だ!今こそ復興支援のとき! (OAK MOOK 402)
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↓
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20111101/p1
↓
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120122/p1
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これまでの流れがちゃんと抑えられるのは、「見えない道場本舗」だけ!!
(てかこんな小さい話題をほかは気にしまい)
最後の話は、こっちでもまとまっています(俺が)
http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/52243298.html
【メディア / 書籍 /DVD 】 「プロレス復興支援」編集者、問題箇所を謝罪しつつも発言の存在は肯定? < Gryphon
http://tkj.jp/search/?pn=1&fw=&sc=1
ムック「プロレス黒い霧」に「前田日明を激怒させたプロレスムック編集長が懺悔の顛末告白! 」というインタビュー記事が載っています。
http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/52216342.html
http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/52216614.html
http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/52224037.html
このムックの中で、編集責任者は一連の経緯を謝罪し「デザイナーの途中交代」「PCトラブルでファイルを確認できず」「原稿の遅れ」などの偶然がかさなり「1:はじめの編集者がざっくり作った原稿」「2:聞き手がそれに手をくわえて過激な部分を削除した原稿」「3:それをさらにリングスがチェックした原稿」のうち、まちがって「1」が誌面化された…と説明しています。
ただその中で
「前田さんが怒ったのは…削除しろといった部分が削除されていない、ということ」
「これについては取材時に『書いてええよ』と前田さんが言ってた記憶が自分の中にあった」(※編集責任者はインタビューの場に同席)
と話しており、これは別の方向から読むと、
週刊新潮で問題になった「所英男」「内藤大助」などに関する記述は「根も葉もない発言を1から捏造したのではなく、たしかに前田はそう発言していた」という主張である・・・、ともいえます。詳細は同ムックで。
さて「その場に、ある人物がいた・いない」という、実に単純な事実関係で、これだけ主張に違いがあるというのもなあ、だ。どっちもまた断言しているしな。一方で前田の「思い込み力」も相当なもんである(※「ルスカが死去したと、ドールマンから聞いた」をみよ)。
今更な話だが、思い出しちゃったので書いてみた。
高須基一朗氏+そこで収録した録音データが、すべての真実を知っている筈なのだが。