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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」&「Gスピリッツ」発売迫る

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」予約殺到のうわさ(…というかなんというか)

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

出版社/著者からの内容紹介
昭和29年12月22日----。プロ柔道からプロレスに転じた木村政彦が、当時、人気絶頂の力道山と「実力日本一を争う」という名目で開催された「昭和の巌流島決戦」。試合は「引き分けにする」ことが事前に決められていたものの、木村が一方的に叩き潰され、KOされてしまう。まだ2局しかなかったとはいえ、共に生放送していたテレビの視聴率は100%。まさに、全国民注視の中で、無残な姿を晒してしまった木村、時に37歳。75歳まで生きた彼の、人生の折り返し点で起きた屈辱の出来事だった。柔道の現役時代、木村は柔道を殺し合いのための武道ととらえ、試合の前夜には必ず短刀の切っ先を腹部にあて、切腹の練習をして試合に臨んだ。負ければ腹を切る、その覚悟こそが木村を常勝たらしめたのである。約束を破った力道山を許すことができなかった木村は、かつて切腹の練習の際に使っていた短刀を手に、力道山を殺そうと付けねらう。しかし、現実にはそうはならなかった......その深層は? 戦後スポーツ史上、最大の謎とされる「巌流島決戦」を軸に、希代の最強柔道家木村政彦の人生を詳細に描く、大河巨編!!
 
出版社からのコメント
ゴング格闘技』誌上において、2008年から2011年まで、約4年間にわたって大反響を呼んだ長期大型連載が、待望の単行本化です。戦前、史上最年少で「全日本選士権」を制し、1949年に優勝するまで一度も負けず、15年間、不敗のまま引退。木村政彦は間違いなく日本柔道史上、最強の柔道家です。また、力道山戦の3年前、ブラジルに遠征し、ホイス・グレイシーの父、エリオの腕を骨折させて圧勝、その技が「キムラロック」として、世界に定着しており、総合格闘技の父ともいえる存在です。「鬼の柔道」を継承した師匠・牛島辰熊、そして自身が育て上げた岩釣兼生、三代続く師弟関係を中心に、戦前から戦後の柔道正史、思想家でもあった牛島による東條英機暗殺未遂事件の真相、プロレスの旗揚げなど昭和裏面史の要素もふんだんに織り込んだ、長編ノンフィクションです。著者の増田氏は、この作品を書くために、18年もの歳月を費やし、資料収集と取材にあたってきました。ボリュームある装丁ですが、増田氏の丁寧で真摯な取材と文章が、最後まで読む人の心を掴んで離しません。ぜひ、多くの皆様に読んでもらぁい燭ぐ貂任后\xA3

最後は情熱のあまり文字化け(笑)


作者本人が一度書いて消したことは尊重しつつも、一度は公になった文章だから触れさせてもらおう。
http://blog.livedoor.jp/masuda_toshinari/archives/51731621.html
に一度掲載された、増田氏本人の記事によると……
【要約】
・アマゾンなどへの予約注文が非常に多かった。
・そのため、発売前から増刷決定という珍しい事態になった。
・アマゾンの「予約ランキング」でもけっこう上位をキープしている。
云々。
本当?と思う人は、あまり大きな声では言えないが上記書名「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」に「増刷」「決まりました」などを加えてキャッシュファイルをだね……
 
たぶん、出版社も増刷だなんだは内部情報に属していて、某社がI-phoneを発売する、というのと同様に発表の時期が早かったのだろうけど、どっちにしてもあ、めでてえめでてえめでてえな。
あ!だが俺は義理上、ちっちゃい街中の書店経由でこれから予約注文すんだぞ?回ってくるのか???

Gスピリッツはその木村政彦の記事も。ローラン・ボックインタビューの内容は?

Gスピリッツ Vol.21 (タツミムック)

Gスピリッツ Vol.21 (タツミムック)

プロレスラーにとって大切なものは何なのか。
日本のプロレス界が失ったものは何なのか。
観る者の心を揺さぶるプロレスとは何なのか。
そして、我々が本当に観たいプロレスとは――。

橋本真也とは、そんなことを考えさせてくれるレスラーである。
今年の7月11日に7回忌を迎えたが、未だに故人の不在を惜しむ声は絶えない。
この喪失感の理由は、どこにあるのだろうか。
その太くも短かった人生を辿りながら、
誰もが愛さずにはいられなかった破壊王の魅力と実像に迫ってみたい。

■特集
橋本真也 爆殺の記憶  [証言]馳浩 天龍源一郎 AKIRA ドン荒川 KENSO 永島勝司 山口日昇

■巻頭スペシャ
独占キャッチ!衝撃の2万字インタビュー
ローラン・ボック 30年の空白を経て、“地獄の墓掘人”が蘇る

■特別企画
木村政彦のプロレス洋行記 ―知られざる戦いの足跡―

■連載
Talk about a million secrets of BUMP]
キム・ドク ミスター・ビッグマウスの毒ガス放談(後編)
(後略)

那嵯涼介氏が担当したというボックや木村記事だけで買いだったが、メインの特集記事も面白そうで思わぬおまけだ。
木村記事について、作者は
http://ameblo.jp/ryosukenasa/

…来る9月30日に新潮社より発売となる増田俊也氏・著『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』を「木村政彦正伝」とするなら、拙稿はまさしく「木村政彦外伝」と言うべきものです。

そしてそこには、増田氏とはやや立ち位置が異なる、私なりの「木村政彦像」を描いてみたつもりです。

と、さきほど紹介した書籍を意識していることをつづっている。ああ、というか
http://ameblo.jp/ryosukenasa/entry-11018609020.html 
コメント欄によると

拙稿につきましては、増田さんにも色々ご協力頂きました。
拙稿は、木村氏の人生の中のほんの一部分をクローズアップした内容になっておりますので、「外伝」としてお読み頂ければ、嬉しいです。
那嵯涼介 2011-09-17 12:33:13 >>このコメントに返信

だれかが「木村政彦は---」のウィキペディア紹介記事をすでに作っているんだって(笑)

Wikipediaで、増田俊也の新刊「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」の記述が詳しすぎる件
http://d.hatena.ne.jp/karatedou/20110920#p1

ぶわははは。


増田俊也氏「続編企画もある」「『七帝柔道記』も近く発売」

氏のtwitterより
http://twitter.com/MasudaToshinari

MasudaToshinari 増田俊也

ありがとうございます。続編の話も持ち上がっていますので楽しみにしていてください。なにしろもともと5000枚くらい書いた作品なので。 RT @zeburakatuo 大変興味がわきます!今予約しました!

プロフィル欄も注目

「七帝柔道記」も近く単行本化。「七帝柔道記」の第2部は「月刊秘伝」で延々と連載中。このミス大賞優秀賞「シャトゥーン ヒグマの森」の続編も近く刊行予定。

シャトゥーン2のことはゴン格の作者欄にも載っていたが、発行決まったか!!

シャトゥーン ヒグマの森 (宝島SUGOI文庫) (宝島社文庫)

シャトゥーン ヒグマの森 (宝島SUGOI文庫) (宝島社文庫)

漫画化もされている。
シャトゥーン 〜ヒグマの森〜 1 (ヤングジャンプコミックス)

シャトゥーン 〜ヒグマの森〜 1 (ヤングジャンプコミックス)

というか映画化マダーーー?


木村政彦はやられ役で人気を落とした。では長与千種は、なぜやられ役なのに主役になれたのか?」

■「1954年の木村政彦
http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20110920

『1985年のクラッシュ・ギャルズ』本書中において印象的だったのが、やられ役の長与千種が試合をコントロールし、美味しいところをぜんぶ持っていってしまった、というところ…
・・・うなづける内容ですが、ならばその30年前には、木村政彦は観客から感情移入される存在になぜなれなかったのでしょうか。

考えてみると非常に深い問題。「プロレス事始」だった時代と、導入されて熟成した時代の違いか、観客層の違いか、選手それぞれの資質の問題か。