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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

DVDに字幕・音声ガイドを付けるNPOと、技術的可能性について

昨日、「司会者の質問を聞き、クイズに答えるスパコン」や「朗読ソフト」について書きましたが、そんな折にたまたまリツイートの流れで
http://twitter.com/npomasc さんのツイートを見た。
こういう方だという。

川野浩二[MASC]
@npomasc 埼玉県川口市
NPOメディア・アクセス・サポートセンター川野です。元音響エンジニア。日本の映画・アニメの感動を皆のものにするために視聴覚障害者、高齢者も楽しめるように字幕と音声ガイドの普及活動をしています。是非力を貸して下さい。(大分県出身)
http://npo-masc.org/

サイトを読むとなかなか興味深い。膨大な記述がある中でごく一部しか紹介できないが

私がMASCを始めた理由。ある聴覚障害の方が観たい映画のDVDに字幕を付けて欲しいとネット上で署名活動をしていました。いくら署名が集まってもDVDの発売元が字幕を付けて再発売することはまず100%ありません。業界に居た私はその状況を調べてみると殆どの邦画、アニメに字幕が無いことが分かりました。TV放送時に字幕が付いているのにDVDになると字幕が無いことも大きな疑問でした。まずは著作権をクリアーしてweb-shake字幕配信をユーザー無料で始めました。しかし、根本的解決には映画・映像業界と障害者団体、提供団体などの協力が必要と考え、MASCの設立に至りました。web-shake字幕は、字幕の読み込めるDVDプレーヤー「おと見」に引き継がれ、その字幕制作までも誰もが出来る「おこ助」を開発しました。

市販のDVDに簡単に後から字幕を付けられるソフト「おこ助 for DVD」の無償配布を開始しました。DVDからの文字起こし、箱割り、タイミング取り、ルビ、文字色変更など多くの機能が無料で使えます。聴覚障害者の情報保障に是非お使い下さい http://on.fb.me/gTUgX2

価値ある活動だと思う。
同時に自分の興味は、どこらへんまで自動的に出来るようになっているか?なのだが

映画などの視覚障害者用音声ガイドを広める方法。それは音声合成エンジンの進化しか無いと思う。ナレーターによるスタジオ収録はコストが掛かりすぎる。ある教授の言葉引用ーほんの少ししか選べない高級寿司と沢山の中から選べる回転寿司。どっちが良いですか?沢山の映画を選べる方が私は良いと思う。

まだ将来的な課題に留まるようだ。
このへんはニッポン技術陣の奮起に期待したい。
ただ「おと見」「おこ助」などの種類とか活動がいまいち分かりづらいのでメディア・アクセス・サポートセンターはてなキーワードに登録して、あとで整理してみる。
 
 
しかし、しゃべり言葉がほぼ遺漏なく自動的に文字テキストになる(またはその逆)の時代が来たら、おそらく何かの社会的転換につながると思うよ。
これも前書いたな。
そういえば「英語は既に、自動的にしゃべった言葉が文字テキストになる技術が確立された」というコメントを頂いた記憶があるが、どんなソフトを使っているのだろう。