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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

世田谷文学館・「地上最大の手塚治虫」展、本日と明日まで!!

http://www.setabun.or.jp/

2012年4月28日(土)〜7月1日(日)

現代日本に生まれた私たちは、手塚治虫を知らないでいることの方が難しいのかもしれません。たとえば夏目漱石の名前をほとんどの日本人が知っているのと同じように。
しかし私たちは、果たして本当に手塚作品を読んできたのでしょうか。手塚治虫がその作品を伝えたいと信ずるに足る〈読者〉になっているのでしょうか。「マンガの神様」とも呼ばれた手塚治虫に、〈読者〉はどう向きあうのか。本展ではこの問いに挑みます。

手塚治虫(本名:治 1928〜1989)は、大阪府に生まれ、兵庫県宝塚市で育ちました。昆虫採集に熱中し、母の影響で宝塚歌劇や音楽、文学にも親しんだ少年は、得意な絵をいかしてマンガを描き始めます。大阪大学附属医学専門学校に入学し医学を修めながらも、昭和21(1946)年に「マアちゃんの日記帳」の連載でデビューして以降、平成元(1989)年、60歳で亡くなるまでの間、ひたすらマンガを描き続けました。『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『ブラック・ジャック』『火の鳥』……その数約700点。原稿枚数にして約15万枚!手塚はマンガに、く自然と科学〉〈生と死〉〈愛と憎しみ〉〈人間と宇宙〉〈戦争と平和〉などありとあらゆるテーマと、ありとあらゆる手法で挑み続けました。手塚治虫というひとりのマンガ家が、人生のすべてをかけた驚異的な仕事により、私たちは現在、手塚マンガを読む喜びを手にすることができるのです。

世田谷文学館は、手塚作品とはこれからの時代を生き抜く際に手元に置くべき〈文学〉であると考えています。人生の危機や困難に際したときに、いつもそばに寄り添い、立ち返ることのできる拠り所のような文学=スタンダード文学として、本展ではぜひ、手塚治虫の〈読者〉であることの喜びをあらためて体験していただきたいと願っています。手塚治虫が、作品を受け継いでほしいと未来を託した〈読者〉たちの、これからを生きる力につながるものになれば幸いです。

この内容について、関連した記事を書きたかったのだが、時間的に間に合わないので、とにもかくにも再度紹介してみた。
間に合う人はこの週末にでも、ふらっと行かれてみては。

あと、展示を見終わった最後のところに、自由に読める手塚治虫の単行本が置かれているので、ある意味自由に時間調整ができる(午後6時に閉館)。
一緒に行った( ´∀`)君は、何を考えたか「ブッダ」を読み始めた。当然、最後まで読めるわけがなかったのである(笑)。

ブッダ全12巻漫画文庫 (潮ビジュアル文庫)

ブッダ全12巻漫画文庫 (潮ビジュアル文庫)