「ＮＹで聖書の戒律を文字通り守ってみた男」（新聞書評欄より・その５）

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聖書男(バイブルマン) 現代NYで 「聖書の教え」を忠実に守ってみた1年間日記

……同性愛や人工妊娠中絶問題、戦争に至るまで社会に影響力を与え続けている書物だが、その教えを実践している人がどれだけいるだろうか。

　本書は現代のニューヨークで、聖書の教えを「字義的に」忠実に１年間守った記録である。聖書には話し方、歩き方、食事、入浴、服装、抱擁の仕方に至るまで７００にも及ぶ戒律があるという。「隣人を愛する」など納得しやすいものから、「５年経(た)っていない木になった果実は食べない」「雇用者の賃金は毎日払う」といった現代人には不可思議なものまで……

「アメリカにも堀井憲一郎みたいな人がいるんだね、以上。」みたいな感想しか浮かんでこないが（笑）、あっちの立場に立てば原理主義への反撃的な意味合いもあるのだろう。
同性愛を聖書の記述を理由に否定する一派に、こういう細かい戒律を持ち出して「じゃああなたはこの戒律を守ってますか？なぜ同性愛禁止の戒律だけ意図的に守ろうとするのですか？」という反撃方法もあると聞くし。こうおいう細かい戒律って旧約聖書のほうかな？
しかし、とはいえ同じ作者が、百科事典を最初から最後まで読む

驚異の百科事典男 世界一頭のいい人間になる!

の著者でもあると聞くと「たんにこういうのが好きなだけやろ！」とつっこみたくもある（笑）