「世界」で例の内澤旬子「飼い食い」を読んでいたら、そういう広告があった。
- 作者: 青木理
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2011/01/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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日本社会にとって拉致問題とは何なのか。国交正常化をめざしたはずの2002年の日朝首脳会談から8年、状況と思考はなぜ停止してしまったのか。公安警察・朝鮮総連・「救う会」関係者などへの取材を重ね、拉致問題をめぐって起きた数々の事象・事件の真相に接近する。日朝関係をとりまく硬直を打ち破るルポルタージュ。
読む前に言うが版元の岩波書店は、北朝鮮問題に関しては前社長も「世界」も、一種の”当事者”だから、その制約は避けがたいだろう(笑)。だが青木氏は通信社記者時代から、公安警察内部に情報ルートを持っているらしいから、そちらからの秘密情報は何かあるかも。氏の本には結構匿名の「公安関係者」が多いが、ひところ批判を浴びた匿名情報・リーク情報の位置づけというのも読む中で考えさせられるかも。