猛毒のタコにかまれ男性入院 愛媛
2011.8.3 19:15
フグと同じ猛毒を持つ「ヒョウモンダコ」(マリンワールド海の中道提供)
宇和島海上保安部は3日、愛媛県西予市三瓶町の磯場で磯遊びをしていた男性(68)が2日、タコにかまれ、手が腫れたり肩がしびれたりして入院したと発表した。命に別条はない。
宇和島海保によると、男性の症状から、タコはふぐと同じ猛毒をもつ「ヒョウモンダコ」の可能性が高い。体長約10センチで、刺激すると青いリング模様が全身に現れる。かむと強烈な毒を出す
イカの心を探る 知の世界に生きる海の霊長類 (NHKブックス)
- 作者: 池田譲
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2011/06/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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イカに知性はあるのか、社会はあるのか
じっとこちらを見つめるイカのつぶらで大きな目。鏡に映った自分にそっと触れるイカの足……。日本人の食卓に欠かせないイカの生物学的基礎知識から、特異に発達した神経系と巨大脳まで、イカのすべてを論じる。そのユニークな行動からイカの知性の有無を問い、海の霊長類たるイカから頭足類学をあらたに提唱する。若手研究者の大胆な試み。
後者の書について、共同通信の書評を紹介する。
「本書を読んでびっくりした。イカの脳のサイズは相対的に見れば、魚類や爬虫類より大きく、鳥類や哺乳類に肉薄している」
「イカの世界には『順位制』が見られるという。つまりイカは群れの中での自分の序列が分かっているのだ」
「イカもまた自分を認識している」
「ふ化したイカにアルテミアという動きの鈍い餌だけを与えて育てると、長じて動きの早い餌を取れなくなるという。最初から与えておかないとすばやい動きに対抗できる神経系が発達しないのだ…」
「1匹だけ隔離飼育された孤独なイカが、鏡で自分の姿を見た次の日に死んでしまった」