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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

前田日明に関する「多重アリバイ」が最近印象深かった

平直行レスリングと寝技の基礎を優しく教えたという前田日明

初めて教わったグランドテクニック。 - 平 直行 ブログ 柔術で充実是日々好々 - Yahoo!ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/strapplestrapple/56343323.html

前田さんは僕に教え始めた。
クォーターポジションの崩し方守り方。

チェスのように動きを積み重ねて相手を制して一本を極めるまでの流れ
相手と自分のバランスの意味と崩し方守り方。

そして駒の動かし方と意味。
つまり本当の基本の技を教えてくれた。

頭で考える為に必要な基礎知識を簡単に教えてくれた。
そんな簡単な事さえ僕は全く知らなかった。

話が終るとスパーリングを再開した。
あっという間に動きが変ったのが不思議だった。

前田さんを見ると笑っていた。
そしてこう言った。

レスリング面白いだろ?
テクニックは頭で使い動かすんだ。

その為に必用な体を作るのがゴッチさんの練習だぞ。
これから面白くなるぞ。
(略)

0はいくら掛け算しても増えない。
たったの2でも3でも掛け算で増える。
それを続ければ100になる。

僕に始めてグランドのテクニックを教えてくれたのは前田さんだった。

一度は許可した金原弘光20周年のヴォルク・ハン招聘に突然のクレームをつける前田日明

U系はクセが凄い!! 幻のヴォルク・ハンvs鈴木みのる舞台裏■金原弘光 http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1199715

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――1回目のときはヴォルク・ハンを呼ぶ予定でしたよね? ハンといえばリングスですけど、前田(日明)さんに連絡したんですか?

金原 したよ。前田日明さんに興行をやることを方向して、ヴォルク・ハンを呼びたいという話もしたらオッケーをもらって。それからヴォルク・ハンと交渉することになったんだよね。

――ヴォルク・ハンの連絡先は知ってたんですか?

金原 リングス時代に通訳してる人を知っていたから、その方に「ギャラはこれで聞いてもらえないですか」とお願いしたんだよ。そうしたらヴォルク・ハンもオッケーしてくれてね。(一部中略)


金原 しばらくしたら、前田さんから急に電話があって「おまえの興行にはガンツが関わってるやろ?」と。

――ええと、前田さんから鉄拳を食らったことのある堀江ガンツさんですね(笑)。

金原 「いや、関わってないです」って言ったんだけど、前田さんは聞かなくてさ。「あとおまえの興行はDEEPとか関わってる。そんな興行にヴォルク・ハンは貸さん」とか言われたんだよ。

――なるほど。鈴木みのる堀江ガンツ、DEEP。前田さんの敵が揃ってしまった(笑)。

金原 「通訳は誰に頼んでるんだ?」「◯◯さんです」「そうか。また電話するわ」って切られてね。翌日に通訳の人から……(後略)

この事件、発生時点からの記録が残っているのが「見えない道場本舗」のすごいところです(笑)

金原弘光20周年興行に前田日明が協力!!だけど… - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110809/p1

狼、東方に帰る−−−金原弘光20周年興行に、ヴォルク・ハンがやってくる?? - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20111001/p2

金原弘光興行に…「ヴォルク・ハン不出場」「安生洋二来場」「前田日明はたぶん来ない」。この点と線。 - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20111107/p1

金原弘光ヴォルク・ハン招聘失敗を語る(kamipro move) - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20111206/p1

金原弘光、U-spiritの舞台裏語る。「今回の件で人間性がよく分かりました」 - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120618/p1

こんなに書いていたのか(笑)!!
まあ、それだけ謎だった「2011年の金原弘光興行」の、リアルな一場面が分かってよかった、よかった。



「佐山は運動能力は天才だが、ハートが弱かった。コステロ戦もビビり」「俺は70キロ台の選手は数十秒で極める」「リングスのスカウトで格闘家とスパーすると、通じるんだよ」と語る前田日明

高田伸彦(当時)の「俺、佐山さんをぶち殺しますから」発言とは!? 未読の『1984年のUWF』を前田日明が1時間激語り【週刊 前田日明http://kakutolog.cocolog-nifty.com/kakuto/2017/02/post-b536.html

※記事での前田発言の採録元は

【ニコ生(2017/02/27 21:00開始)】【今月のゲストはカリスマ編集者! リングス時代のヒョードル戦も初解禁です!!】月刊リングス2月号 #nicoch2609495 #前田日明 http://nico.ms/lv291481550

です。


ほかのところはリンク先に任せて「強さ」に関する記述の所だけ抜粋しよう。

…お金の集まるところには凄いやついっぱい来るんですよ。プロレスって1940年代の終わりから77、78年までとんでもやついっぱい集まってましたよ。


・・・・・・・・UWFの選手の名誉のために言いますけど、書評かなんかにチラッと書いてた、当時佐山さんがUWFやりながら、ある程度のところになったときにシュートの選手を合流させて、リング上で実績を見せてっていうんですけど、ああいうところの選手って70キロくらいでしょ。無理ですよ、はっきり言って。どう頑張っても。5〜6年前くらいまで70キロくらいの有名な選手を教えてやってましたけど、(自分が)スパーリングしたら(相手をタップさせるのに)10秒、20秒ですよ。

佐山さん自体が俺たちとスパーリングやりたがらなかったわけですよ。それで大阪の臨海(1985年9月2日、大阪・臨海スポーツセンターでの遺恨試合)で俺とモメて、そのあと高田(高田伸彦=現「高田延彦」)もいきり立って、次の後楽園ホールということで、やってきて「俺、佐山さんをぶち殺しますから」って。それを聞いて(佐山さんは)ビビッて辞めたんですよ




(佐山さんは)運動神経とか反応とかバランス感覚は抜群でした。でも致命的なところがあってね、高田とおんなじで(胸にコブシを当てて)弱いんですよ。チキンハートなんです、ホントは。マーク・コステロ戦(格闘技大会「格闘技大戦争」)、ビビってなんにもできなかったですよ。


猪木さん自体も最初はUWFとか、UWFの延長にあるようなことをやろうとしてて佐山さんを格闘技大会に出したんですよ。それであれでしょ。猪木さん衝撃だったんですよ。俺もそうだし長州さん藤原さんみんな一致したのは佐山さん意外とチキンだねと。


なんでそれを俺が言うかというと、リングスでスカウトするために世界中の人とスパーリングするんですよ。で、通用するんですよ、やってるし。取ることはあっても取られたことはないんです

「5〜6年前くらいまで70キロくらいの有名な選手を教えてやってましたけど、(自分が)スパーリングしたら(相手をタップさせるのに)10秒、20秒」とは、おそらくは宮田和幸のことでありましょう。
これについての資料となる記事やリンクもあるのが、見えない道場本舗です(笑)

宮田和幸が語る前田日明の「強さ」 - 緩いロゴスblog (id:manji_ex001 / @manji_ex001) http://d.hatena.ne.jp/manji_ex001/20110424/1303640996

なんと!?あの宮田和幸が「前田日明さんは本当に強い。スパーでもやられる」 - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110425/p1

前田日明の二番弟子・宮田和幸インタビュー - 緩いロゴスblog (id:manji_ex001 / @manji_ex001) http://d.hatena.ne.jp/manji_ex001/20110622/1308752293

9.23リングスを前に〜謎の「前田vs宮田スパー」の詳細/前田の「内藤を殴る」暴言の謎 - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120906/p1


しかし、ホイラー・グレイシーが同じU戦士のひとりである佐野に勝利していることや、中井祐樹VTJなどを見るとねえ。
ただ、前田日明の強さの測定の時にアンドレ戦などのほか、「リングスに格闘家をスカウトする際に、実際にスパーをやってみたら通用する。こっちは極めても極められたことはない」と言われたら、うーむそうなんですねと納得するしかない…ではないか。ヒョードル、ミーシャは、はなたれ孺子!!

・・・・・・かも、しれないないないない。

引用した「カクトウログ」氏は語る。

前田情報を網羅するなんてボクには到底無理だが、悪いところ良いところ両方に向き合ってこそファンだと思う。そういう見られ方もあるのかというところは、素直に勉強になるし興味深い。そのうえで、どんな生き方に自身が惹かれるのかをファンは噛みしめればいい

 前田は魅力的な多重人格というか、広義ではブレていないが、複数の主張を併せ持つ。プロレスの意義も、格闘技発展への思いも、両方を追い求める。反面、経営危機時には「飯が食えれば何でもよかった」面が顔を出す。それでいて、愚直であり不器用なところが、リング内外での不整合につながっていく。そのすべてが揃っているところを前田がさらけ出しながら生きているところに、ボクらは最高の人間味を感じるのだ。