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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

そのベルギーでマジに”無政府状態”が200日続く

無政府状態っつってもモヒカンのあんちゃんがバイクで襲ってくる北斗の拳世界じゃなく(笑)、バクーニンユートピアでもなく、比例代表と地域、言語圏などで議席を分け合った12の政党の連立協議がまだまとまらないから。

特に選挙制度に関する「決め方の決め方」の話はこのブログの好むテーマで、このベルギーのことも以前書いたね。民意を忠実に反映し、死票も無いという利点は注目に値するけど、こういうこともあると。
同時に、現在は選挙前の暫定政権が政治を担っているけど、それはそれで民印に基づく政権がなくてもまあうまくやりゃあ、国は国で成り立つのかなと。
そして民主国家なのに、政治には結構国王が介入している。

連邦政府の長である首相は、議会の総選挙後に国王から指名された人物が組閣責任者となり、最大15名からなる内閣を組閣する(議院内閣制)。組閣責任者は必ずしも第1党から選任されるとは限らない。
 
国家元首である国王は、立法権連邦議会と共に行使し、行政執行権を憲法に基づき行使する。1990年に妊娠中絶が合法化される際に、当時の国王ボードゥアン1世は自身の信念に基づき中絶法案への署名を拒否したが、一時的に国王を「統治不能」状態として内閣が代行する事により、立憲君主制の原則を守ったという出来事があった。

現在の国王は「アルベール2世」。
というところでうまくまとまったでしょ。